高発色!人気の水彩色鉛筆おすすめランキング
大人のぬり絵がブームとなり、その道具として色鉛筆が脚光を浴びました。美術を勉強したことのない人でも手軽に使える画材である色鉛筆は、もはや子供だけの道具ではありません。そして、ワンランク上の表現を目指す人が注目し始めたのが、水彩色鉛筆です。
水彩色鉛筆は、色鉛筆と水彩絵の具をミックスしたような道具で、色鉛筆と同様に絵を描いた後、筆で水を加えることで絵の具で塗ったような濃淡を生み出すことができます。この記事では、水彩色鉛筆の選び方のポイントや、おすすめの水彩色鉛筆についてご紹介しますので、ご購入時の参考にしてください。
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水彩色鉛筆の選び方
水彩色鉛筆を選ぶ際は、下記の5点がポイントになります。
それでは、これらのポイントについてそれぞれ解説していきましょう。
芯の柔らかさ
水彩色鉛筆の芯の柔らかさは、硬質・中硬質・軟質に分類されます。
硬質の水彩色鉛筆は、線画や細かい部分を描きたい場合や、製図に使用する際に向いています。一方で、広い面を塗るのは大変です。力をあまり入れずに発色させたい場合も向きません。普通の色鉛筆のように使えるので、初心者の方や、色鉛筆らしいタッチの絵を描きたい方におすすめです。
中硬質の水彩色鉛筆は、硬質の水彩色鉛筆と軟質の水彩色鉛筆の中間のような存在です。硬質よりは水に溶けやすく、それでいて色鉛筆独特のタッチも残せるので、オールマイティーに使いたい方におすすめです。
軟質の水彩色鉛筆は水に溶けやすく、色を混ぜるのも容易で、絵の具感覚で使えます。ただし、細かいイラストには向きません。また、筆圧が強いと減りが早いのも気になるところです。ぬるぬるとした描き心地が好きな方、筆圧が弱く小さな力で発色させたい方、広い面を塗りたい場合に向いています。
色鉛筆の硬度は記載されていなかったり、分類と実際の描き心地に差のある商品も多いので、口コミを参考にしたり、試し描きをしてから選ぶと良いでしょう。
色数と色の種類
水彩色鉛筆には、おもに下記のセットがあります。
- 12色セット
- 24色セット
- 36色セット
- 48色セット
一般的に使いやすいセットは、36色前後のものといわれています。少なければ当然足りないことがありますし、あまりに色が多いと、持て余してしまうケースもあるからです。
初心者の方は、まずは少なめの本数で始めて、色の塗り方や混ぜ方、水の量などを把握し、その後色の数を増やすのがよいでしょう。混色を楽しみたい方も、少なめのセットがおすすめです。
あとから欲しい色が出てくることもあるので、単品買いできるか、そのシリーズの色数が豊富かも確認しておきましょう。また、「寒色が豊富」「渋い色が豊富」など、色の傾向をチェックするのも重要です。たとえば風景画なら青や緑が豊富なものが適していますし、かわいらしいイラストなら、パステルカラーが豊富だと表現が広がります。
発色と混色のしやすさ
発色はよいほうが使いやすいですが、発色の雰囲気の違いは好みが分かれます。鮮やかな発色、淡い発色など製品によってさまざまなので、仕上げたい作品の雰囲気で選ぶとよいでしょう。
また、水彩色鉛筆は混色でさまざまな表現を行うので、色の重ねやすさも重要です。単独で使ったときは発色がよくても、混ぜるとイマイチということもあるので、口コミなどを丁寧に調べてみてください。
伸びの良さ
より水彩絵の具のような表現に近づけたい場合は、伸びの良い商品を選びましょう。伸びがよくないと、色が薄くぼんやりした印象になってしまいます。色鉛筆の線のタッチを残したい場合は、あえて硬質寄りの水彩色鉛筆を選ぶのもよいでしょう。
