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使い方の基本!ダッチオーブンのシーズニングについて

ダッチオーブンのシーズニング方法

キャンパーには欠かせない、アウトドアの必需品とも言われるダッチオーブン。しかし、ダッチオーブンでいろんな料理を楽しむ前に、事前準備としてシーズニングという作業が必要なものもあります。みなさんご存知でしょうか。

ここでは、シーズニングの手順や、必要な道具についても詳しく紹介していきます。注意点もしっかり紹介しますので、ぜひご覧ください。美味しいアウトドア料理を成功させるためにも、しっかり学んでいきましょう。

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ダッチオーブンのシーズニングとは?

ダッチオーブンのシーズニングとは?

鋳鉄や鉄板でできているダッチオーブンは、出荷前に錆止めのワックスが塗られています。そのため、ワックスを落とし油を塗り染み込ませる作業が必要で、このことをシーズニングと言います。

シーズニングを行うことで、においや焦げ付きを防ぐことができます。シーズニングが不十分の状態だと、作った料理に鉄の臭いが染み付いたり赤錆が発生してしまうので、しっかり丁寧に行いましょう。

>>ダッチオーブンの手入れと保管方法について詳しくはコチラ

ダッチオーブンのシーズニングのやり方

ダッチオーブンのシーズニングのやり方

シーズニングには6つの手順があります。それぞれ行う上で必要な道具も紹介します。また、シーズニングを行っている最中は鍋がかなり高温になります。

煙も出てくるので、可能であれば屋外で行いましょう。室内で行う場合はしっかり換気を行ってください

必要な道具

  • オリーブオイル、もしくはサラダ油
  • 食器用中性洗剤
  • トング
  • 亀の子たわし
  • くず野菜
  • タオル、もしくはキッチンペーパー
  • 耐熱性のある厚手の手袋

シーズニングの手順

  1. お湯を沸かす
  2. 洗剤でワックスを落とす
  3. 自然乾燥させる
  4. 油を薄く塗り加熱する(4~5回繰り返す)
  5. くず野菜を炒める
  6. くず野菜をふき取り、薄く油を塗る
1.お湯を沸かす

ダッチオーブンに水を入れ、お湯を沸かします。水はできるだけたっぷりとギリギリまで入れてください。お湯を沸かすことでワックスを落としやすくします。

急激に温めると鍋が傷つく可能性があるので、この時弱火でゆっくり温めるのがポイントです。次第にぶくぶくと沸騰し始めると、徐々にワックスが溶け出し付着物なども剥がれてきます。

2.洗剤でワックスを落とす

温めたダッチオーブンが素手で触れても大丈夫なくらい冷めてきたら、食器用中性洗剤とたわしを使って浮いたワックスや付着物を擦り落とします。鍋の内側だけでなく、外側や取っ手、蓋なども忘れずにしっかり洗いワックスを落としていきましょう。

3.自然乾燥させる

洗剤をしっかり洗い流したら、タオル、もしくはキッチンペーパーで水気を綺麗に拭き取り、自然乾燥させます。この時、細かい溝や穴なども水分が付着していないかしっかり拭き取りましょう。拭き取れていないと乾燥が遅く、次の工程に支障がでます。

4.油を薄く塗り加熱する(4~5回繰り返す)

オリーブオイルなど油をダッチオーブンの内側、外側、蓋、取っ手とまんべんなく塗ります。あまりたっぷり塗ってしまうと、酸化被膜が出来にくくなってしまうので、薄く広く塗るようなイメージで塗ってください。

塗り終わったら、ダッチオーブンを加熱します。煙がたくさんでますので換気を充分に行ってください。中火から始めて、煙が出てきてら弱火にします。加熱時間の目安ですが、白い煙が出なくなるまで加熱してください。

その後自然冷却させ、「油を塗る」「加熱する」「冷ます」の工程を4~5回繰り返していきます。この工程を繰り返すうちに黒く味わいのあるダッチオーブンに変化していきます。

5.くず野菜を炒める

ダッチオーブンの鉄臭さを取るために、くず野菜を炒めます。野菜ならなんでもいいですが、可能であればネギやニンニク、ショウガなど香りの強いもので炒めるとより効果的です。

くず野菜が焦げる少し手前くらいまでが炒める目安です。ダッチオーブンの蓋の上でも同様に炒めて臭いを取り除きましょう。

6.くず野菜をふき取り、薄く油を塗る

くず野菜を取り出し、キッチンペーパーなどで細かいくず野菜も拭き取ります。最後に蓋含めダッチオーブン全体に油を薄く塗ったら、シーズニングの完了です。ここまで時間はかかりますが、黒く美しいダッチオーブンに感慨もひとしおですね。

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ダッチオーブンのシーズニングの注意点

ダッチオーブンのシーズニングの注意点

ここまでシーズニングの手順やポイントについて紹介してきましたが、他にも注意すべきポイントがあります。大きくわけて2つ紹介します。しっかり押さえていきましょう。

シーズニングが必要かどうか確認する

実はダッチオーブンの中にはシーズニングが不要なものもあります。既にシーズニングが施されている状態で販売されているもの、鋳鉄以外の素材で作られたシーズニング自体が不要なダッチオーブンもあります。

シーズニングを行うことでダッチオーブンにより愛着が沸くのも確かですが、時間のかかる作業ですので、全て終わった後に不要なタイプだったと気づくと残念な気持ちになりますよね。

また、ごしごし擦ることで不必要に傷つけてしまうので、購入時にはシーズニングが必要なタイプかどうか、商品表示などを必ずチェックしましょう。

金属製のたわしを使わない

ダッチオーブンのワックスを落とす際にたわしを使いますが、金属製のたわしは絶対使わないでください。擦ると通常のたわしに比べダッチオーブンが必要以上に傷ついてしまいます

傷が付くと錆びやすく、また、料理の際についた焦げ付きやすくなってしまうので、使用後のお手入れが面倒になります。ダッチオーブンを長く使い続けるためにも、使用するのは止めてください。

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