安全運転支援機能付きドライブレコーダーの特徴や役割
事故など万が一の際に、大切な証拠となる映像や音声を記録することが出来るドライブレコーダーですが、最近は色々な付加価値のあるタイプのものなども展開されています。価格もリーズナブルに購入できるものから、高価なものまで幅広く展開されておりどの製品を購入するか迷う人も多いかと思います。
たくさんあるドライブレコーダーの中でも最近注目されている、事故の危険性を少なくして、より安全に運転をサポートする安全運転支援機能付きドライブレコーダーはたくさんの国内外のメーカーが販売をしており、とても人気商品となっています。
ここでは、安全運転支援機能とはどういったものか?また、安全運転支援機能付きドライブレコーダーの特徴や役割について解説していきたいと思います。
スポンサーリンク
安全運転支援機能付きのドライブレコーダーとは?
事故などの万が一の際に、大切な証拠となる映像や音声を記録することが出来るドライブレコーダーですが、最近は事故の危険性を低くして、より安全に運転をサポートする安全運転支援機能付きのドライブレコーダーが色々な国内外のメーカーから販売されています。
安全運転支援機能は、あくまでも危険を感知した際に警告音や声で知らせてくれる運転サポートシステムなので使用状況によっては正しく稼働しない場合もありますが、やはり搭載されていると安心感があります。
メーカーによっても搭載されている機能や特徴が異なっており、感度が高いもの、また初めから感度が低く設定されているものなど自分の欲しいタイプのものかどうかをしっかりと調べてから購入すると良いでしょう。
>>ドライブレコーダーの必要性やメリットについて詳しくはコチラ
安全運転支援機能の主な役割
安全運転支援機能には主に下記のような役割があります。
- 追突防止
- 車線からのはみだしを防ぐ
- 発進遅れの防止
- 道路標識の読み取り
- 速度超過の警告
そのほかにもメーカー独自のドライバー疲労警告やオービス警告機能、ライト点灯忘れ防止警告など色々な安全運転支援機能がありますが、ここでは上記に挙げた主な役割について詳しく解説していきたいと思います。
追突防止
主に「前方衝突警告」と呼ばれており、前を走る車との車間距離を計測し、近づきすぎるとアラーム音や声、表示などで知らせてくれる機能です。よそ見などをしてしまって前方の車が止まっているのに気づかなかった時などにも役立ちます。
特に小さな子供を車に乗せて運転をしている人や、ペットを乗せて運転をしている人などはついよそ見をしがちです。ちょっとしたよそ見が、追突事故につながる危険性があるので、追突防止の「前方衝突警告」が搭載されていると便利です。
また、先行車と接近し過ぎた際に警告音で知らせるため、ドライバーは車間距離を開けて運転することを常日頃から心がけて運転をすることになり、安全運転につながります。
車線からのはみだしを防ぐ
主に「車線逸脱警告」と呼ばれており、居眠り運転などで車が走行車線からはみ出しを検知した時やはみ出しそうな時に、アラーム音で知らせてくれます。車線マーカーが撮影画角の決められた付近に来たときに警告を促す動作となっています。
そのため、車線の色が薄いときや夜間、雨天時にはあまりうまく動作しないことが多いのがデメリットです。一般的には高速道路を時速約60km以上で走行中、現在の車線からはみ出してしまった際に、警告するタイプが多いのですが、中には車両速度が時速約30km以上で有効になるように設定できるものもあります。
まだ、うまく車線内を走行するのが難しい運転初心者やペーパードライバー、視界が弱い高齢者だけでなく、居眠りの危険性が高い長距離運転をする人にもとてもおすすめの機能です。
発進遅れの防止
渋滞や信号待ちなどで車を一定時間停止した後、前の車が発進するとアラーム音などで知らせてくれる機能です。 ただしこの機能は、前方車がある時のみに作動するので、前方に車がない場合はさどうしてくれません。
渋滞中や、信号待ちなどをしている際に、テレビ画面を見てしまったり、ちょっとよそ見をしてしまって前方の車が発進したことに気づかない場面でも、後ろの車に迷惑をかけることも少なくなります。また、後方の車にクラクションを鳴らされて周りも確認せずに慌ててアクセルを踏んで発進すると、思わぬ事故を招く恐れもあります。この機能はそういった危険性を少しでも低くするためにも、搭載されているととても便利で安心な機能です。
道路標識の読み取り
道路標識を読み取って、警告してくれる機能です。主に、道路上の制限速度標識をカメラで読みとり、音声や表示で知らせてくれる機能の事です。ただし、この機能は昼間の明るい時間帯にはしっかりと読みとることが可能でも、夜の暗い時間帯になるとカメラが標識を読み取れなくなるため警告してくれない製品がほとんどです。
そのため、ドライブ先であまり知らない道路を昼間ドライブする時にとても役立ちます。
速度超過の警告
上記の制限速度標識を読み取って、速度超過した場合にアラーム音や表示で知らせてくれる機能のほか、自分であらかじめ設定した速度を超過するとアラーム音で知らせてくれる機能もあります。スピード違反などになる危険性を低くするだけでなく、安全にドライブを楽しみたい人におすすめの機能です。
安全運転支援機能の後付けは可能?
