目的別:人気の大人の塗り絵向けおすすめ色鉛筆まとめ
誰もが一度は使ったことのあるなじみ深い画材である「色鉛筆」。最近では、「コロリアージュ」とも呼ばれる「大人の塗り絵」の世界的ブームによって、大きな注目を集めています。
色鉛筆は色数が12色や36色、多いものだと100色をこえるセットもあります。数多くのメーカーから発売されていますのでその特徴もさまざまです。
そのため、大人の塗り絵をはじめてみたいけれど、色鉛筆をどのように選べ良いかわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、目的別に人気の大人の塗り絵向けおすすめ色鉛筆のまとめを紹介します。ぜひ、あなたの色鉛筆選びの参考にしてみてください。
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大人の塗り絵向け色鉛筆の選び方
大人の塗り絵に適した色鉛筆を選ぶときに、はじめに気になるのは色数だと思います。色鉛筆の色数は少ないものだと12色から、多いものだと500色を超えるものもあります。
本格的な絵画を描きたいなどの用途によっても異なりますが、大人の塗り絵であればバランスよく色が揃っている36色セットがおすすめです。
ある程度の経験が合って混色に慣れている方であれば、24色でも良いかもしれませんが初心者には難しいでしょう。イメージした色に近い基本的な色が揃っていれば、はじめての大人の塗り絵も楽しみながら進められると思います。
しかし、色数が多くなれば、当たり前ですが価格も高額なります。どんなに色数が多くなっても、使わなければ無駄になってしまうでしょう。
また、ケースが大きくなるので、使いたいと思った色鉛筆の取り出しも大変です。
まずは、36色セットを購入して、自分好みの色や必要な色を買い足していく方法がベストだと思います。
色鉛筆には大きく分けて油性と水性があります。油性色鉛筆は一般的に使われているものだと考えていただければ、わかりやすいでしょう。
油性色鉛筆は水をはじきますので、絵具などの他の画材と組み合わせて使うこともできます。水性に比べて芯がやわらかいものが多く、重ね塗りや広い範囲を塗りつぶす用途にも向いています。
その中でも、芯が硬いものはクレヨンのような描き心地で、やわらかいものはオイルパステルのような質感になります。
また、テレピン・ペトロールなどの揮発性油を使えば、油絵や水彩画のような表現も可能です。
水性色鉛筆は筆などを使って水分を含ませると、水彩画のような質感が出せることが特徴です。また、油性色鉛筆に比べて芯が硬いものが多いので、細かい線を描くことにも向いています。
芯が硬いものは水で溶かしても、そのタッチを生かした表現が可能です。芯がやわらかいものは、より水彩画に近いふんわりとした雰囲気に仕上げることができます。
水性色鉛筆はあまり水を含ませ過ぎると、色がにじんだり他の色と混ざってしまうこともあるので注意が必要です。
風景画・細かいイラストなどの内容や落ち着いている・明るい・可愛いなど雰囲気に合わせて、必要な色や色合いが展開されている色鉛筆を選ぶこともポイントです。
目的別!人気の大人の塗り絵用おすすめ色鉛筆
次に、目的に合わせた人気の大人の塗り絵用おすすめ色鉛筆について紹介します。初心者の方にぴったりな36色セットが中心となっていますので、ぜひあなたにぴったりの色鉛筆選びの参考にしてみてください。
風景画・落ち着いたイラスト向け
風景画や落ち着いたイラストを塗るときには、青・緑系の色が豊富な色鉛筆がおすすめです。空・海など自然の風景には青・緑系の色が多く、その微妙な色彩の違いを表現することが求められるからです。
また、落ち着いたイラストを塗る場合には、赤・黄などの暖色系よりも寒色系を使うと雰囲気が出るでしょう。細い線から太い線まで表現できる、なめらかな描き心地の色鉛筆を選ぶこともポイントです。
