デスクチェアの脚部分の選び方
デスクチェアを選ぶときは、ついつい座面や背もたれに注目してしまいがちで意外と見落とす人の多い脚部分、デスクチェアと床が唯一接地する部分ですから、デスクチェアの安定感にも直結する重要な部分だったりしますので、今回は失敗しない脚部分の選び方について紹介していきます。見落とさないように!
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デスクチェアの脚の素材
デスクチェアの脚には樹脂製と金属製の2種類が存在しております、樹脂より金属の方が安心かもしれませんが、樹脂だからと言って強度に問題があるわけではありません、そんなデスクチェアの脚に使われる素材を詳しく紹介しますのでデスクチェアを選ぶ際は参考にしてください。
樹脂製の脚
低価格で十分な性能、そして軽量とあってコストパフォーマンスの高い脚素材が樹脂です、単純な強度の比較であれば金属に遠く及びませんが、デスクチェアをして使用する分の耐久力であれば樹脂製の脚で問題ありません、難点としては見た目がチープなこと、デスクチェアにおいておしゃれなことは重要ですから。
金属製の脚
スタイリッシュで高級感を感じる金属製の脚、金額も重量も樹脂製の脚より上ですが、デスクチェアにワンランク上のグレード感を与えます、デスクチェアの色や質に合わせて、光沢のあるクロームメッキ以外にも、マットな質感のあるブラストアルマイトなど、様々な雰囲気を持ったデザインが選べるのも魅力です。
重量が重い分安定感が高く、深くリクライニングしたまま仮眠したり、デスクチェアの上でリラックスしたいという場合は金属製の脚の方が安心できますね。
デスクチェアの脚の本数
今、一般的に販売されているデスクチェアの多くは5本脚のタイプですが、中には4本脚のデスクチェアも存在します、4本脚のタイプは5本脚のデスクチェアと比べて転倒しやすいので、デスクチェアを選ぶ際は5本脚であることを確認してから購入しないと、後で失敗したと後悔することになるかもしれません。
5本脚のデスクチェア
その名の通り、脚が5本あるタイプ、つまり直線で結ぶと五角形でデスクチェアを支えるタイプであり、デスクチェアを支える上で最も安定する形が円形だとすると、かなり安定感の高い形と言えるでしょう。
もちろん脚の本数をもっと増やした方が安定感は高まりますが、それだけ重量も増えますし取り回しも不便となります、現在最も支持されているのが5本脚タイプのデスクチェアと言えるでしょう。
4本脚のデスクチェア
あまりデスクチェアのことを調べずに見た目だけで買ってしまうと、脚が4本で安定感が悪くて苦労したなんて場合もあります、4本脚のタイプは一般的に事務用の軽量な椅子に使われているタイプですが、粗悪なデスクチェアを販売するお店などでは4本脚のデスクチェアを売りつけられる事もあるので注意が必要。
4本脚であるということは四角形でバランスを取っているということ、5角形に比べるとかなり安定感は劣ります、他のタイプの椅子なら問題ありませんが、デスクチェアを選ぶとしたら間違っても4本脚のデスクチェアは選ばないように気をつけてくださいね!
5本脚は4本脚の何倍転びにくい?
例えば同じ円形だとしても、直径10cmの円形と直径100cmの円形では倒れにくさは変化します、物の倒れにくさというのは面積によって変化し、脚の本数が3本でも10本でも100本でも面積が同じならば倒れる確率は同じとなります、しかしデスクチェアに使用する脚はある程度サイズが決まってますから、闇雲に面積を広げられませんよね、つまり中心からの長さが等しい場合は脚の本数が多い方が転びにくくなります。
例えば中心からの長さが等しい正五角形と正方形を比較した場合の面積比は、
sin54゜×cos54゜×5/(sin45゜×cos45゜×4)=1.19
となります、つまり正五角形の方が19%程度倒れにくいと考えられます。
デスクチェアの脚の選び方まとめ
失敗しないデスクチェアの選び方としては、金属製の5本脚タイプのデスクチェアを選びましょう!というのが正解、もちろん好みに合わせて樹脂製の脚を選んでも良いかもしれませんが、金属製の脚の方が「間違いない」と言えます、デスクチェアの脚の本数に関しては5本脚1択ですね、間違っても4本は選ばないように!
脚の選び方と合わせて見ておきたいのはデスクチェアのキャスターの選び方、キャスターに選び方なんてあるの?と思う人も多いでしょうが、素材の種類や機能の違いなどキャスターにも沢山の種類があるため、デスクチェアを使う部屋の状況に合わせて適切なものを選ぶのが重要となりますからこちらの記事も確認してください。