GPS機能搭載ドライブレコーダーの特徴やメリット

カーナビなどには必須の機能であるGPS機能ですが、最近ではドライブレコーダーにもGPS機能が搭載されているものが多く販売されています。GPS機能搭載のドライブレコーダーの多くは、ビューワーソフトがセットになっているため、画面上で「時刻」「時速」「緯度・経度」などを確認できるだけでなく、Googleマップなどと連動させて、走行位置を地図上で確認したり、航空写真と照らし合わせたりすることも出来ます。

また、GPS機能搭載のドライブレコーダーはドライブ中の映像を録画するだけ得なく、走行速度を記録する機能が搭載されているものがほとんどなので、万が一事故に合った際にも重要な証拠データになる可能性もあります。

ここでは、GPS機能搭載ドライブレコーダーの特徴やメリットについてそれぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。

GPS機能搭載のドライブレコーダーとは？

現在、たくさんの国内外のドライブレコーダーメーカーが販売するドライブレコーダーですが、中にはカーナビゲーションやPDNカーナビなどのようにGPS機能を内蔵しているGPS機能搭載のドライブレコーダーがあります。カーナビには必須アイテムのGPS機能ですが、最近はドライブレコーダーにもGPS機能は搭載されているものも多く展開されています。

GPS機能搭載のドライブレコーダーでは、ビューワーソフトがセットになっている機種が多く、画面上で「時刻」「時速」「緯度・経度」などを確認できるだけでなく、Googleマップなどと連動させて、走行位置を地図上で確認することが出来たり、航空写真と照らし合わせたりすることも出来ます。

そのため交通事故が起きた場合、その場所を明確に特定することが出来ます。また、事故発生時刻も正確に把握することや、移動速度（走行速度）もGPS機能を利用することによって、割り出すことも出来るので万が一ドライブ中に事故が発生しても安心です。

>>ドライブレコーダーの必要性やメリットについて詳しくはコチラ

GPS機能の必要性とは？

それでは、ドライブレコーダーのGPS機能の必要性はどうでしょうか。

ほとんどのカーナビゲーションシステムにはGPS機能が搭載されているので、GPS機能は必ず必要な機能かというと、そうでもありません。例えば、GPS機能の用途の一つに「事故発生場所」が瞬時にわかる事がありますが、これは多くの場合カーナビで対応することが出来ます。

GPS機能のドライブレコーダーが最も有益に使用できるのは、重大事故発生時に走行速度をGPSにより推定できる事でしょう。重大事故などによって裁判となった場合には、座標を分析して速度を算出するケースもあり、映像から算出することも出来ますが、より正確なデータ資料があることによって証拠能力が増すということも考えられます。

一般的に自動車についている速度計では、実際のスピードよりも自動車の速度計のほうが、速い速度を表示する傾向にあるので、若干のずれが生じています。それに対してGPS機能は、人工衛星と通信をして衛星測位によって、運転時の車速を計算して記録してくれるので、GPSで算出された車速はより正確なデータとなります。

しかし、交通事故が発生した場合、客観的な資料としてドライブレコーダーの映像が活用されるわけですが、交通事故において重要視されるのは信号の色など当事者間の関係で、その状況に基づいて過失割合が算定されます。そのため、GPSによる位置情報が必ず必要な機能ではなく、「備えあれば憂いなし」という程度のもので、現時点で無理して付けるほどではありません。

GPS機能搭載のドライブレコーダーの特徴とメリット・デメリット

ここでは、付いていると安心なGPS機能搭載のドライブレコーダーの特徴とメリット・デメリットについてそれぞれ詳しく解説していきたいと思います。

メリット

まずGPS機能搭載のドライブレコーダーのメリットについてご紹介していきたいと思います。GPS機能搭載のドライブレコーダーの主なメリットは下記のような点が挙げられます。

事故の起きた場所が正確にわかる。
事故当時の車両速度が算出できる。
マップでドライブルートを確認できる。

GPS機能は、座標を記録するようなシステムが一般的であり、再生するときに書き込まれた座標情報とmapデータが連動してカーナビのように地図上に表示してくれるので、事故が起きた際の場所が正確にわかります。見知らぬ土地や、目印など何もない場所で万が一事故を起こしてしまった時にでも、正確に事故発生場所と時間がわかるのでとても安心です。

また、移動速度（走行速度）が正確に算出できるため、重大事故などの際には重要な証拠データとなります。GPS機能付きのドライブレコーダーでは、このように車速や、走行軌跡が記録されるだけでなく、マップ上でドライブルートを確認したり、録画された映像をより楽しむことが可能です。

デメリット

便利なGPS機能搭載のドライブレコーダーですが、デメリットもあります。GPS機能搭載のドライブレコーダーの主なデメリットは下記のような点が挙げられます。

他の車載機器と干渉してGPS機能が正確性に欠ける。
GPS機能が搭載されることによって価格が高くなる。

ドライブレコーダーがETCやカーナビに干渉してしまい、地デジにノイズが入ってしまったり、カーナビ画面の自車位置がずれて表示されてしまったりすることがあります。この原因は、カーナビのGPSやETCの送受信機が取り付けられているフロントガラス部分にドライブレコーダーを装着してしまっているために、お互いの発生している電波が干渉しあっているためです。

電波を発生している車載機器同士は、距離が近ければ干渉する可能性が高くなるので、出来る限り離して取り付けを行うようにしましょう。

また、GPS機能が搭載されているドライブレコーダーは、搭載されていないものに比べて価格が高く設定されている傾向があるのも、デメリットの1つと言えるでしょう。