夫婦喧嘩がもたらす健康への悪影響について
アメリカの研究では適度な夫婦喧嘩は健康に良いという意見もでていますが、夫婦喧嘩が抱えるストレスや興奮という性質は基本的に健康へ悪影響をもたらします。そこで今回は、夫婦喧嘩がもたらす健康への悪影響について紹介しましょう。
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夫婦喧嘩が与える健康への悪影響
夫婦喧嘩と言うのは精神的にも肉体的にも疲弊してしまう夫婦の問題です。しかし感情を抑圧していればそれもまた健康に悪影響を及ぼすため適度な喧嘩は必要です。
とはいっても、無視や言い合いというのは過度なストレスを与えるだけでなく、夫婦喧嘩によって鬱が発症したりする場合もある為、あまり良い物ではありません。今回は夫婦喧嘩が身体にどのような影響を与えるのかに付いて説明していきます。
適度な夫婦喧嘩は健康に良い影響を与える?
アメリカの研究では、怒りを抑圧した夫婦の死亡率と言うのが、夫婦喧嘩を何度となく経験した夫婦の死亡率の約2倍だったとされています。
怒りを抑圧して夫婦喧嘩をしないようにしないようにと努力した場合、そちらの方が夫婦喧嘩自体が与えるストレスよりも強くなってしまう為、心臓病や高血圧といったストレス性の病気にかかり易くなると言われていて、かるい夫婦喧嘩が掟も、怒りの感情を押さえつけてくよくよ悩んだり、相手の事を恨んだりする事が夫婦喧嘩から病気になる原因としています。
夫婦喧嘩と健康への悪影響
適度な夫婦喧嘩は健康に良いとされている結果については先ほど説明しましたが、これはつまり夫婦喧嘩を推奨しているのではなく、感情を抑圧するべきではないと言う事。しかし夫婦喧嘩と言うのは円満に解決する事があまり多くないため、特に日本人夫婦の喧嘩と言うのは、どちらかが感情を抑圧し”折れる”事で収まります。
そうなるとやはり、夫婦喧嘩によるストレスというのは健康に悪影響があるでしょう。もちろんそれはストレスだけでなく、感情の高ぶりや、興奮というのも問題であり、心理的な病を患う事もあるため、夫婦喧嘩は健康に良くないというのが一般的です。
医学的に考える夫婦喧嘩の健康への悪影響
夫婦喧嘩をしている時の身体の変化から医学的に見た健康への悪影響を考える場合、興奮時に分泌されるアドレナリンというのは、非常に大切な部分と言えるでしょう。分泌されたアドレナリンによって視野を狭め、さらに夫婦喧嘩はエスカレートします。
夫婦喧嘩のアドレナリンが与える健康への悪影響
アドレナリンというのは生物学の分野でエピネフリンとも呼ばれていますが、人間の体内で作られる場合は一般的にアドレナリンと呼ばれています。戦闘状態や、逃走しようとする本能が、運動器官へ血液を送ろうとする為、夫婦喧嘩での気持ちの高ぶりを身体が勘違いしてアドレナリンを過剰分泌します。
すると、心拍数や血圧の上昇により、高血圧といった症状を引き起こす可能性があります。夫婦喧嘩による健康への悪影響はそれだけでなく、ブドウ糖の血中濃度も上昇し、夫婦喧嘩によって糖尿病を引き起こし易くなるというのも考えられるでしょう。
こういった症状は、夫婦喧嘩が多く起きる夫婦であれば、より色濃くでるため、慢性的に夫婦喧嘩を繰り返している場合は、健康への悪影響も考えるべきです。
また、夫婦喧嘩によるストレスから不眠症を引き起こすのに加えて、アドレナリンは不眠症の原因となる物質ですから、適切な睡眠時間を取れずに、からだの免疫力が低下する事もあり、様々な健康被害をうけやすい身体になってしまうのも注意が必要です。