実際に使ってみないと判断が難しい部分ですが、口コミや評判、芯の硬さなどを目安にしてください。比較的芯が柔らかいほど、伸びもよいことが多いです。
価格
水彩色鉛筆の価格はピンキリで、手軽に買えるものからプロが使うようなものまで幅広くラインナップされています。36色前後のセットでも、1,000円以下の安価なものから、10,000円を超える高級品まで販売されていますが、全体としては2,000円台がコアな価格帯といえそうです。
もちろん本数や品質で価格は多く変わるので、たとえば12色セットで品質にこだわりがなければ、100円ショップでも手に入れることが可能です。2,000~5,000円前後の予算があれば、充分良質な商品を購入できます。
また、低価格で質の良い水彩色鉛筆が欲しい方は別のページでランキングをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
水彩色鉛筆の使い方
水彩色鉛筆の技法には、主に下記の4種類があります。
これらの技法について、詳しく解説します。
描いた後に水でのばす
色鉛筆と同じように水彩色鉛筆で絵を描いてから、その後に水を含ませて色をのばす方法が、水彩色鉛筆の基本的な技法となります。もっとも手軽な方法でもあり、初心者の方にもおすすめです。筆を立てて塗ると、水彩色鉛筆で描いた線がはっきり残ってしまいます。筆は寝かせるようにして優しく塗りましょう。
水を含ませるときは筆を使いますが、その際には水彩筆または水筆ペンを用います。水彩筆を使う場合は、筆洗いバケツが必要がです。筆洗いバケツを選ぶ際は、水を入れる場所が複数あるものと、持ち手が付いているものを選びましょう。水を入れる場所がひとつだと、筆の洗いとすすぎを分割できないため、色が混ざってしまいます。また、余分な水分や汚れを吸わせるためのぞうきんも用意するとよいでしょう。
水筆ペンは、万年筆のようにタンクと筆が一体になった道具で、軸部分に水を入れて使用します。軸を押して必要な分だけ水を出す仕組みです。筆洗いバケツを使わずに水を含ませることができるだけでなく、筆を洗う必要もありません。色を変えるときは、ティッシュやぞうきんで筆先をぬぐえばOKです。
水彩筆と水筆ペンには、使い勝手にそれほどの差はありません。ただし、水筆ペンは屋外でスケッチを行う際や旅先に携帯する際に便利です。また、筆洗いバケツを用意する必要がないため、デスク上もすっきりします。普通の筆記具のように、思い立ったらすぐ使いたいという方にもぴったりです。
水彩色鉛筆から筆で色を取る
水彩色鉛筆の芯に水彩筆や水筆ペンを直接付けて、色を取ることもできます。水彩絵の具のような感覚で使えますが、芯が大きく溶けるため、減りが早いです。
水彩色鉛筆の芯から色を取る方法としては、水で濡らした芯で絵を描く技法もあります。太く濃い線となるため、くっきりした線を描きたいときにおすすめです。
水彩色鉛筆を削る
水彩色鉛筆の芯を削ってパレットに取り、水で溶かす方法もあります。この方法は水彩絵の具を使った技法とほとんど同じです。慣れてくると、ぼかしやトーンを自由にコントロールできます。
削った芯を綿棒などで紙にのばし、水彩筆や水筆ペンでぼかすことも可能です。やわらかいタッチを出せて、混色も簡単にできます。もやっとした優しい雰囲気になるので、背景などにもおすすめです。
紙を湿らせておく
あらかじめ水を紙に含ませておき、その上に水彩色鉛筆で絵を描くこともできます。水を適量のせてから、乾かないうちに絵を描きましょう。クレヨンで描いたような独特のタッチになります。ほかの技法と比較すると色が強く出るので、水加減に注意してください。
大人のぬり絵とは?
