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除湿機の電気代と節約方法

除湿機を使ってから電気代が高くなったと感じる方、除湿機を使ったら電気代が高くなるのか、気になる方は多いのではないでしょうか?

除湿機は当然電気を使うので電気代はその分高くなりますが、それ以上に生活を快適にしてくれるアイテムです。

ここでは除湿機の電気代や効率的に使用できる方法を紹介しています。

節電に関心がある方はぜひチェックしてみてください!

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除湿機の電気代 

除湿機には、コンプレッサー式とデシカント式、その二つを合わせたハイブリッド式の3種類があります。

除湿機の電気代は基本的にどの方式で除湿を行うかによって変わってきます。

以下ではそれぞれの電気代の目安を紹介していきます。

電力使用量単価27円/kWhで計算

コンプレッサー式除湿機の電気代 

コンプレッサー式除湿機は、概ね160W〜270W程度の機種が多くなっています。

1時間あたりの電気代は4.32円〜7.29円ほどが目安となります。

最大出力の大きい機種であっても、近年発売の機種は節約モードが搭載され、湿度や気温によって自動で消費電力を節約しながら動く機種が主流になっています。

稼働したての湿度の多い時はパワフルに動き、その後は緩やかに除湿することで電気代を節約できるため、コンプレッサー式除湿機の1時間あたりの電気代は平均すると5円前後と考えていいでしょう。

コンプレッサー式除湿機を1日中使用すると電気代はいくら?

1日中使用すると電気代は103.68円〜174.96円ほどが目安となります。

デスクトップパソコンを使い続けたり、エアコンの除湿を弱めにかけているのと大体同じ程度の電気代です。

冷房代わりとして使用する場合には、扇風機を併用することでより効率的に冷房効果を得ることができます。

除湿機と扇風機の電気代を合わせても、エアコンの冷房代には及ばないため、夏場は除湿機を効果的に利用して電気代を節約することができます。

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デシカント式除湿機の電気代 

デシカント式除湿機の消費電力は、大体300W〜600W程度の機種が多くなっています。

1時間あたりの電気代は8.1円〜16.2円ほどが目安となります。

デシカント式の除湿機は、湿気を吸着した乾燥剤をヒーターで乾かすため、消費電力が大きくなる傾向があります。

長時間稼働させ続けると電気代が嵩むため、部屋の湿度を上げないよう使い続けるというよりは、部屋干しの洗濯物を乾かす時など集中的に短時間使うのがおすすめです。

デシカント式除湿機を1日中使用すると電気代はいくら?

1日中使用すると電気代は194.4円〜388.8円ほどが目安となります。

これだけ見ると大した金額には思えないかもしれませんが、1ヶ月あたりの金額にすると除湿機の電気代だけで1万円を超えてしまう場合もあります。

これは、夏場に冷房を効かせ続けているのと同じ程度の消費電力です。

さらに、デシカント式はヒーターを使用するため、使用すると部屋の気温が上がります。

夏場にデシカント式の除湿機を使うと、部屋の温度を下げるために冷房を使用する必要が出てくるため、相乗的に電気代がかかってしまうデメリットがあります。

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ハイブリッド式除湿機の電気代 

ハイブリッド式除湿機は、コンプレッサー式とデシカント式を環境によって使い分ける除湿機です。

電気代については、室温によって除湿方式が切り替わる為、消費電力が変わるので算出は難しいです。

しかし大まかには「夏場の電気代はコンプレッサー式と同程度、冬場はデシカント式と同程度」と考えていいでしょう。

必ずしもコンプレッサー式とデシカント式が半々で切り替わるわけではありませんが、最大でもデシカント式と同程度の電気代ということになります。

1年通しての電気代はコンプレッサー式の方が安く済みますが、室温に合わせて除湿方式が切り替わるので、コスパは3種類の中で最も優れています

使用頻度が少ないと損する可能性もある

ハイブリッド式の除湿機は、本体価格がそれぞれ単一方式の除湿機よりも数万円高い場合が多いです。

効率よく除湿を行ってくれるのがハイブリッド式除湿機ですが、使用頻度があまりに少ないとトータルコストが高くなる可能性もあります。

1年中活用できるなら最もコスパに優れた除湿機であると言えるでしょう。

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除湿機の電気代の節約方法

除湿機の電気代の節約方法

除湿機は単に使用しても効果が得られず、ただただ電気代がかかってしまうケースもあります。

また、使い方だけでなく他の方法でも電気代を節約することが可能です。

除湿機を含めた電気代を節約するのにはどのような方法があるのか、以下で紹介します。

除湿方式に合った時期に使用する

除湿機には除湿方式によって3種類あることは上述していますが、それぞれ得意な時期があります。

ハイブリッド式除湿機に関しては室温に合わせて除湿方式を切り替えてくれるので問題ありません。

しかし、コンプレッサー式とデシカント式には使用に適した時期があります。

夏(暑い日)が得意なコンプレッサー式除湿機

コンプレッサー式の除湿機は、吸い込んだ空気を冷やして空気中の水分を水滴に変え、排出することで除湿をします。

空気は温度が高いほど多くの水分を保持でき、冷やした時との温度差が大きいほど排出される水滴の量も多いため、コンプレッサー式の除湿機は夏場の方が効率的に除湿することができるのです。

