災害に備える防災シューズの選び方
大規模な災害が起こると、歩きやすい道はなくなります。瓦礫やガラスの破片、釘などが乱雑に散らばる道なき道を歩く必要も出てきます。そこで活躍するのが防災シューズです。防災シューズ選びで押さえておきたいポイントとおすすめの防災シューズをご紹介します。
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防災シューズの重要性
大規模災害が起こると、ほぼすべての都市機能が停止ます。電気・ガス・水道といったライフラインはもちろん、警察や消防の機能もマヒします。
災害時には多くの怪我人が出ますので、ケガをしてもすぐに医療機関で医師の診察を受けることはもちろん、必要な医薬品の入手も困難になります。
軽いケガでも衛生環境が悪く、消毒などの応急処置が受けられなければ、破傷風などの危険があります。ですので、災害時や避難時にケガをしないことが非常に重要となります。
東日本大震災で、地震や津波以外の理由でのケガが多かったことはご存知ですか?救助や瓦礫の撤去、避難場所までの移動で瓦礫や釘、ガラスなどを踏み抜く「踏み抜き」が原因のケガが非常に多く報告されています。
スニーカーなどの一般的な靴のソールでは踏み抜きの危険性が高く、思わぬケガを負う危険性が高いです。
そこで注目されたのが「防災シューズ」と呼ばれる、災害時に足を守るシューズです。工事現場の作業員が履いている安全靴に近い靴です。
つま先部分とソールに鉄板が入っており、足を守ってくれます。安全靴よりも軽量で歩きやすくなっている点も特徴です。
防災シューズを選ぶポイント
では、防災シューズを選ぶ上でどのような点に気を付ければよいのでしょうか?
それは以下の通りです。
- 履きやすさ
- 歩きやすさ
- 防御力の高さ
これらのポイントについてご説明します。
すぐに履けて動きやすい靴
防災シューズに限った話ではありませんが、歩きやすい靴という点は非常に重要です。自分の足に合わない靴ですと、靴擦れなどの原因となります。
救助活動や避難場所への移動、水や食料の確保など、避難所についてからも意外と移動する機会は多いです。
歩きやすく動きやすい靴であると言う点は、防災シューズ選びで重要な点です。
また、いざという時にすぐに履けるような履きやすさも防災シューズ選びで重要となります。急いで避難しなければならない状況で、ゆっくりと靴を履く時間が無いケースも考えられます。
すぐに履けて動きやすい靴というのが、防災シューズを選ぶ上で重要です。
防御力の高さ
防災シューズ選びでもう一つ重要なポイントがあります。それは足を守るための防御力です。
大規模災害では足場の悪い瓦礫やガラスの破片、釘などが散乱している場所を歩く必要が出てくることも十分に考えられます。
そんな場所でもケガをせず、安心して歩くための機能が防災シューズには求められます。
防災シューズはプロテクティブスニーカーという分類となります。プロテクティブスニーカーは公益社団法人日本保安用品協会「JSAA」が規格を定めており、JSAA規格のある防災シューズをおすすめします。
また、安全靴を防災シューズとして選ぶ場合は、JIS規格のあるものを選べば一定以上の防御力がある証明となりますので、目安として下さい。
おすすめ防災シューズ
軽量・コンパクトな防災シューズ
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安全靴のトップメーカー「ミドリ安全」が開発した防災シューズです。安全靴よりもはるかに軽量で歩きやすく、長時間の歩行を想定して設計されています。
かかとに芯材を入れていないので、コンパクトに折りたたんで収納できる点も魅力です。
防御力も申し分なく、瓦礫やガラスから足を守ってくれます。
トレッキングシューズタイプの防災シューズ
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東日本大災害時に消防隊員や救助隊員に評価の高かった本格的な防災シューズです。踏み抜き防止はもちろん、グリップ性やクッション性、油や熱にも強い機能性の高さを誇ります。
撥水フードがついており、長靴のように伸ばして履き口からの水や異物の侵入を防げます。
本格的な防災シューズをお求めな方におすすめです。