ふわふわの質感が長持ち!今治タオルの上手な洗濯方法
その肌触りややわらかさから話題となっている今治タオル。一般のタオルよりも耐久性はあるものの、使い続ければやはりいつかはその品質も落ちてきてしまいます。今治タオルは厳しい審査を通過し、高品質なタオルなので高級でもあります。
そうなると出来る限り長い間、高品質な質感を楽しみたいですよね。そのためには普段の洗濯方法から気を付けていく必要があります。そこでこちらでは質感が長持ちする今治タオルの上手な洗濯方法をご紹介していきます。
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今治タオルの魅力
冒頭でも触れましたが、今治タオルは高品質のタオルです。その品質はブランドとして世界でも知られているほどのものであり、知る人は例え高級でもあっても手に入れたい商品となっています。
そこまで人々に求められるほどの魅力がこの今治タオルにはあります。その魅力は何といっても普通のタオルでは全く太刀打ちできないほどの圧倒的なやわらかい肌触り、そして吸水性となっています。
タオルとしてはどちらも非常に重要なポイントですが、一般的な物とは比べ物にならないほど高い品質を誇ります。また色落ちしにくく、脱毛もしにくいという特性もあります。これは厳しい審査基準をパスしているからこその特性です。
だからこそ今治タオルは魅力的なタオルとして、人気や知名度が高いアイテムとして知られています。
洗濯方法に注意
やわらかさや吸水性に優れた今治タオルも正しい方法で洗濯しなければ魅力的なポイントが台無しになってしまいます。やわらかい肌触りの今治タオルと言えど、洗い続ければ硬くなりその感触は失われてしまうのです。
高品質である分、高価であることも確かです。せっかく手に入れたのであれば、出来るだけ品質を保ちたいところですよね。そのため正しい洗濯方法で出来るだけ長持ちできるようにしていきましょう。
今治タオルの正しい洗濯方法
出来るだけ長期的に今治タオルの魅力を楽しむためにも、正しい洗濯方法のポイントを覚えることが大切です。
ここからは今治タオルの洗濯方法についてご紹介していきます。これから購入しようと思ってみえる方、既に手に入れている方もしっかりポイントを抑えておきましょう。
大量の水で単独洗い
購入したてのタオルには埃や羽毛が付いていることがあります。もちろん洗わなくても使用できますが、より良い状態で使うためにも最初にそれらを水で洗い流してください。
洗濯機を使うときは洗濯ネットに入れる
洗濯器内でパイルの引っ掛かりを防ぐため、洗濯用ネットに入れて洗濯をするようにしましょう。
くず取りネットで細かな繊維を取る
タオルから出た細かな繊維が付くことを防ぐため、くず取りネットの使用もおすすめします。くずが今治タオルについてしまうと、タオルの質感が損なわれることがあります。
つけ置きや濡れたままでの放置は避ける
水道水に含まれる塩素で変色する場合があります。また濡れたままにしておくと臭いやカビの発生の原因にもなります。せっかくの肌触りも変色によるパイルの硬化や生乾き臭によって台無しになってしまう可能性もあるので、濡れている状態はなるべく避けるようにしてください。
最初の中は柔軟剤は使用しない、あるいは控える
柔軟剤を使用しなくても十分なやわらかさが保てます。それどころか柔軟剤の使用で、パイルが抜けやすくなったり、柔軟剤が膜を張ってしまい吸水性が低下したりする要因にもなり兼ねません。ある程度使用してタオルの硬さが気になる時だけ柔軟剤を使うようにしてください。
蛍光剤や塩素系漂白剤は避ける
上述しましたが塩素系の化学物質は変色を起こす可能性があります。蛍光剤も今治タオルの染料を落としてしまいムラを作る原因にもなります。水道水でのつけ置き以上に起こる可能性が高いので、今治タオルの品質を保つためにも使用は控えて下さい。
入浴剤入りの残り湯の使用には注意
入浴剤に含まれる色素や成分により、タオルが変色する場合があります。こちらも塩素系の洗剤同様に注意が必要です。今治タオルの状態を悪くしたくないのであれば、これらは使用を避けるべきです。
干す前に風に馴染ませるように振る
今治タオルのやわらかい肌触りは空気を多く含むことによって出来上がります。そのため、タオルに出来たしわを伸ばすと同時に、パイルに空気をしっかり当てて立ち上げることでふんわりと乾きます。
しわを伸ばすときに縦糸に負担をかけすぎると、糸切れが発生しやすくなりますので、タオルの長辺の端部分を持って、横糸に遠心力がかかるように振りましょう。
ドラム式洗濯機の場合は乾燥機を使用する
ドラム式洗濯機の特性でパイルが押しつぶされています。その場合はふんわりと仕上げるためにも乾燥機の使用が理想的となっています。
もちろん通常の洗濯機の場合も、乾燥機があるならそちらを使って乾かした方が程よく空気を取り込みながらふかふかにしてくれます。
風通しのいい日陰に干す
強い日光に晒されるとパイルが硬くなることがあります。風通しが悪いと、生乾きの嫌なにおいの原因になるので、風がよく通る日陰に乾すのがベストとなります。
しっかり乾いたら早めに取り込む
長時間外気に当たると、繊維にダメージを与えてしまいタオルの肌触りがごわごわになりやすいです。そのため、乾燥後は出来るだけ早めに室内に取り込むのがポイントです。
パイルが抜けた時は根元付近をはさみでカットする
ちょっとした引っ掛かりによりパイルが飛び出したり抜けてしまった時は、根元付近をハサミで切って対処してください。ミミからほつれてきてしまったら、その上からミシンをかけておくと悪化をストップすることもできます。
※今治タオルは四国タオル工業組合の地域団体商標です。