ボールペン(ボールポイント)とローラーボールの違い
高級ボールペンブランドで好みのボールペンを探していると、ボールペン以外にもボールポイント、ローラーボールと違いの解り難い単語に遭遇する事があると思います。
微妙に見た目も違ったりして、どれを買うべきか迷うでしょう。そこで今回は、ボールペンとローラーボールの違いを紹介します。
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ボールペンとは?
ボールペンというのは皆さんご存知のとおりのボールペンです。
ペンの先端部分にボールが内蔵されている筆記具の事を指し、精密機械であり、文房具というジャンルに振り分けられます。
油性のインクだったり水性のインクだったり種類は様々で、色や形、素材に至るまでボールペンというのは多岐に渡りますが、先端ある小さな球が回転する事でインクを滲出させるペンの事を総称してボールペンと呼んでいます。
ボールポイントとは?
一説には「ボールペン」という言葉が和製英語だとされています。
そのため英語の場合はボールポイントペンと呼ぶのが一般的で、単にボールポイントと言っても伝わります。
しかし稀に、英語圏に置いても俗称や商業用語であれば、ボールペンと言う単語も使われますが、あまり普及はしていません。
つまり海外のブランドではボールポイントペンという表記が多いです。
ローラーボールとは?
日本国内ではあまりローラーボールという言葉は使いませんが、海外、もしくは海外製品の場合「水性インクのボールペン」をローラーボール、もしくはローラーボールペンと呼びます。
ブランドによるボールペンとローラボールの区分け
日本のボールペンブランド(例:パイロット)の場合は、ボールペンのカテゴリーの中で油性と水性に別れています。
しかしモンブランやペリカンといった欧州のボールペンブランドでは、油性ボールペンは”ボールペン"もしくは"ボールポイント"と呼び、水性ボールペンを"ローラーボール"と呼び、別カテゴリーにしています。
ボールペンとローラーボールの見た目的な違い
高級ブランドのボールペンにおいて「ボールペン」は油性なため、ノック式であったり、回転させる事でペン先の出る機構が搭載され、クリップがボールペンのペントップにくるようにデザインされています。
しかしローラーボールは水性のためインクの揮発性が高い特徴があり、一般的にはキャップを搭載し、ペン先側にクリップが来る形です。
ブランドごとに特色がありますが、グリップにも違いが見られます。
ボールペン(油性)の場合は、一般的にグリップ部分が作られませんが、ローラーボールの場合はグリップ部分が作られる事も多いです。
ゲルインクの中性ボールペンはどのカテゴリー?
油性のボールペンは「ボールペン」のカテゴリーで、水性のボールペンは「ローラーボール」のカテゴリーです。
近年人気のゲルインクを使用した中性のボールペンに関しては、現段階では主にローラーボールのカテゴリーに属す事が多いようです。
こちらもブランドによって若干の違いが出ています。
ボールペン(油性)はこんな人におすすめ
油性のインクと言うのは筆記した文字の劣化が遅く保存に向いています。
乾燥したインクは油を使用しなければ溶け出す事がありませんから、役所などで使用する書類や、履歴書、証書といった場面におすすめです。
つまり、契約書を交わしたりする営業マンは油性の使用が望ましいため、ボールペン、もしくはボールポイントと呼ばれる種類を選びましょう。
ローラーボール(水性)はこんな人におすすめ
水性のインクというのは常に蒸発しているため劣化が早かったり、水に濡らすと滲んでしまったりというマイナスな部分がありますが、それを引いても余る程に優れた書き心地を持っているのが特徴です。
鮮やかな黒の発色と、滑る様な書き心地がローラーボールの特徴で、速記等にも向いている為、文字を書く場面が多い人におすすめです。
事務仕事がメインだったりする場合はローラーボールを選びましょう。