水彩色鉛筆を購入しようと思ったきっかけは、大人のぬり絵に使いたいからという人が多いです。大人のぬり絵は子供用と異なり細密画で描かれていて、カラフルでデザイン性に優れた作品が完成します。
セラピー効果もあるとして話題を呼び、人気の塗り絵ブックのなかには数十万部を売り上げたものも。無料で素材を提供しているダウンロードサイトもあるので、気軽に始めることができます。
大人のぬり絵の癒し効果
もくもくと色を塗ることで、イライラが解消されるといわれています。単純作業を繰り返すことで感情の昂りを抑えることができるのは、写経などでも有名です。
また、ぬり絵を塗り進めていくと、次第に無心になってきます。いやなことや悩みが頭を離れないというときに、心を無心に近づけることで、それらの心配事をしばし忘れることもできるのです。
大人のぬり絵の認知症予防効果
大人のぬり絵は中高年の方を中心に人気を集めていますが、そのきっかけは認知症予防になるとして多数のメディアで取り上げられたことでした。ぬり絵を行う際は脳全体を使うことが、脳波の測定で判明したのです。脳をまんべんなく使うことで、脳の活性化につながるとされ、高齢者向けの施設でも取り入れられています。
まず後頭葉や頭頂葉で絵を認識し、情報を前頭葉に送ります。その後前頭連合野でぬり絵のプランを立ててから、運動野が手に命令を出し、実際の色塗り作業を行うのです。ぬり絵を始めて30秒後くらいから、脳の活性化が開始されるといわれています。
人気の水彩色鉛筆おすすめランキング:TOP10
初心者の方でも使いやすく、上級者の方も多彩な表現ができる水彩色鉛筆は、絵を描く方ならぜひ取り入れてほしいアイテムです。
人気商品TOP10をランキング形式でご紹介しますので、購入の際の参考にしてみてください。
第1位:ステッドラー / カラト アクェレル 水彩色鉛筆 36色セット
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ドイツの伝統的な文具メーカー、ステッドラーの水彩色鉛筆です。特殊な顔料を使用しており、芯は柔らかめ。書き味もなめらかで、鮮やかな発色が可能となりました。耐光性にも優れており、美しい色合いを長期間キープできます。
クールなスチール製の平缶に収納されており、ぬり絵や水彩画を始めてみたい大人の方が手に取ってみたくなるような魅力にあふれています。パステルカラーをよく使う方、植物を描くことが多い方にもおすすめのカラーバリエーションです。
>>ステッドラー(STAEDTLER)について詳しくはコチラ
第2位:三菱鉛筆 / ユニウォーターカラー 36色セット
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少々硬めで、シャープな書き味の水彩色鉛筆です。特殊なワックスが使われており、スルスルと滑らかなタッチで絵を描けます。髪など、細かい線の表現も得意です。適度な硬さがある分、筆圧をコントロールして濃淡を表現することもできます。
扱いやすく筆も付いているので、初心者の方や小さなお子様にもぴったり。もちろん、ぬり絵などが趣味の大人の方でも、満足のいく使い心地が得られることでしょう。また、日本製の商品を探している方にもおすすめです。
第3位:ファーバーカステル / 水彩色鉛筆 平缶 36色セット
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現存する最古の文具メーカー、ファーバーカステルの水彩色鉛筆。そもそも鉛筆の歴史は、ファーバーカステルから始まりました。鉛筆・色鉛筆ならファーバーカステルと決めている方も多いほど、信頼のおけるブランドです。
折れにくく書き味の柔らかい「SV製法」を採用しており、ストレスフリーで滑らかな書き味を楽しめます。発色のよさ・重ね塗りの容易さもについても高評価です。キャラクターものでないクラシックなケースも人気で、大人の方におすすめです。一方で名前入れスペースが用意されているなど、小さな子供でも使いやすい工夫がなされています。
>>ファーバーカステル(FABER-CASTELL)について詳しくはコチラ
第4位:ステッドラー / ノリスクラブ 36色
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ステッドラーの文房具のなかでも、ノリスクラブの文具は子供向けに作られています。使いやすさや安全性にこだわっており、心置きなく絵を楽しめるようにと、価格も控えめです。
子供の強い筆圧に耐えるよう、芯はやや硬め。さらに独自の芯折れ防止加工がなされており、床に落としても折れません。子供に配慮した転がりにくい六角軸は、大人の方からも使いやすいとの感想が聞かれます。子供へのプレゼントはもちろん、初心者の方にもおすすめです。
