【要注意】やってはいけないストーカー対策
ネットやテレビなどを始めとしたメディアでストーカーへの対策が紹介されています。しかし、やってはいけないストーカー対策があることも知っておく必要があります。ここではそうした間違ったストーカー対策について紹介していきます。
スポンサーリンク
間違ったストーカー対策その1【突然の関係遮断】
ストーカー対策の中でも、最も注意しなくてはならないのは、関係遮断のタイミングです。ストーカー被害に遭う方の多くが、ストーカーとの関係を断ち切りたいと考えます。これはストーカーから受ける被害を考えるのであれば当然であると言えるでしょう。しかし、このタイミングを誤ってしまうと、逆効果であるばかりか、被害を拡大させることにもなりかねません。
ストーカーは連絡が取れることで平静を保つ
ストーカーは被害者になんらかのストーカー行為を行うことによって、自分自身の行動にブレーキをかけています。言い方を変えれば、それらの行為がストーカー行為をエスカレートさせないことにつながっています。もしも被害者がストーカーとの関係を突然にして断絶した場合、そのストーカーは新たな連絡手段や関係手段を模索することになります。
なかなか連絡が取れなければ、徐々にフラストレーションが溜まっていき、それはいつか爆発するでしょう。結果として、身の周りの人にまで被害が及んだり、本人へつながった時には、以前よりも激しいストーカー行為へと変化してしまうということになりかねないのです。
もしもストーカーが顔見知りの場合には、突然連絡先を変える、引っ越すなどは避けるべきです。これらは、最悪の結果につながるきっかけとなる行為であることを理解しておきましょう。
第三者による介入に注意する
ストーカー被害を誰かに相談した場合、その相談相手が正義感の強い人である場合があるでしょう。その人は、ストーカーからなんとか守ってあげたいという信念のもと行動するかもしれません。「ストーカーにはおれが直接話をするから安心しろ」このような言葉は心強く感じるかもしれませんが、それに甘えてはいけません。
第三者が安易に介入してしまうことによって、ストーカーは余計にフラストレーションをためます。自分と相手の邪魔する者は徹底的に排除する。そのように考えるストーカーは決して少なくはありません。直接的な被害者を増やす、もしくはあなたへの被害が大きくなる恐れがあることを知りましょう。
もちろん相談することは悪いことではありません。信頼できる人に相談し、一緒に対策を考えていくことは大切でしょう。
間違ったストーカー対策その2【嫌われようとする行為】
ストーカー被害に遭っている方が、つい勘違いしてしまうことの一つが、ストーカーに嫌われさえすればその被害は収まると思っていることです。ストーカーに嫌われるために一生懸命何かをする方がいますが、これは逆効果にさえなり得ます。相手に攻撃的な意識を向けられたストーカーは、それに対して怒りの感情を覚えるでしょう。
自分のことを理解しようとしない相手に怒りを覚えたストーカーは、あなたに対してなんらかの行動に出る可能性があり、それが傷害などにつながっていきます。
またそうした行動によって、ストーカーはあなたのことを嫌いになるどころか、そんな行動をしているあなたが可愛いとすら感じる人もいるかもしれません。こちらのさじ加減で相手の感情を変えれるほどストーカーは甘くないということを知る必要があるでしょう。
間違ったストーカー対策その3【警察への相談のタイミング】
ストーカー被害に遭われる方の多くが頼りにしたいと考える場所、それが警察です。しかし日本の警察がストーカーに対して万全であるということは必ずしも言い切ることはできません。法改正などによってかなり改善したとは言えますが、通報のタイミングには注意が必要です。
もしも相手にストーカーとしての自覚が全くない場合、突然の警察からの注意などが理解できません。それはあなたに対する怒りの感情を生み、攻撃的な行動を起こすきっかけとなってしまいます。しかし、仮にストーカーがすでに攻撃的になっているのであれば即通報しましょう。
警察への通報に躊躇しているうちに実害を被ってしまうのは最悪の結末の一つです。自分の命を最優先に、ただちに警察に通報する勇気をしっかりと持ちましょう。