描きたい絵との相性で選ぶ!
ピントルの色鉛筆専門ページ

使い分けて快適に!硬度別:色鉛筆の特徴

色鉛筆の硬度

色鉛筆には硬度と呼ばれる芯の硬さで分類することができます。硬度に硬質中硬質軟質の3つです。

硬質は文字や線を描くのに、軟質は色を塗るのにおすすめで中硬質は硬質と軟質の間をとった標準的な色鉛筆です。色鉛筆を購入するときには、芯の硬さが非常に重要となります。特徴を知ったうえで、自分の用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

では3つの硬質の特徴や硬さごとのおすすめ色鉛筆を詳しく紹介していきます。

目次 [非表示]

スポンサーリンク

色鉛筆の硬度の種類

色鉛筆の硬度の種類

色鉛筆は油性色鉛筆、水性色鉛筆共に硬さが硬質中硬質軟質の3種類に分かれています。比較基準は鉛筆と異なります。

色鉛筆は、基本的に各種類の顔料をワックスと一緒に練り上げ、細かく固めたものを色鉛筆の芯としています。芯に含まれている顔料が異なると、硬さは変わると言われており、顔料が多い方が芯が柔らかくなります。

しかし、実際には顔料の他にタルクやロウなどをメーカーごとの配分で混ぜているため、3種類の硬度にはっきりと分けるのは難しいです。また、鉛筆よりも色鉛筆は温度や湿度の影響をうけるため、硬度や書き味を比較するのは難しくなります。

硬質色鉛筆

グラフや製図に使うことが多い、硬めの色鉛筆です。成形剤が多く含まれているので、描き味は固くなっています。描き味が固い分、芯の減りが少なく、均一な濃さで描けることから細かい部分を塗ったり、線を描くのに最適です。硬質色鉛筆で色を塗り重ねると繊細で柔らかめのタッチで、Bから2Bほどの芯の減り方をします。水彩色鉛筆の場合は色が伸びにくく、水に溶けにくいので比較的色鉛筆のタッチを残したはっきりな表現になります。

しかし、芯が固いと発色はあまりよくありません。また、ベタ塗と呼ばれる広い面を塗るのには向いていないため、細かいとこを描きたい人専用です。商品数が限られている硬質色鉛筆ですが、アニメ業界建築業界で使われています。アニメ業界では、アニメをデジタル加工する前の原画を描く際に、建築業界ではコンクリートやアスファルトに描くために使われており、仕事の場面でも触れることが多い色鉛筆です。

三菱鉛筆 / 硬質色鉛筆 12色
現在の価格はコチラ

12色セットの販売は中止となっていますが、三菱鉛筆の硬質色鉛筆は数ある硬質の中でもプロ仕様で、色乗りがよいと話題の色鉛筆です。硬質とあって折れにくく、緻密でくっきりとした線を描けるため、特に原画を描くアニメ界で使用されていました。

しかし、三菱の硬質色鉛筆7700番は2015年に販売数が製造単位に見合わないことから、赤以外の販売を中止しました。販売中止により、アニメ業界には激震が起こり、深刻化しましたが、アニメクリエーターの熱い思いから現在では赤以外にも水色黄緑オレンジの計4色が販売されています。

アニメの原画以外にも業務ワークや研究発表会などに使えるグラフ用色鉛筆として最適です。

>>三菱鉛筆について詳しくはコチラ

スタビロ / 硬質水彩色鉛筆 Original
現在の価格はコチラ

折れにくい」という意味で名前が付けられたドイツの文房具メーカーのスタビロは、150年以上の歴史を持っています。色鉛筆だけではなく、鉛筆や蛍光ペンなども販売しており、ヨーロッパらしいおしゃれなデザインは人気を集めています。

その人気は色鉛筆も同等です。スタビロの最大の特徴は、2.5mmと細いながらも硬い芯です。細くて硬いという特徴を生かして、柔らかな描き味を表現します。スタビロが売りにしている折れにくさは最も評価が高い点で、色を塗ると出てくる芯のカスが落ちにくい、という口コミがあります。

紙に乗せたときの柔らかい書き心地鮮やかさも評価が高く、水筆でなぞると少し滲みながらも線を残します。スタビロのもつ描きやすさから、イタリアにあるミラノのデザイン大学でも使用されており、世界中で高評価を得ているロングセラーの色鉛筆です。

中硬質色鉛筆の特徴

文字をかいたり、図画に使われることが多い中硬質色鉛筆は硬質と軟質の間の硬さをした色鉛筆です。学生時代に使用していた色鉛筆は、大抵中硬質色鉛筆です。硬さのバランスがちょうどよく、子供でも使いやすいので最も描きやすい硬さと言えるでしょう。

描きやすい分商品量も最も多いです。別名「ソフト色鉛筆」とも呼ばれており、程よいソフトさから着色性に優れています。芯の減り方は鉛筆でいうと5B~6B程です。水彩色鉛筆の場合、硬質よりは水に溶けやすいですが、色鉛筆らしいタッチも残ります。

ファーバーカステル / 油性色鉛筆 平缶 36色セット
現在の価格はコチラ

フォーバーカステルは約250年以上の歴史を持つドイツの名門ブランドです。世界で初めて鉛筆を製造販売したとして、9000番をはじめとする鉛筆が有名ですが、他にもボールペンや消しゴム等を販売しています。特に、木軸ペンシルは年間で18億本以上生産されるほどの人気です。