やわらかい芯の色鉛筆で発色の良いものを選べば、広い範囲の塗りもスムーズに行えるでしょう。また、風景画などで長時間作業を行う場合でも手が疲れにくいと思います。
ターレンスジャパン / ヴァンゴッホ色鉛筆 36色セット(メタルケ-ス入り)
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1899年に創業した100年以上の歴史を持つ画材メーカー「ロイヤルターレンス」の、巨匠の名前が付けられた色鉛筆が「ヴァンゴッホ」です。リーズナブルでありながら、創作を行う方々の情熱に応える高い品質が魅力となっています。
やわらかいなめらかな描き味と、発色の良さが特徴の世界中で愛されている油性色鉛筆です。青・緑系の鮮やかな色味が充実していますので、空や緑など自然を表現する風景画に向いています。
また、芯がやわらかいので長時間描いていても疲れづらいです。筆圧をコントロールすることで緻密な線や迫力のある太い線までさまざまな表現が可能ですので、落ち着いたイラスト用としてもおすすめといえます。
耐光性・耐久性に優れていますので、心を込めて仕上げた作品を美しいままで長く保存できることも魅力です。時間が経っても驚くほど退色が少ないので、一度使えばその品質の高さが実感できるでしょう。
そのような高い品質を誇りながらも、お求めになりやすい価格を実現していますので初めての色鉛筆としてもおすすめと言えます。
ダーウェント / アーチストカラーペンシル36色セット
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創業180年以上のイギリスの老舗メーカーである「ダーウェント」の最高級油性色鉛筆です。ダーウェントは高い品質を持つ文具・画材を数多く生み出してきました。その品質の高さと自然へ配慮した製品づくりが認められ、英国女王賞を受賞した実績も持っています。
そんなダーウェントのこだわりが詰まった「アーチストカラーペンシル36色セット」は、高品質な顔料を使用した落ち着いた淡い色合いをしています。さまざまな色彩が合わさった植物・空・海などの複雑な色合いを忠実に表現することができるでしょう。
また、とてもなめらかな描き心地をしていますので、風景画に求められる繊細な雰囲気をあらわすことに最適です。
「アーチストカラーペンシル36色セット」は直径が太めの握りやすく描きやすい軸と4mmという芯が採用されています。そのイメージ通りのストロークができる描きやすさは、幅広い表現を可能にします。
落ち着いたイラストで求められる繊細な表現にもぴったりです。広い範囲も塗りやすく、重ね塗りや混色もスムーズに行える扱いやすさもこの色鉛筆の魅力と言えるでしょう。
ダーウェントならではの他のメーカーとは異なる描き心地が楽しめるという評価や、木箱のケースが出しやすく使いという口コミも見られる評判の高い色鉛筆です。
可愛い・明るい雰囲気のイラスト向け
可愛いイラストや明るいのイラストを塗る場合には、イメージした色彩が表現できる鮮やかな発色の色鉛筆を選ぶと良いでしょう。
人物を塗ることが多い場合には、肌色がしっかり入っている色鉛筆セットを選ぶことも大切です。
はつらつとした雰囲気に仕上げたいのであれば、青などの寒色系よりも赤などの暖色系や淡い色合いのパステルカラーが含まれたセットを選ぶこともポイントです。
明るく生き生きとした色を使えば、楽しく元気のある雰囲気に仕上げることができます。
ホルベイン / アーチスト色鉛筆セット パステルトーン
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ホルベインは1900年に創業した110年以上の歴史を持つ、絵具や色鉛筆などの画材を扱う日本の総合メーカーです。
そんなホルベインの耐光性に優れたきめ細やかな高級顔料が使われた油性色鉛筆が「アーチスト色鉛筆セット パステルトーン」です。
