最低限揃えておきたい防災非常食のリスト
防災グッズに関して、持ち出し用から自宅備蓄用までしっかりと準備しようと思った時に絶対に欠かすことができないアイテムの一つと言えるのが、非常食です。近年では防災意識の高まりなどをきっかけに非常にたくさんの種類の非常食が登場しており、一体何を準備しておけばよいか分からないという方も多いでしょう。
ここではそんな防災グッズには欠かすことのできない非常食について、最低限揃えておくべきリストを作成しました。これから準備をする方はもちろん、今準備している防災グッズにしっかりと備わっているか確認してみましょう。
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これだけは揃えておきたい非常食リスト
非常食と言えば、多くの方がイメージするのが、カンパンやカロリーメイトなどの保存がきくタイプの食糧ではないでしょうか。実際にカンパンなどは多くの家庭でも備蓄されている非常食の一つです。
もちろんそうした非常食はいざという時、災害時などに役に立つことは間違いありません。しかし本当にそれだけで最低限の非常食が揃ったと言えるでしょうか。
当サイトではそれだけが最低限とはとらえず、災害時にもある程度の食事が取れるレベルを最低限と考え、準備しておきたい非常食のリストを作成しました。以下にまとめていくので是非参考にしてみてください。
持ち出し用、非常食リスト
非常食と言っても、自宅に備蓄しておくものと、緊急時に最低限のものをという観点では違いが出てきます。まずはとっさの時に持って行きたい非常食について最低限準備しておきたいものをまとめていきます。
非常食 | 備考 |
カンパン | 非常食と言えばコレ。水もお湯も何もいらずこれだけで食べれる最強の非常食 |
カロリーメイト | 栄養の面を考えた時、カンパンでは不安という方も多いでしょう。コンパクトで持ち出しにも向いています。 |
えいようかん | 実はすごく重宝します。栄養補給の面で非常に優秀です。 |
ビスコ保存缶 | 特にお子様がいらっしゃる家庭ではかなり重宝します。おやつに使えて保存缶なら5年と長期保存も可能。 |
レトルト食品 | おかゆなどは病人食としても使えるので便利です。 |
自宅備蓄用、非常食リスト
続いて、自宅に備蓄しておきたい非常食のリストです。災害発生から自宅へ帰ってこれるようになった時や、ある程度のライフラインが回復してきた際に最低限準備しておきたいものです。
災害が一時的に落ち着いたように見えても、実際には買占めや純粋な品不足によって食糧が不足してしまうこともあるでしょう。ここではそうした状況でも対応できるような非常食についてリストにしてまとめました。
非常食 | 備考 |
インスタント食品 | 容器がもろく持ち出しには適さないものの、自宅にあればやはり便利です。賞味期限短いので注意しましょう。 |
スパゲッティ | 日持ちすることに加えて調理がしやすいので実は重宝するのがパスタです。 |
ドライフルーツ | 開けてそのまま食べれる上に栄養価の面でも優秀なのがドライフルーツです。 |
レトルト食品 | お湯を必要とするものとそうでないものがあります。どちらも用意しておきましょう。 |
カンパン | 非常食の王道であるカンパンはあるだけで安心。水が使えない時に備えて用意しておきましょう。 |
リッツ保存缶 | カンパンよりも美味しいと感じる方も多いので人気です。 |
缶入りソフトパン | 缶に入った非常食でありながら柔らかいパンとなっているのがコチラ。非常食としてかなり人気。 |
ビスコ保存缶 | カンパンや通常のビスケットに比べて食べやすくお子様がいる家庭では用意しておきたいところです。 |
カロリーメイト | 手軽に栄養補給をするならコチラ。ライフラインが使えない時のために準備。 |
SOYJOY | こちらもカロリーメイトと同様にあると便利です。バリエーションを増やす意味でもあると良いでしょう。 |
シリアル類 | 糖質が豊富ですぐにエネルギーとなります。たとえ牛乳がなくてもそのまま食べれます。 |
食品缶詰 | 火が使えない時の食材として大変便利。 |
フルーツ缶詰 | 体調を崩して食欲がない時の栄養補給に良いです。 |
チョコレート | 糖質が豊富でエネルギー変換効率が高く、災害時にはかなり活躍します。夏場は保存方法に注意。 |
実は非常食はいらない!?
昨今の日本での災害に対する意識の高まりは、防災グッズを揃えるという流れに繋がり、どのようなものを揃えておくべきかというのがこのサイトを含め様々な場所で紹介されています。
そんな防災グッズの中でも非常に重要なアイテムと言える非常食ですが、これが日本においてはあまり必要ないという意見も頻繁に聞かれます。
特に最低でも三日間分の水や食料があればなんとかなるというものです。実際にこれが間違っているというわけではありませんが、これ以上の非常食を準備しておくに越したことがないというのもまた事実でしょう。
東京では災害発生から三日後に配給が始まると言われていますが、それは配給が届く範囲にいる方で、交通網が分断されていないことも条件に加わります。いくつもの想定外が起きた東日本大震災を忘れてはいけません。
物資の不足に対して、各家庭がなんらかの対策をとっておくことは、こうした想定外の場面においても自分の身を守り、家族を守ることに繋がります。その一つが非常食の準備であり、すぐに配給が来るなどとタカをくくらないようにしましょう。