必見!インクの出ないボールペンを復活させる魔法の方法
ボールペンを使用していたら急にインクが詰まったり擦れたりして、大事な場面なのにかけなくなってしまうなんて事があったりもします。
そんな時に、書けなくなったボールペンを復活させる方法があれば困る事もありませんし、とっても助かると思いませんか?そこで今回は、今すぐ出来るボールペンの復活方法を紹介します。
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ティッシュの摩擦で復活させる
テーブルの上やノートの上にティッシュペーパーを4枚程度広げて、破らない程度の力を加えながらペン先のボールを転がすように書きます。文字を書くように動かしても良いですし、グルグル書きも良いでしょう。
ボールペンで文字を書こうとしていた紙の質によっては、滑りが良過ぎてボールペンのボールが回転しない事があります。ボールが回転しないとインクが供給されないため、ボールの一部分だけインクがなくなってしまい書けません。
ですから摩擦力の高い場所でボールを回転させる事でペン先にインクを供給したり、詰まりを解消して書けなくなったボールペンを復活させる事が出来ます。
ボールペンの先を掃除する
インクが擦れてしまったボールペンの先をよく見て見ると、固まったインクやホコリなどを巻き込んでゴテゴテしてませんか?汚れが付着しているとペン先のボールが回転せず書く事が出来ません。
ティッシュなどで汚れを拭き取るだけで復活することもありますが、それでもボールペンが書けるようにならない時はタバコを使いましょう。
使い方は簡単、タバコの吸い口(フィルター)にペン先をねじ込んで、10~20回程度グリグリと回転させればボールペンが復活します。
フィルターの繊維と言うのはティッシュ等と比べて非常に細かくボールペンのペン先の細かい隙間までしっかりと掃除が出来ます。
丁度、歯ブラシで歯の隙間の歯垢を落とすような感覚ですね。しっかりとペン先の汚れが落ちれば、正しくボールが回転するため、ボールペンのインクがスムーズに供給されて復活します。
ペン先に詰まったインクを柔らかくする
ボールペンのインクが固まっているなら熱で柔らかくしてあげれば擦れたり詰まったボールペンが復活するのでは?というのは正解です。
しかし、年配の方だとライターやドライヤーを使用してペン先を加熱し、詰まったインクを溶かそうとする人がいますがこれは非常に危険です。
ペン先のボールと言うのは限りなく真円を目指した精密な部品なため、ライターの火や高温のドライヤーを使用すると変形してしまう事があり、ボールペン自体を破損してしまう可能性が非常に高いためです。
そもそも、固まったインクを柔らかくするためにそこまでの高温は必要なく、手で握るだけでも十分なのです。
ペン先の掃除はしたけど、まだボールペンが復活しない場合はペン先を指でつまんだり、ボールペンを手で握って温めたりすれば、ペン先で固まったインクがほぐれてボールペンが復活します。
インクの中の空気を抜く
ボールペンに使用しているインクの中に空気の層が出来てしまうと、ペン先のボールに正しくインクが供給されなくなってしまいます。マヨネーズを絞る時に空気ばかりが出てしまうのと似ていますね。
そういった時、マヨネーズに遠心力を与えて中身を移動させるように、ボールペンのインクも流動性があるため空気抜きする事が可能です。
適当なサイズのビニール袋にボールペンを入れてクルクル回転させ、遠心力を利用してペン先にインクを集めれば簡単に復活します。ボールペンに輪ゴムをセロテープで貼付けて、ブンブン駒の要領で回転させても良いでしょう。
ボールペンが書けなくなる原因とは?
ボールペンが書けなくなってしまう原因は主に4つ存在しています。
まずはペン先のボールが回転していないためインクが供給されない事、そしてボールペンの中芯に空気が入り込んで空間が出来ている場合。
さらに、紙のコーティング剤がペン先に巻き込まれている場合。そして、ボールペン自体の故障です。
ペン先のボールにインクが供給されない?
ボールペンというのは中芯の中に入ったインクが重力でペン先に落ち、ボールが回転する事でインクを巻き込んで紙へとインクを移します。
そのため、壁等に紙を当ててボールペンを使用していたり、天井に紙を当ててボールペンを使用すると、インクが重力で逆流し、ペン先のボールに当たらないという現象に陥ってしまい、正しくペン先のボールにインクが供給されないため擦れてしまいます。
もちろん、ボールが回転しない場合も同様にインクが正しく供給されず紙までインクが移動しないという状況に陥ってしまいます。こういった場合は、遠心力を利用してインクをボールに押し当てるか、摩擦力を利用してボールを回転させる事でボールペンが復活します。
なぜボールペンの中芯に空気が入るの?
