デスクチェアの座面の高さの選び方
快適に座れるデスクチェアを選ぶなら、座面の高さはかなり重要なポイントとなります、もちろん自身の体型に合わせた座面の高さを選ぶのは大切ですが、デスクチェアを使用するテーブルの高さに合わせた座面の高さを選ぶのも重要!そこで今回は、疲れにくいデスクチェアの座面の高さを選ぶ方法について解説します。
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身長に合わせたデスクチェアの座面の高さ
デスクチェアの座面が高すぎて足が床から浮いてしまうような場合は、太ももが足の重さで座面に押し付けられてしまい血行を悪くします、そういったデスクチェアに長時間座って作業をすると脚がむくむ原因となるため、デスクチェアに深く座った状態でも足が浮かない座面の高さが良いと言われています。
では人間工学に基づいて、あなたの身長から適切な座面の高さを計算しましょう。
適切なデスクチェアの座面高を計算する式は【身長[cm] × 0.25 - 1】です。
筆者は身長が169cmですので、この式に当てはめると169 × 0.25 - 1 = 41.25となります。つまり、床から41.25cmの位置に座面を設定できるデスクチェアが理想というわけです。
身長に合わせたテーブルの高さ
理想的なデスクチェアの座面と合わせて、理想的なテーブルの高さも紹介しましょう。
適切なテーブル天板の高さを計算する式は【身長[cm] × 0.25 - 1 + 身長[cm] × 0.183 - 1】です。
こちらも筆者の身長である169cmを使用して試しに計算してみたいと思います。
式に当てはめると169 × 0.25 - 1 + 169 × 0.183 - 1 = 71.177となります。つまり、床から71.177cmの位置にテーブルの天板が来ると理想的なわけです。
使用しているテーブルに合わせた座面の高さ
テーブルもデスクチェアも合わせて購入する!という人であれば上記の方法で計算した寸法に調節して、デスクチェアやテーブルを選ぶのがおすすめと言えますが、多くの場合は使用するテーブルはもう自宅やオフィスなどに存在し、そのテーブルに合わせてデスクチェアを選んでいるというケースではないでしょうか。
デスクチェアにおいて使用するテーブルの高さはかなり重要で、適切なデスクチェアの座面高を選ばなければ長時間のデスクワークで疲労が溜まりやすくなります、一般的に理想と言われるのはデスクチェアに座って背筋を伸ばした状態でテーブルに腕を置き、手首から肘の角度が地面に対して水平になる姿勢です。
デスクチェアの理想的な座面高を調べる計算方法
①まずは、テーブルの高さとデスクチェアの座面高の差をあなたの座高から計算します。
計算方法は【座高[cm] ÷ 3 - 2.5】
②そして、テーブルの高さから理想的な座面高を計算しましょう。
計算方法は【床からテーブルの天板まで[cm] - ①の答え】
では筆者の座高(91cm)と、実際に使用しているテーブルの高さ77cmを使用して、今筆者が選ぶべき理想的なデスクチェアの座面高を算出してみたいと思います。
まずは①の計算、91 ÷ 3 - 2.5 = 27.83 となりました。
そして②の計算、77 - 27.83 =49.17 となります。
つまり筆者の場合、このテーブルを使用したままデスクチェアを選ぶ場合は、座面の調節によって床から49.17cmの高さを設定できるデスクチェアを選ぶことで、体型とテーブルにあった理想的なデスクチェアを選べるということです、では今座っているこの椅子の座面高を測ってみましょうか・・・。
筆者は48.56cmの座面高を持つデスクチェアに1cm厚のシートを敷き49.56cmにしてます。
概ね理想的な位置になっているようですね!よかったです。
デスクチェアを買ってから計算するのではなく、デスクチェアを選ぶときにしっかりと理想的な座面の高さを計算してくださいね、じゃないと疲れない座面高に調節できないデスクチェアを選んでしまうかもしれませんよ?
デスクチェアの座面の高さの選び方まとめ
人間工学に基づいた座面の高さは簡単な計算式で算出できるため、デスクチェアを選ぶときには座面高をしっかり計算して、自分にあった座面の高さに調節できるデスクチェアを選ぶのが理想と言えるでしょう。
もし自分に合わない座面高のデスクチェアを購入してしまって困っているという場合は、脚を置いておけるフットレストを選んで太ももを座面から浮かせると足が疲れにくくなるので試してみると良いでしょう。
下のリンク先の記事はフットレスト付きのデスクチェアを選ぶ方法について紹介していますが、フットレスト単体のことについても触れていますので、座面高で悩んでいる人は一度確認してみてください。