安全運転支援機能のみを通常のドライブレコーダーに後付けすることは出来ません。 そのため、もし安全運転支援機能が必要となった場合には、安全運転支援機能付きのドライブレコーダーを購入するしか方法はありません。
しかし、安全に運転を楽しめる衝突防止補助システム「Mobileye」というものが販売されています。
「Mobileye」はドライブレコーダーではありませんが、フロントガラスに取り付けたカメラで前方の歩行者や車などを感知して、衝突する危険がある場合は、警報音で運転手に危険を知らせてくれる後付け衝突防止補助システムです。
Mobileyeの単眼カメラでの車両検知は、車両・バイク・トラックといったあらゆる乗り物を、昼夜問わず検知することが可能となっており、優れた検知能力によって衝突事故防止・軽減を実現している世界で今注目されているシステムです。
時速55キロで走行中に走行車線を認識し、その車線から車両が逸脱、もしくはその危険があると予測したときに警告するシステムの「車線逸脱警報」と、前方の道路情報をモニタリングし、衝突の危険がある場合には警告するシステムである「前方車両衝突警報」、走行車線上の最も近い車両を検知し、危険を予測し、ドライバーに警告する「車間距離警報」が搭載されています。
今現在販売されているドライブレコーダーに搭載されている安全運転支援機能には無い「歩行者衝突警報」は、前方の歩行者や自転車に乗った人と2.0秒以内に衝突すると判断された場合に警告音で知らせてくれる優れた機能です。
安全運転支援機能はどれくらい役立つ?
とても便利な安全運転支援機能ですが、商品によっては警報の作動が多く、逆にイライラしてしまう場合もあるというユーザーの声も多く見られます。また車種やドライブレコーダーの設置位置によって作動のタイミングが異なるなど、実際に使用しているユーザーの口コミをまとめてみましたのでご紹介します。
- 車種に合わせて設定する方法がとても面倒ですが、しっかりと設定しないと安全運転支援機能が正しく作動しない。
- 地平線ガイドラインに合うようにカメラの撮影角度を調整する必要があるが適した場所を探すのが大変。
- 感度が高すぎるためか、すぐにアラーム音がなる。
- 標識読み取り機能は、昼間はほぼ正しく読み取ってくれるが、夜間は全く読み取らない。
- 必要な機能だけをONに設定することが出来るので便利。
- 警告音がならないように運転をすれば安全運転が自然に出来るので安心。
- 信号待ちで前方の車が発信したのに気づかなくても知らせてもらえるのでクラクションを後方の車にならされることが少なくなった。
などといった意見が多く見られました。安全運転支援機能を正しく作動させるためには製品によっても多少違いはありますが、取り付け場所、設置位置、カメラの設定など細かい作業が必要となります。この事前作業に対して面倒という不満の声が目立ちました。
最初にしっかりと設定しないと安全運転支援機能の意味がなくなってしまうのでしっかりと設置をするようにしましょう。最初に設定をしっかりすることによって、安全に楽しくドライブが出来ることにつながります。
色々なメーカーからたくさんの安全運転支援機能付きのドライブレコーダーが販売されており、メーカーなどによっても搭載されている機能の精度や性能に違いが出ています。また、機能によっては、昼間は作動しても夜は作動しないものもあります。
あくまでも安全運転支援機能は、運転をサポートしてくれる機能であり、事故を起こさない機能ではありません。自分の目で確認することが大前提ですが、見落としてしまった時に便利な機能という認識で使用する必要があります。
たくさん搭載されている機能の中から必要な機能だけをONに設定したり、あまりにもアラーム音が鳴りすぎる場合には感度を低く設定するなど、機能ごとに個別で設定できるので自分の好みに合わせてオリジナルに設定することも出来ます。
警告音がならないように運転を心がけることによって、自然と安全運転が出来るようになり、ドライブを楽しめるという声もありました。
どんな人におすすめ?
車線逸脱警告や、追突防止など日頃のドライブをサポートしてほしいという運転免許取り立てのペーパードライバーや高齢者のドライバーにはおすすめです。100%事故を起こさないというわけではありませんが、搭載されていることによって目的地に無事に到着する確率が高くなります。
また安全運転支援機能が搭載されていても、もし不要ならば、警報がならない設定にもできるので、必要に応じて使用することも出来るので多くのドライバーにとって便利な機能でしょう。
>>安全運転支援機能ドライブレコーダーおすすめランキングはコチラ