デスクチェアのアームレストの選び方
アームレストの付いたデスクチェアと、アームレストの無いデスクチェアでは、どの程度快適性に違いが出るのでしょうか?また、快適なデスクチェアを選ぶためにはどのような形のアームレストが良いのかについてなど、デスクチェアを選ぶ際に気になるアームレストの選び方について詳しく解説していきます。
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デスクチェアにアームレストは必要なの?
今や多くのデスクチェアに使用されているアームレストは、遡れば古代エジプト時代から存在していたと言われています、このことからもデスクチェアに快適さを求めるのであればアームレストは必須と言って過言ではないでしょう、アームレストがデスクチェアにあるだけで椅子の上で体制を変えたいときにかなり便利ですから、長時間デスクチェアに座って作業をする人なら必須と言えるパーツです。
またアームレストがあることで、デスクチェアから立ち上がる際に腰への負担を軽減できますし、テーブルの手前にあるキーボードやマウスの操作をするときに、肘をアームリストの上に乗せて作業することもできます。
アームレストの種類
快適なデスクチェアを選ぶならアームレストがあったほうが良い!と分かったとろこで、デスクチェアに使用されることの多いアームレストの種類と特徴について解説していきます、自分にとって快適なアームレストのタイプを知れば、疲れにくいデスクチェアを見つけられるようになります。
固定式のアームレスト
デスクチェアに使用される最もベーシックなアームレストといえば固定式、動かすことができないためデスクチェアを机に収納しようとしてアームレストがひっかかる場合は座面を下げるか、それでも入らない場合は取り外すしか方法が無くなります。取り回しがイマイチなのは難点ですがメリットもあります。
固定式のアームレストだとデスクチェアの価格が比較的安価なのはもちろん、可動する部分がないシンプルな作りなので体制を変えるときに強い力が加わっても壊れにくいのが特徴!、頻繁にデスクチェアの上で体制を変えるタイプの人は可動式アームレストよりも長い期間使用することが可能となります。
固定式のアームレストには大きく分けて画像のように2本の脚で固定されている物と1本脚のアームレストがありますが、1本式は強い力がかかると折れたり曲がる可能性があるので、どうせなら2本脚タイプのアームレストを選ぶのが良いでしょう、脱着のし易さで選ぶのもポイントとなります。
高さ可動式のアームレスト
可動式アームレストの中でも最も定番なのが高さ可動式のアームレスト、回転可動式のアームレストよりは対荷重が高めですが、連動式や固定式のアームレストに比べると、あまり強い力をかけるのが不安になります。
また、10万円以下のデスクチェアに多く搭載されている高さ可動式のアームレストはグラつきが多いのも注意するべきポイント、大抵の場合は3〜5段階程度の調節が可能となっていますが、ガスなどの圧力で昇降させる訳ではないため高さを上げれば上げるほどアームレストのグラつきは大きくなります。
パソコンでの作業が多い人は、デスクの手前でキーボードやマウスの操作を行う必要性がある場合も、そんな時は無段階で調節できるアームレストが搭載されたデスクチェアならテーブルの天板と同じ高さに設定できるため、肩こりを軽減させたり、背中の疲れを和らげられるでしょう。
回転可動式のアームレスト
デスクチェアをテーブルにしっかりと収納したいけど、アームレストが邪魔になるかもしれない、そういった人なら回転可動式のアームレストを選ぶのが最もお勧めです、固定式や高さ可動式のアームレストに比べると対荷重は低いですが、アームレストに全体重をかけて体を持ち上げるようなことをしなければ大丈夫でしょう。
またアームレストを後方へ収納すれば、アームレストの無いデスクチェアとして使用することも可能なため、テーブルへの収納が楽になるだけなく、座ったり降りたりする機会の多い場面でも大活躍、デスクチェアに長時間腰掛ている時だけアームレストを出すなんて使い方も可能で便利です。
連動式のアームレスト
ロッキングタイプやリクライニングなどの重点を置いたデスクチェアに使用されるのがこのタイプのアームレスト、可動するタイプのアームレストの中ではトップレベルの対荷重があるため、座っている体制を変える際に体を持ち上げたりしても壊れにくく、リクライニング中でもアームレストが良い位置に移動してくれます。
デスクチェアの上で休憩することの多い人や頻繁に体制を変える人におすすめですが、アームレストの高さを調節することができないためデスクチェアをテーブルに収納する際には座面を下げなければいけないこともあります、収納性や取り回しはイマイチですが、快適性で選ぶなら最もおすすめです。
デスクチェアのアームレスト選び方まとめ
作業を効率良く快適に行えるデスクチェアを探しているなら、アームレストは高さ調節のできるものを選ぶのが良いでしょう、しかしポイントとなるのは5万円を切る価格帯の安いデスクチェアから選ぶ場合は高さ調節タイプのアームレストはグラつきが多いのでそのチープさにイライラすることも出てくるという事。
また安いデスクチェアの場合、無段階の高さ調節ができないので、実際に使ってみたらテーブルの高さに合わなかったということもあり、そうすると座面を下げざるえないため結果的に無理な体勢で作業する必要性が出てきてしまいます、つまり低価格帯なら高さ可動式に次いで機能性の良い回転可動式がおすすめです。
パソコンなどで入力作業が少なく、どちらかというと画面を見ながら深く座っている事の多い人であれば連動式のアームレストが付いているデスクチェアを選べば、リクライニングさせた体勢でもアームレストを使用することができるので、他のデスクチェアを選ぶよりも快適に過ごせると言えるでしょう。