夫婦喧嘩で暴力をふるわれても仲直りするべきか
夫婦喧嘩がエスカレートした際に暴力をふるわれた人は意外と多いのでは?そして、暴力をふるわれてから仲直りするか離婚するか迷っている人もいるでしょう。そこで今回は、夫婦喧嘩で暴力をふるわれても仲直りするべきかについて考えます。
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夫婦喧嘩の暴力は仲直りするべき?
夫婦喧嘩がヒートアップした時に暴力をふるわれた人の中では、暴力をふるわれても仲直りして夫婦関係を続けるべきだという意見と、暴力をふるわれたのであれば夫婦関係を解消する為に離婚するべきだという意見。
さらには、一時的にでも別居などをして関係について見直すべきだと言う意見があります。夫婦関係コンサルタントからの意見ではまず、暴力の扱い方に注目が集まるようで、仲直りするべき夫婦喧嘩と、離婚するべき夫婦喧嘩が存在していると見ています。
仲直りするべき夫婦喧嘩の暴力について
夫婦喧嘩が暴力に発展してしまっても、仲直りして夫婦関係を続行すべき場合と言うのは、今後も暴力をふるわれ続ける可能性が少ない場合と言えるでしょう。しかし「相手が暴力にたいして反省しているから」というのはアテになりません。
大切なのは、仮に夫婦喧嘩がエスカレートしても暴力で解決されたのではなく、暴力をふるわれたとしても、結果的に話し合いで解決が出来たかどうかといえます。
たとえば、家事の分担にたいして意見が割れて夫婦喧嘩に発展したとしましょう。家事は妻がやるもの!という夫の意見に対して分担を申し出た妻でしたが、途中でヒートアップして夫からの暴力を受けたとします。
しかし最終的には話し合いの後、相互の理解があって分担ないし妻のみとなっても、暴力による解決でなければ、そのあと暴力に対してわだかまりが残っていても、出来る限り仲直りして夫婦関係は続行するべきだと考えます。
仲直りするべきではない夫婦喧嘩の暴力について
上の事とは反対に、夫婦喧嘩の発端となった口論が暴力で解決された場合は、夫婦関係を解消するか、別居したり距離をおいて考え直す事が必要です。男性であっても女性であっても、暴力によって相手を従わせたという事実は、今後意見が割れて夫婦喧嘩となった時も暴力による解決が図られるでしょう。
つまり夫婦関係において暴力が常習化しやすいため仲直りはするべきでありません。暴力によって仲直りするべきかどうかを考えるときに大切なのは、夫婦喧嘩の際に暴力がどのように使用されたのかが重要となります。
夫婦喧嘩からの暴力と離婚
夫婦の関係というのは様々です。たった1度の夫婦喧嘩が暴力に発展し離婚を決意する人もいれば、何度暴力をふるわれても仲直りして婚姻関係を継続する人もいます。
そんな中で、どこからが暴力で、どの程度の暴力なら離婚出来るのか、これは仲直りするか迷っている人にとって大きな指標となるでしょう。そこでここでは、夫婦喧嘩と暴力の頻度による離婚成立の具合を紹介します。
夫婦喧嘩における暴力の定義
暴力とは痛みに関係なく、物理的な攻撃があれば暴力と言えます。また、激しい暴言などで心理的なストレスを強く受けても暴力です。つまり、議論から逸脱した夫婦喧嘩は全て暴力と言えるでしょう。
あとは、それを受けた側の人間が仲直りするのか許さないのかであり、基本的には先に手を出した方が負けと良く言われますが暴力した側が悪であり、夫婦喧嘩においては、話し合いでなくなった瞬間に暴力と定義づけされます。
夫婦喧嘩では一回の暴力でも離婚出来る
基本的には、一回でも暴力を受ければ離婚が可能です。しかし大切なのは、夫婦喧嘩で暴力をふるわれたから離婚するのではなく、暴力をふるわれた時点での、夫婦喧嘩の題材に対する正当性ではないでしょうか。
普段から頻繁に暴力を受けていて、それが離婚したい理由であれば良いのですが、夫婦喧嘩の口論がヒートアップして少し暴力を受けたとするのであれば、大切なのは暴力へのフォーカスではなく、夫婦喧嘩の内容の正当性です。
もしも、夫婦喧嘩の内容で自分が劣勢だったため、暴力をダシに離婚をと思うのであれば、大抵の人は次の結婚や恋愛でも同じ過ちを繰り返してしまうでしょう。ただの暴力なのか、自分に何かを伝えようとした暴力なのか、真剣に自分とむきあってから離婚について考える必要があります。