また、冷えた空気をそのまま排出することで、除湿しながら部屋の気温を下げられるため、冷房の役割も果たします。

コンプレッサー式の除湿機は、より効率的に除湿でき冷房代の節約にもなる夏場に使用するのがおすすめです。

冬(寒い日)が得意なデシカント式除湿機

気温が低い冬場は空気の水分保持量も少ないため、コンプレッサー式の除湿機で冷やしてもほとんど除湿できません。

デシカント式は気温による除湿効率の変化がないため、冬でも効率よく部屋を除湿したり、洗濯物を乾かすことができるのです。

また、デシカント式除湿機は、空気中の水分を吸着した乾燥剤をヒーターで温めて乾かすため、排出される空気が暖かいのが特徴です。

これにより部屋の気温も上昇するため、暖房の代わりにもなり暖房代の節約になります。

除湿機の選び方について詳しくはコチラ

電気料金プランを見直す 

除湿機に限らず、電気代は電力使用量単価を元に算出されます。

電気使用量単価が下がれば、同じ消費電力でも電気代の節約になります。

賃貸にお住まいの場合は賃貸契約で使用電力会社やプランが決まっていたり、マンションなどでは建物全体で一つの電力会社と契約している場合もありますが、そうではない場合はぜひ電気料金プランを見直してみましょう。

電気をよく使っている家庭の場合、年間で数万円の節約になる場合もあります。

電気料金プランの見直しには、現在契約している電力会社の中でプランを変更する方法と、電力会社自体を乗り換える方法があります。

電力自由化による電力会社の乗り換え

2016年に電力自由化されて以降、従来の電力会社だけではなく携帯電話キャリアやエネルギー関係企業、民間の小売業者など、数多くの企業が新たに電力事業に参入しています。

電力会社ごとに一人暮らし向けのプランやファミリー向けプラン、ガスやインターネット回線と同時契約で割引になるプランなど、多数のプランが用意されています。

電気料金プランを選ぶには、家族の人数や電化製品の使用頻度、人が家に居る時間が長いかどうかなど細かな要素が関わってくるため、一概にどのプランが最も節約になるとは言い切れません。

しかし、電気料金プランの見直しを全くしていない家庭に比べ、電力会社やプランを乗り換えた家庭は平均で一年間に18,000円電気代が下がったというデータもあります。

除湿機の手入れをする

除湿機は、2週間〜1ヶ月に一回程度の手入れが必須です。

除湿機の多くはフィルターを使用して空気中のゴミが除湿機内部に入らないようにしているため、数週間でフィルターが汚れてしまいます。

フィルターが詰まってしまうと、正常に空気を吸い込むことができず消費電力が大きくなる場合があります。

そうなると適切に除湿できず、電気代だけがかさんでしまう状態となるため、除湿機は定期的に手入れをしましょう。

フィルターの詰まりを防ぐには、2週間に一度程度フィルターを外し、掃除機や固く絞った雑巾で汚れを落とします。破れたり破損した場合には、新しいフィルターを購入して付け替えましょう。

除湿機内部のカビに注意

除湿機は、水を扱う機器のためカビが発生してしまうことがあります。

電気代の節約にはあまり関係ありませんが、カビが生えると排出される空気がカビ臭くなり、放置するとカビがどんどん繁殖して故障の原因となります。

故障すると修理や買い替えのコストで電気代の節約どころではない出費になりますので、定期的な手入れで故障のリスクを減らすことも結果的には節約に繋がります。

カビは特にタンクに発生しやすいため、夏場などは水を捨てる際にカビやぬめりがないかどうかチェックし、見つけたら中性洗剤を使いスポンジで洗い落とすようにしましょう。

除湿機によっては内部乾燥機能が搭載されている商品もあります。

除湿機の手入れ方法と保管方法について詳しくはコチラ

節約機能が搭載されている除湿機を選ぶ 

節約機能が搭載されている除湿機を選ぶのは、最も簡単な節約方法です。

節約機能が搭載されている機種は、部屋の気温や湿度を自動で見極め、その場に適した強さで稼働することで消費電力を抑えることができます。

また、自動で一定の湿度を保つことができるため、寝苦しい夜に付けっぱなしにしても電気代がかかりすぎることがなく安心です。

一定の湿度に達すると自動でオン・オフが切り替わる機種もあり、十分湿度が下がっているのに稼働させたままにしていたなどという無駄もなくなります。

また、新しい機種になるほど、消費電力を抑える技術や効率的な除湿技術が発達し、高機能で電気代のかからない機種が多くなっています。

型落ちの商品は安く購入できる場合もありますが、電気代の節約で結果的に最新機種の方がお得になる可能性もあるため、購入の際はその点を踏まえてよく検討するようにしましょう。

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