>>ステッドラー(STAEDTLER)について詳しくはコチラ
第5位:三菱鉛筆 / ユニウォーターカラーコンパクト 12色 第1章
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「水筆ペン・ポケットシャープナー・鉛筆キャップ」が付いたお得なセットです。キャップは補助軸として使え、持ちやすい好みの長さで使用できます。コンパクトなので携帯もしやすく、カルチャースクールや旅行での使用、屋外での写生にも便利です。
色は12色と少なめですが、黄色・白・黒など基本的な色を揃えています。初心者の方でも使いやすいよう、あえて短めの半木タイプです。ぬり絵を始めてみたい方、絵を描くのはまったくの初めてという方におすすめします。
第6位:Destyle / メタルケース&携帯ポーチ付き 72色 水彩色鉛筆セット
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リーズナブルな価格で72色ものカラーが揃う、充実のセット。メタルケースに収納されており、携帯ポーチも付属しているので、持ち運びにも便利です。上質な微粒子顔料を使っていて、塗り重ねや混色もスムーズにできます。
カラーバリエーションが豊富な分、色彩表現はお手のもの。書き心地も滑らかです。最初からたくさんの色を揃えたい方、初心者や小さな子供、大人のぬり絵などの用途におすすめします。
第7位:ファーバーカステル / アートグリップ水彩色鉛筆 36色
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ファーバーカステルのアートグリップシリーズは、純度の高い顔料成分を配合した完全水溶性の水彩色鉛筆です。耐光性と彩色美に優れており、軟質の性質を持つため、まるで水彩画のようなタッチが可能となりました。どのような用紙にも描けて、さらにはレンガ・石・すりガラスにも使えます。
人間工学に基づき、三角形の軸を採用しているのも使いやすさのポイントで、握りやすく色鉛筆が転がるのを防ぎます。さらに、滑り止め効果の特殊加工もなされています。
環境に配慮しナチュラルな原料を用いているので、安全な商品を探している方にもぴったり。子供から大人まで、さまざまな表現で活躍します。
>>ファーバーカステル(FABER-CASTELL)について詳しくはコチラ
第8位:ヴァンゴッホ / 水彩色鉛筆 60色
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オランダ王室御用達の画材メーカー、ロイヤルターレンス社の水彩色鉛筆。オランダの巨匠・ゴッホの名を授かった自信作です。耐光性・耐久性・伸びの良さ・発色のどれも優れています。高品質でありながら60色のカラーバリエーションを揃えており、経済的だといえるでしょう。
芯は柔らかめなので、筆圧の弱い方でも疲れずに使用できますし、筆圧をコントロールすることで細い線も太い線も自在に表現できます。顔料を多く含むため、塗り心地も滑らかです。小さな子供や初心者の方だけでなく、本格的に美術を学びたい方にもおすすめします。
第9位:ファーバーカステル / アルブレヒト デューラ水彩色鉛筆 36色 缶入
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ドイツの巨匠、アルブレヒト・デュラーの名を授かった、ファーバーカステルでも上位の水彩色鉛筆です。色の伸びと溶けやすさに優れており、滑らかな書き味が楽しめます。もともと発色はよいですが、水を加えるとさらに輝きが加わり、その鮮やかさはまるで水彩画のようです。
高品質な顔料を使っているため耐久性があり、描いたときの色味が長続きします。色の定着性もよく、完全に乾けば塗り重ねも容易です。カラーバリエーションは原色寄りで、植物・静物・景色を描くことが多い方にぴったり。アーティスト志向の方にもおすすめできます。
>>ファーバーカステル(FABER-CASTELL)について詳しくはコチラ
第10位:サクラクレパス / 水彩色鉛筆 24色
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柔らかく滑らかな書き味の水彩色鉛筆。筆が付いているので、このセットだけですぐに絵が描けます。混色が簡単で、繊細な表現も可能です。カラーバリエーションは黄色・青・緑・茶色などが中心で、植物や風景画などに最適。絵手紙愛好家の方にファンが多いというのもうなずけます。
色鉛筆というとキャラクターもののケースが多いなか、こちらのケースはレザー調の高級感にあふれたデザイン。大人だけでなく、キャラクターものが苦手なお子さんにもぴったりです。また、ぬり絵や水彩画の初心者の方にもおすすめします。