ボールペンのインクは加圧式のボールペンでない限り、インクに対して作用する重力を利用してボールに供給されます。
そのため、逆さまの状態で使用すればインクが逆流してしまい、インクの自重によってボール近辺に空気の層が出来てしまうのです。
また、安価なボールペンであればインクの作りが粗悪だったりして、中芯の内部に空気の層が出来てしまっている物もあるのです。
そういった場合は、遠心力を利用してインクをボールに押し当てたり中芯の空気を抜いてあげる事でボールペンが復活します。
紙のコーティング剤ってなに?
感熱紙やFAX用紙、または何らかの加工がされた専用紙の場合、紙の表目にコーティング加工が施されている事があります。
こういった紙にボールペンで筆記しようとすると、ペン先で削られたコーティング剤をボールが巻き込んでしまい、ボールが回転しなくなって書けなくなる事があります。
そうなった場合ティッシュ等の摩擦力を使用してボールを回転させるか、タバコのフィルターを使用してペン先を掃除すれば復活するのですが、また同じ紙に書いてしまえば、すぐにボールペンが擦れてしまいます。
コーティング剤をペン先で削らないように書く事が重要なため、0.7mm~1.0mmなどの、太字なボールペンを使用すれば、詰まってしまう事無く、専用紙に筆記する事が可能となります。
故障によって書けなくなる場合とは?
ボールペンを落としてしまったり、経年劣化等によっては復活させる事が出来なくなってしまっているボールペンもあります。
たとえばなんらかの衝撃でボールが変形してしまった場合、ペン先でボールが正しく回転しないため書く事ができません。
他にも経年劣化によってインクが固まってしまっている場合、どれだけ熱を加えても元通りの状態になる事はありません。
こういった場合はどんな方法を使っても復活することは無いので、あきらめて芯を交換するしかありません。
ボールペンの正しい保管方法とは?
長くボールペンを愛用するためには普段の扱い方もとても大切です。100円で買ったボールペンを最後まで使い切った経験はありますか?
意外と、途中で書けなくなって捨ててしまうという事も多いでしょう。書けなくなってしまう理由は、意外と保管方法が原因だったりします。
正しいボールペンの保管方法を身につけて最後まで使い切りましょう。
ペン立てに入れるときはペン先を下に向ける事
デスクの横に置いたペン立てに入れてボールペンを保管している人で意外と多いのは、ペン先を上に向けて保管しているという人です。
特にボールペンのキャップをせずに保管している人の多くは、ペン立ての底が汚れてしまう事を嫌ってペン先を上にしていますが、コレによってインクが重力で逆流してしまい、擦れの原因となります。
ペン先から空気が入らないようにする為にも、ペン立てに入れる際は、ボールペンの先を下にして保管する事を心がけるようにしましょう。
ペン先のインクは乾燥させない様に注意する事
ノック式のボールペン等にはキャップが付いていないんだから、キャップ付きのボールペンだって別にキャップが無くても大丈夫?
なんていう事を言う人もいますが、この考え方は大きな間違いです。
ノック式の場合、各メーカーが気密性を考えてデザインを行ってます。キャップ式程ではないにしろ、乾燥を防ぐ機構となっているのです。
そのため、キャップ付きのボールペンはしっかりキャップをして、ペン先に付いたインクの乾燥を防ぐ事はとても大切です。
湿度や温度に注意して保管する事
ボールペンに使用されるインクというのは温度の影響をうけやすく、劣化してしまえばボールペンの復活すら難しくなってしまいます。
意外と、ボールペンが書けなくなる原因の多くは高温の車内に放置してしまう事だったりもするのです。
高温多湿な場所にボールペンを置いてしまえば劣化が早くなりますし、低温の場所では、インクの粘りが極度に強くなってしまうのです。
極端な温度変化のある場所で保管する事はしないようにしましょう。
強い衝撃をボールペンに与えないように注意する事
ボールペンの取扱い説明書やパッケージ等にも書かれていますが、激しく振ったり、落としたりというのは絶対に避けて下さい。
といっても、完全に防ぐ事は難しいでしょうから注意して下さい。強い衝撃を与えてしまうと、インクが漏れたり吹き出す事があります。
例えば、衝撃によってペン先のボールが正しい位置からズレた場合インクは重力によってペン先へとおりてくる為、ボールの隙間から出てボタボタと垂れてしまい、書類や服を汚すという可能性もあります。
耐久性の高い製品ではない為、丁寧に扱う事が大切となります。