災害に備える懐中電灯の選び方
夜に地震等の災害が起こったり、災害で停電になることは容易に想像できます。家具やガラス片、ガレキなどが散乱した悪い足場を、暗闇の中で歩かなくてはいけない可能性もあります。そんな時に危険を軽減できるのが懐中電灯です。防災対策として懐中電灯を選ぶときに押さえておきたいポイントをご紹介します。
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懐中電灯の重要性
国や地方自治体が発行している防災マニュアルには、必ずと言っていいほど懐中電灯を非常持ち出し袋に入れておくよう記載されています。
実際に被災した被災者のアンケート結果にも、懐中電灯を持ち出してよかった、懐中電灯を用意しておけばよかったと言う声が非常に多いです。
特に夜間や未明に地震等の災害が発生した場合は特に必要性が高く、停電するほどの大規模な災害であれば何も見えなくなってしまいます。家具やガラスが散乱した状態で暗闇の中手さぐりで歩くことは、ケガの危険性が非常に高いです。
避難所生活を送るうえでも光源は必要ですし、電気の復旧には数日から数か月を要することもあります。
こういった理由から、災害時に備えて懐中電灯を用意しておくことは非常に重要です。
懐中電灯選びのポイント
懐中電灯にも多くの種類があり、どういった懐中電灯を選べばよいのか迷われると思います。
そこで災害に備えた懐中電灯を選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。ポイントは以下の通りです。
- LEDである
- 電池式である
- 広角照射である
これらのポイントについて以下で詳しくご説明します。
LED懐中電灯
近年急速に普及しているLEDライト。蛍光灯をはじめ、信号機など多くの電球がLEDに置き代わっています。
LEDライトの特徴は、従来のフィラメント電球とは違い、半導体を発行させる仕組みですので、省電力でありながら高輝度な点です。
従来のフィラメント電球の懐中電灯よりも、より少ない消費電力で、より明るい光を照射することが可能です。
また、半永久的ともいえるほどの寿命の長さを誇るっている点も特徴です。5万時間から10万時間もの時間使うことが出来るので、災害時のいざという時に使えないというリスクを低くすることが出来ます。
以上の点から、懐中電灯を選ぶときはLEDタイプを選ぶことをおすすめします。
電池式で10時間以上持つ
一般的な懐中電灯は電池式であり、電池を用意しておく必要があります。しかし、災害時のいざとゆう時に電池が切れているリスクや、災害後に電池が入手困難になるリスクから、ハンドル式で電池が不要な懐中電灯が推奨されることもあります。
しかし、手回し式の懐中電灯は、十分な明るさを有していないことがほとんどです。電池が切れたことを想定して保険として持っておく分には良いですが、メインとして使用するには心元ありません。
やはり電池式の十分な明るさを持つ懐中電灯を用意しておくことが必要です。ハンドル式の懐中電灯は、多機能なラジオの1つとして用意し、光源としては懐中電灯を別に用意しておくことをおすすめします。
電池はアルカリ?マンガン?
災害に備えた懐中電灯は、いざという時まで使わないことがほとんどです。しかし、いざ災害が発生すると連続で使用することになります。
そこで、用意しておく電池は容量の少ない「マンガン電池」は適していません。容量が多く、連続使用に適した「アルカリ電池」をおすすめします。
ものによってはアルカリ電池は10年もの使用期限を有していますので、いざという時に電池が使えないと言うリスクも小さいです。
震災後は電池の入手が困難ですので、予備も含めて多めに用意しておくことをおすすめします。
広角照射できる
防災用の懐中電灯を選ぶのであれば、広い範囲を照らせる広角照射が出来るという点も重要です。スポット照射しか出来ない懐中電灯ですと、強い光の点をピンポイントで照らすので、限られた範囲しか明るくなく、足元が暗くて歩きにくいというデメリットがあります。
瓦礫やガラス片など足場が悪いことが多く、広範囲を照らせる広角照射タイプの方が安全確保がしやすいです。
また、室内で光源として使用する場合でも、広範囲を照らせなければ非常に使い勝手が悪いです。一点だけを明るく照らせてもあまり意味がありません。
ですので、懐中電灯を選ぶなら広角照射が出来るかどうかを確認してください。
パナソニックのLED懐中電灯がおすすめ
コンパクトで嵩張らず、電池を入れても約150グラムと非常に軽い懐中電灯です。アルカリ電池で連続60時間の点灯が可能で、明るさも200lxと十分です。
広い範囲を照らすことも可能であり、上述したポイントをすべて押さえています。また、完全防水ではありませんが、ある程度の水滴には耐えられる防水性能を有しています。非常に安価であり、おすすめの懐中電灯です。
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