ファーバーカステルの色鉛筆は、プロも愛用するほどの高級油性色鉛筆で、色の質感や素直に出る鮮やかさが高評価です。最も特徴的なのが、SV製法と呼ばれる折れにくい特殊製法です。SV製法により、柔らかくも折れにくいノンストレスな描き心地を味わうことができます。

>>ファーバーカステル(FABER-CASTELL)について詳しくはコチラ

三菱鉛筆 / ユニ ウォーターカラー 36色セット
現在の価格はコチラ

ユニウォーターカラーとは、1991年に誕生した三菱色鉛筆の中の水彩色鉛筆を指します。力強く鮮やかな色鉛筆の長所と、色あせがしにくく含んだ柔らかい水彩の長所を上手く引き出してくれ、水分の調整も比較的しやすいです。また、特殊なワックスを使用していることから、薄く塗っても、滑らかに色が伸びてくれます。

程よい硬さで安かろう高かろうの値段なのため、水彩色鉛筆が初めての人でもしっかりと水彩の良さを味わうことができるでしょう。

>>三菱鉛筆について詳しくはコチラ

ファーバーカステル / ポリクロモス色鉛筆 36色 (缶入)
現在の価格はコチラ

色鉛筆の高級版」と呼ばれており高価格ですが、軽めのタッチでも鮮やかに色が出る色鉛筆です。値段相応の高品質な顔料で滑らかな描画と仕上がりになるため、世界中のアーティストから支持されています。

重ね塗りが鮮やか」と口コミで評価が高く、あまり塗りこまずに優しくタッチすることで、繊細かつキレイに塗ることができます。柔らかすぎず、硬すぎずで紙がざらざらしていても白い部分が残らないので、力をかけすぎる必要がありません。

>>ファーバーカステル(FABER-CASTELL)について詳しくはコチラ

軟質色鉛筆の特徴

最も柔らかい軟質色鉛筆は、線を描くよりも色を塗ることを目的としている人におすすめの色鉛筆です。顔料が多く含まれていて柔らかい分、軸木ではなく紙巻にしている製品があるほどです。芯が柔らかいと、発色とノビやよく、しっとり滑らかなタッチを表現することができます。

しかし、薄い色を塗る、細かいところを塗るのにはあまり適していません。水彩の場合には、水に溶けやすいので色を混ぜても水彩画のように表現することができます。芯の減り方は鉛筆の10B以上ほどです。

軟質色鉛筆は陶磁器、金属、プラスチックなど紙以外の描画にも向いています。紙の場合は、大きくはっきりとした絵や柔らかめの絵、または筆圧が弱い人におすすめです。

ファーバーカステル / 水彩色鉛筆 平缶 36色セット
現在の価格はコチラ

フォーバーカステルは約250年以上の歴史を持つドイツの名門ブランドです。「色鉛筆」となると必ずフォーバーカステルの名前が挙がるほど、有名なメーカーです。

フォーバーカステルはかなり柔らかいため、薄く塗ったとしてもキレイに発色してくれます。混色も得意としており、色を重ねてもしっかりと色が乗ってテカリや濁りも少ないです。水筆で重ねると、線が残らず色がキレイに伸びてくれます。プロでも使えますが、安価なために初心者や子供用として購入吸う人も多いそうです。

>>ファーバーカステル(FABER-CASTELL)について詳しくはコチラ

カランダッシュ / スプラカラーソフト水溶性色鉛筆 30色 (缶入
現在の価格はコチラ

カランダッシュはスイスの文房具メーカーです。スプラカラーだけではなく、プリズマロやクラシカラー等種類は色々あります。他のメーカーとは異なり、オストワルトの色立体に基づいた配色をしています。また、六角形の形をしているのも特徴的です。

カランダッシュのスプラカラーは同じ水彩色鉛筆メーカーの中でもかなり高価格のため、上級者やプロが多く使用しています。高品質の顔料を使用している分、色味は明るめで、発色がよく柔らかい上に水筆にとけやすいのも特徴です。また耐光性にも優れているので、作品をより長く部屋に飾ることが出来ます。水彩色鉛筆ならではのウォッシュ技法や水彩技法、パウダー技法等水彩色鉛筆の様々な楽しみ方ができます。

>>カランダッシュ(CARANd'ACHE)について詳しくはコチラ

三菱鉛筆 / 油性ダーマトグラフ 12色セット
現在の価格はコチラ

三菱鉛筆から発売されている太軸の紙巻鉛筆です。特殊な芯を使用しているために、ガラスや金属、プラスチックなど用途は様々です。布生地に描けるためチャコペン代わりとして使用出来ます。また、間違って線を引いても消せる点も魅力です。

紙巻であるのは、芯のワックスの成分が多いために接着剤が使用できないから、と言われています。とても柔らかく、マーカーとして十分な役割を果たします。

>>三菱鉛筆について詳しくはコチラ

スポンサーリンク
スポンサーリンク
おすすめの記事はコチラ
大人の塗り絵にも!人気の色鉛筆おすすめランキング
おすすめ
色鉛筆
高発色!人気の水彩色鉛筆おすすめランキング
おすすめ
水彩色鉛筆
目的別:人気の大人の塗り絵向けおすすめ色鉛筆まとめ
目的別
色鉛筆
ファーバーカステルの口コミ評判とおすすめ色鉛筆
ファーバーカステル
色鉛筆
ホルベインの口コミ評判とおすすめ色鉛筆
ホルベイン
色鉛筆