パステルトーンは淡い色合いですのでできあがりに不満があるという方も多いと思いのではないでしょうか。しかし、この色鉛筆は淡くても存在感のある鮮やかな発色ですので、可愛いイラストや明るいイラストを華やかにしてくれます。
芯はやわらかく、直径3.8mmと太めになっています。その優れた描き味は広い面積の塗りつぶしにも、緻密な書き込みのどちらにも最適です。
定着が良いので、水彩絵具などの他の画材と組み合わせて使うことにも向いています。
色鉛筆が並んでいる姿がきれいなので、創作意欲を盛り上げてくれるという意見や、ずっと描いていたいと感じるなどの口コミが見られる評判の良い色鉛筆です。
ファーバーカステル / ポリクロモス色鉛筆36色(缶入)
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ファーバーカステルはドイツで1761年に創業した250年以上の歴史を持つメーカーです。伝統を大切にしながらも、革新に取り組む高品質なものづくりは世界中の人々から大きな信頼を得ています。
ファーバーカステルの「ポリクロモス色鉛筆36色(缶入)」は、色鉛筆を選ぶ際に必ず名前が上がる定番の色鉛筆です。
発色が鮮やかで、思い通りに色が塗れるという口コミも見られます。この色鉛筆を使えば、可愛いイラストや明るいイラストも生き生きとした色合いで仕上げることができるでしょう。
プロ・アマを問わずにアーティストから愛されている品質の高さが特徴です。高品質な顔料をたっぷりと使用し、ファーバーカステルの長い歴史によって培われた技術が惜しみなく注ぎ込まれています。
優れた発色と耐光性をはじめ、やわらかなタッチも魅力の最高級の色鉛筆です。色鉛筆選びに悩んでいるという方は、まず「ポリクロモス色鉛筆36色(缶入)」を試してみてはいかがでしょうか。
>>ファーバーカステル(FABER-CASTELL)について詳しくはコチラ
細かいイラスト向け
細かいイラストを描く場合には、緻密な線がしっかりとかける程よく芯が硬めな色鉛筆がおすすめです。やわらかい芯の色鉛筆は筆圧が高い方だと、細かい線が描きづらくなってしまいます。
また、細かく色を重ねることで、繊細でやわらかな雰囲気に仕上げることにも硬めの芯は向いています。発色の良さや重ね塗りに向いているかどうかも、緻密なイラストを塗るための色鉛筆を選ぶ際には重要なポイントです。
芯が折れにくいものだと、色鉛筆を何度も削る手間がないのでストレスなく絵を描くことができるでしょう。また、描き心地がなめらかで、弱い力でも鮮やかに発色するものを選ぶことも大切です。
ファーバーカステル / ポリクロモス色鉛筆 36色(缶入)
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「ポリクロモス色鉛筆 36色(缶入)」はグラフィックデザイン・絵画など、幅広い表現に最適な世界中のアーティストから選ばれているファーバーカステルの油性色鉛筆です。
ファーバーカステルの色鉛筆は描き心地に強いこだわりが感じられます。芯の太さと硬さのバランスが良く、その使いやすさには定評があります。
「ポリクロモス色鉛筆 36色(缶入)」は芯が太めのなめらかな描き心地で、折れにくくなっています。先を細く削れば、緻密なイラストにもぴったりです。
芯が折れやすいと、細かい線を描いている際にストレスを感じるのではないでしょうか。しかし、この色鉛筆は折れづらく弱い力でもしっかりと描けますので、ストレスなく長時間の創作活動を楽しめます。
高品質でありながらも、小学校などで幼い頃に慣れ親しんだ色鉛筆の延長線上にあるような使い心地も「ポリクロモス色鉛筆 36色(缶入)」の魅力です。
発色も鮮やかで、細かい線の1つ1つをきれいに描くことができます。他の色鉛筆とは一味違った最高級の品質を求める方におすすめの逸品です。
>>ファーバーカステル(FABER-CASTELL)について詳しくはコチラ
三菱鉛筆 / ユニ ウォーターカラー 36色セット
