メンテナンス!除湿機の手入れ方法と保管方法
湿気が多い梅雨の時期は洗濯物を部屋干しすることも増えるため、どうしてもお部屋がジメジメとしてしまいます。そんな時に大活躍するのが除湿機です。
最近では除湿以外にも空気清浄や脱臭機能が付いた除湿機もあり、使用する方も増えてきている人気の家電です。そんな除湿機ですが、きちんとしたメンテナンスが必要となります。
そこで今回は、除湿機の正しい手入れ方法や重要性をご紹介したいと思います。さらに保管方法も解説しますので、是非参考にしてみてください。
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除湿機の手入れの重要性
お部屋の湿気を取り除き、カビや結露の防止に役立つ除湿機は、快適に生活するための家電として多くの方が使用しています。また、最近では、花粉やPM2.5などの影響から部屋干しをする方が多くなったため、除湿機は「衣類乾燥除湿機」とも呼ばれるようになりました。
そんな除湿機のメンテナンスはとても重要で、きちんと手入れをしないと除湿力が弱まるだけでなく、故障の原因となる可能性もあります。そして注意したいのが久しぶりに除湿機を使用するというときです。
前回使用してから手入れをせずにそのまましまいこんでいる場合は、除湿機内部にカビが繁殖していることがあります。そうなるのを防ぐためにも、除湿機の手入れはきちんと行いましょう。
除湿機の手入れ方法
除湿機の手入れ方法には本体の掃除はもちろんのこと、さらにそれだけでなくタンクやフィルターなどの内部部品の掃除もかかせません。これらのメンテナンスは部品によって異なるので、正しい手入れ方法を知っておきましょう。
次にそれぞれの手入れ方法を詳しく解説しますので、お掃除の際にこれらの点に注意して行ってください。
タンクの掃除
除湿機には、室内の除湿をした際に取り除いた水分を溜めておくタンクがあります。このタンクは、種類によって容量やタイプが異なるのですが、一般的なものは本体から取り外して水を捨てるようになっています。
そんなタンクも掃除が必要で、手入れ方法としてはタンクやタンクふたは水で2~3回すすぎ、水気をしっかりと拭き取ります。手入れの目安としては、1ヵ月に1回程度が良いでしょう。
除湿機を何度か使用していると、タンクの内側にヌメリやカビのようなものが付着する場合があります。清潔に使用するためにも、これらを見つけたらキッチン用の中性洗剤を使ってスポンジで洗うのがおすすめです。
また、あまり使っていないからといって放置するのではなく、毎日タンクの水を捨てるのを忘れないようにしましょう。
フィルターの掃除
本体やタンクと同様に、きちんと手入れしておきたいのがフィルターです。除湿機を日常的に使用しているという場合は、2週間ほどするとホコリやヌメリなどが付着します。これらを放置して使い続けていると、フィルターが汚れで目詰まりをして除湿効果を発揮しにくくなります。
そうなると電気代も余計にかかってしまったり、さらには故障の原因となる場合もあります。そのため、フィルターも定期的に汚れをチェックして掃除するようにしましょう。
正しい手入れ方法は、掃除機でホコリなどの汚れを吸い取ります。もしそれでも汚れが取りきれない場合は、フィルターを水洗いをしましょう。水洗いをした場合は、陰干ししてしっかりと乾かすようにしてください。手入れの目安としては、2週間に1回程度が良いでしょう。
きちんと手入れをしていても除湿力が落ちていると感じた場合は、フィルターの交換時期かもしれないので、その場合は交換を検討してみてください。
除湿機の手入れ時の注意点
除湿機の手入れ時に注意しておきたいことは以下の3点となっています。
- コンセントを抜いて手入れする
- コンセントを濡らさない
- アルコール、ベンジン、シンナーを使用しない
除湿機の手入れをする際は特に電源まわりに気を付けましょう。きちんと電源を切ってから、コンセントを抜いて手入れをするのを忘れてはいけません。
また感電ややけど、ケガなどの原因となるので、濡れた手で電源プラグを触らないようにし、コンセントも濡らさないようにしましょう。さらに、除湿機を傷める原因となるようなアルコールなどを手入れで使用するのは避けてください。
もし、除湿機に「送風運転」や「空気清浄機能」が備わっている場合は、使用後に1~2時間程度これらの運転をしておきましょう。そうすることで除湿機内部を乾燥させて、カビの繁殖を防ぐことにもなるのでおすすめです。
除湿機の保管方法
除湿機の手入れ方法についてご紹介してきましたが、長期間使わない場合の保管方法もご紹介したいと思います。特に以下の点に注意して保管するようにしましょう。
- 内部をしっかり乾燥させる
- 本体、タンク、フィルターを掃除しておく
- 電源コードをまとめておく
- 布や大きい袋などを被せる
- 湿気が少ない場所に保管する
使用後しばらくは使わないという場合は、除湿機内部が水分で濡れていることが多いので、まずはしっかりと乾燥させましょう。
これはとても重要で、水分が残ったまましまいこむと除湿機内部にカビが繁殖してしまい、次に使うときにこのカビを室内にばらまいてしまうことになります。そのため本体やタンク、フィルターをきちんと掃除して、水分が残っていないかチェックするのを忘れないようにしましょう。
そして、なるべく湿気の少ない場所に保管するようにし、さらに電源コードをまとめて、布や大きな袋などを被せておくとホコリよけにもなります。
きちんと手入れをして保管しておくと除湿機を衛生的に長く使用でき、快適な環境作りにも繋がります。