デスクチェアのキャスターの選び方
デスクチェアの選び方において意外の見落としがちなのがキャスターの選び方、キャスターはデスクチェアの位置を調節する上で重要なパーツであり、転がりの良さや床の材質との相性など座り心地以外にも様々な面に影響が出ます、そこで今回はデスクチェアにおけるキャスターの選び方を詳しく紹介していきます。
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デスクチェアにキャスターは必要なの?
デスクチェアの中にはキャスターが付いてないものもありますが、疲れにくいデスクチェアを選びたいのであればキャスター付きのものを選ぶのが良いでしょう、食事用の椅子であったり繊細な作業を必要とする椅子、または一切の作業を行わないのであればキャスターは必要無い場合もあります。
しかしデスクチェアに座ったまま移動したり、広い面積で作業を行っているという場合はキャスターが必須ですし、体制を変えたりするときにもキャスターがある方が快適に過ごせるため、パソコンを使った作業などではキャスターのない椅子はもはや不便といっても過言ではありません。
キャスターの種類
デスクチェアに使用されるキャスターには素材の種類以外にも機能の種類も違いがあります、デスクチェアを使用する環境や好みに合わせて適切なキャスターを選ぶことで、より一層快適にデスクチェアを使えますし、床を傷つけるなどのトラブルも少なく安心して使用することができるようになります。
素材別キャスターの種類
キャスターの素材は、転がりのよさや感触などの違いが現れます、さらに床の材質によっても相性があるので、こ自身のデスクチェアを使用する環境に合わせて適切なものを選んでください。
ナイロン製キャスター
デスクチェアに使用される最も一般的なキャスターがナイロン製、転がり性能が良くスムーズに移動してくれますが、固すぎる床の場合スリップしやすく逆に転がってくれないことも、フローリングの場合は床に傷がつくこともあるのでカーペットを敷いたり、ゴム性のマットやソフトタイルを敷くと良いでしょう。
ウレタン製キャスター
様々な種類の床に適応しているウレタン製のキャスター、カーペットの上では若干転がりが悪いですが十分使えます、フローリングなどの上で直接使っても床が傷つきにくく、しっとりと床に吸い付くようなフィーリングがあるため安定感もよく、転がっている感触も心地よいキャスターです。
ゴム製キャスター
スリッピーな床の材質でも粘りを感じる抜群のグリップ力を発揮して滑らかに転がってくれます、グリップ力が高すぎるためカーペットなどは巻き込んでしまってうまく転がりませんが、フローリングなどの床を傷つける心配もありませんし、コンクリートの上や砂ほこりのある場所でも安定して使えます。
機能別キャスターの種類
キャスターの機能は大きく分けて2種類、手動ストッパーとオートストッパーです。
ストッパー機能は必要無いと思う人もいると思いますが、機能についても覚えておきましょう。
スタンダードタイプのキャスター
デスクチェアに使用されるキャスターの中で最もスタンダードなのがストッパーの付いていないキャスターです、キツイ角度でリクライニングさせたり、フットレストを使用して仮眠をとったりしないのであればスタンダードタイプのキャスターで問題ないでしょう。
手動ストッパー付きタイプのキャスター
デスクチェアに座って作業をしているときは動いてほしいけど、フットレストなどを使用してリクライニングした状態で仮眠を取るときは固定したまま使用したいという人にオススメです、しかしスタンダードなキャスターと比べると故障などのトラブルが起きやすいのはデメリットと言えるでしょう。
オートストッパータイプのキャスター
キャスターの中にはデスクチェアに座るとキャスターが固定されて、立ち上がるとキャスターが回転するようになるオートストッパータイプの物も存在しています、座って作業している時は動いて欲しくないけど、立ち上がったらスッと後ろに下がってほしいなんて人にはこのタイプがおすすめです。
デスクチェアのキャスター選び方まとめ
キャスターの種類を選ぶ上で最も重要となるのは、なんといってもデスクチェアを使用する場所の床の種類でしょう、とはいっても大半の床はウレタン製(商品によってはPUという表記もある)のキャスターを選べば問題なく使用できます、しかし地面に対するグリップ力が高いというのは、それだけキャスターの転がり抵抗にもなりますので、できる限り床に合わせて最適なキャスターを選ぶのが良いでしょう。
大半のデスクチェアはキャスターのみを後で交換することも可能なので、デスクチェア選びをキャスターによって妥協したりする必要はありません、好みのデスクチェアを選んだ後に、最適なキャスターを合わせて購入して使用してあげるのが賢い選び方と言えるでしょう。