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「ユニ ウォーターカラー 36色セット」の純度の高い顔料と特殊なワックスを使って作られる芯は、水性色鉛筆ならではの適度な硬さとやわらかな描き心地を実現しています。
緻密な描きこみに最適な程よい硬さがあり、表現の幅が広いこの色鉛筆は細かいイラストにぴったりです。筆圧によって強弱をつけたり、タッチによって濃淡を繊細に表現することも簡単にできます。
薄めに塗っても色褪せしにくく、スムーズに色が濡れます。重ね塗りや混色も自由自在にできる使いやすも魅力です。子どもからお年寄りまでさまざまな世代から人気を集めています。
また、水を含ませた筆などでなぞることで水彩画のような表現も可能です。色鉛筆のタッチを生かしながらも、他の方とは一味違った質感に仕上げたいという方にもおすすめの色鉛筆と言えます。
信頼できる日本のメーカーの色鉛筆という理油で選ぶ方も多く見られます。価格と品質のバランスの良い日本製の色鉛筆が欲しいという方はこちらの色鉛筆を使ってみてはいかがでしょうか。
広く塗りつぶしたいとき
広い面を塗りつぶしたいときには、芯がやわらかく伸びの良い色鉛筆を選ぶと良いでしょう。塗る範囲が広くなると時間がかかりますが、やわらかい芯であれば弱い力でもしっかり塗れるので疲れづらくなるというメリットもあります。
また、芯が太いものを選べば塗れる範囲が広くなりますので、さらに快適な創作活動が可能です。発色が鮮やかな色鉛筆を選べば、作品の仕上がりをワンランク上にすることも期待できます。
ただ、やわらかな芯は色の乗りが良いので、薄めの色が塗りづらいと感じることもあるかもしれません。そのような場合には、色鉛筆の特徴を理解し、力加減を調節すると良いでしょう。
ホルベイン / アーチスト色鉛筆セット 36色セット
現在の価格はコチラ |
「アーチスト色鉛筆セット 36色セット」は美しくムラのない細やかな高級顔料を惜しみなく使った、やわらかな芯が特徴の油性色鉛筆です。芯はやわらかいだけでなく、3.8mmと太めになっているので広い面を塗りつぶすときにも快適です。
鮮やかな発色は、重ね塗りや色を混ぜ合わせてもきれいに仕上がります。手が汚れづらく、イメージした色をどんどん塗ることができるその速写性の高さも魅力と言えるでしょう。
絵具のような発色の良さという口コミもあり、淡い色合いで広い面を塗りつぶしてもしっかりと存在感があります。薄く塗っても、濃く塗ってもきれいな描写が可能です。
また、芯のやわらかさを生かし、タッチの力加減を調節することでグラデーションも色鮮やかに表現できます。
塗りやすく使いやすい抜群の使い心地は、色鉛筆の品質の違いがわかると評判です。
カランダッシュ / スプラカラーソフト水溶性色鉛筆 30色 (缶入)
現在の価格はコチラ |
1924年に創業したカランダッシュはスイスの代表的な文具メーカーの1つで、その最高品質の製品は世界中で愛用されています。カランダッシュの「SWISS MADE」のマークは、クラフトマンシップとその信頼できる技術の証と言えるでしょう。
また、その安全性の高さを証明するAPマーク・CEマークをカランダッシュの製品は取得しています。小さな子どものいるご家庭でも安心して使えることも、カランダッシュが色鉛筆がおすすめである理由です。
そんなカランダッシュの「スプラカラーソフト水溶性色鉛筆 30色 (缶入)」は太めの3.7mmのやわらかめの芯が、広い面の塗りつぶしに最適な水性色鉛筆です。描き心地も良いので、長時間塗っていても疲れづらくなっています。
やわらかさと鮮やかさを兼ね備えた発色は、名門メーカーならではの品の良さがあります。色鉛筆と水彩画の質感をこれ1つで表現できますので、組み合わせて使ってみても面白いでしょう。
プロのアーティストのニーズにも応える品質の高さを、ぜひ体験してみてください。
>>カランダッシュ(CARANd'ACHE)について詳しくはコチラ