保温式(魔法瓶タイプ)の弁当箱の魅力と特徴
近年、健康や節約におけるメリットを考えて、会社などにお弁当を持っていくという光景が一般的になりつつあります。せっかく持っていくなら温かくて美味しいお弁当を持っていきたい。
そんな要望に応えるようにできたのが、作ったお弁当を温かいまま持っていくことができる保温弁当箱です。ここではそんな保温弁当箱の種類や使用時の注意点、さらには今人気の保温弁当箱について紹介していきます。
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保温弁当箱とは
そもそもですが保温弁当箱と聞くと、単純に作ったお弁当が冷めず、お昼時に職場で開けた時も温かいまま美味しく食べることが出来るというように考える方が多いようです。
しかし厳密には、お弁当箱全体を温めておいて、ごはんもおかずも全部温かいまま美味しく食べることができる、というわけではありません。まずは保温弁当箱とは一体どんなものなのかについてを、保温弁当箱の種類を紹介しながら解説していきます。
保温弁当箱の種類
保温弁当箱というは、その名の通り保温機能がついたお弁当箱のことです。ではお弁当箱に詰めたおかずやごはん、すべてに保温機能が付いているかというと、これに対する答えは「No」となります。
基本的にはどの保温弁当箱においてもおかずを保温しておく機能は付いていません。おかずを保温してしまうと、種類によっては食中毒が発生してしまいます。これを防ぐために保温弁当箱でもおかずの保温は出来ないようになっています。
そんな保温弁当箱ですが、温める機能や用途によっていくつかの種類に分かれているので、それぞれについて簡単に紹介するとともに解説していきます。
ごはん容器のみ保温タイプ
まず保温弁当箱としてオーソドックスと言えるタイプのものがコチラでしょう。読んで字のごとくですが、ご飯を入れる容器が魔法瓶などの構造になっており、保温性を持ったタイプの弁当箱となっています。
つまりおかずはいつも通り弁当箱に詰めたら冷ましておき、ごはんは焚きたてを詰めておけばお昼時に温かいお弁当を食べることができるというようになっています。
ランチジャータイプ
続いて、お味噌汁やスープなども入るとして人気のタイプとなっているランチジャータイプの弁当箱です。基本は三段に重ねるようになっていて、一番下にお味噌汁、真ん中にご飯、そして一番上がおかずとなっており、これらを収納するケースが魔法瓶構造となっています。
全体を魔法瓶構造にすることで全体が冷めにくくするのはもちろん、一番下のスープorお味噌汁の熱によって、その上に重ねたごはんの保温をサポートするようになっています。これにより温かいスープor味噌汁を飲みながら温かいごはんを食べることができるという優れモノです。
スープジャー
そして三つ目がスープジャーです。こちらもその名の通り、スープ類を入れて持ち運びができ保温効果もあるタイプの弁当箱となっています。真空断熱層による魔法瓶構造となっています。
シチューなどをお弁当として持ち運ぶことができるだけでなく。あらかじめ材料などを入れておくだけで、お昼時には丁度食べごろになっているなどのレシピが公開され、温かくておいしい弁当を簡単に食べることが出来ることから人気となっています。
>>スープ対応の弁当箱(スープジャー)について詳しくはコチラ
保温弁当箱のメリット・デメリット
最近ではお弁当男子という言葉ができるほど一般的となりつつあります。そんな中で人気を集める保温弁当箱ですが、使うにあたってはどんなメリットがあるのか、またデメリットはあるのかについて解説していきます。
保温弁当箱のメリット
保温弁当箱を使うメリットは、なんといってもお昼時にあたたかいごはんを食べることが出来るという点でしょう。冷めて硬くなったごはんの方が美味しいから好きという方がいないわけではないでしょうが、多くの方はあたたかい方がお弁当は美味しいと感じるでしょう。
ランチジャータイプであれば、ごはんだけでなくスープ類も温かいまま飲むことができます。その名の通り弁当箱に保温効果があるというのはこうしたメリットを挙げることが出来るでしょう。
保温弁当箱のデメリット
ここまで解説すると良いことずくめのように聞こえるかもしれませんが、保温弁当箱にもデメリットがあります。それが「重さ」と「大きさ」でしょう。魔法瓶の構造となっていることもあり、普通の弁当箱と比べるとどうしても大きめに、そして重くなってしまいがちです。
男性の場合だとビジネスバッグに入らないなどの弊害が出てしまう場合もあります。最近では軽量化、小型化も進んでいますが、それでも保温弁当箱のデメリットとなる部分と言えるでしょう。
>>ビジネスシーンにおすすめな弁当箱の選び方について詳しくはコチラ
保温弁当箱はどれくらい冷めないのか
保温弁当箱を使えば、朝作ったお弁当をお昼時に温かいまま食べることができます。ではその保温性能とはどの程度のものなのでしょうか。お昼時に弁当箱を開けるとアツアツのごはんを食べることが出来るものなのでしょうか。ここでは保温弁当箱の保温性能について解説していきます。
保温弁当箱の保温力
まず保温弁当箱が持つ保温効力ですが、これはメーカーによってその効力を載せています。たとえばサーモスでは、室温20度において、製品に95度まで熱したお湯を入れ、それが6時間後に何度になっているかを保温効力として記載しています。
とはいえ、実際に弁当箱に入れるのはお湯ではなく、ごはんやスープです。これは一体どの程度保温効果があるものなのでしょうか。お湯と同じような温度にごはんを保温してくれるのでしょうか。
これはどのような環境下で保管しておくかにもよって若干の違いはあるものの、メーカー記載の保温効力よりも若干温度は下がると思っておいた方が良いでしょう。
70度前後のごはんを保温弁当箱に入れて持って行った場合、およそ5時間後には40度~50度前後になっていると思っていただければ良いでしょう。アツアツのごはんというよりも、人肌よりも少し温かいごはんが食べれるという感覚でしょう。
それでも通常の弁当箱のように冷やしてから入れて、食べる時には当然冷えている弁当に比べると、その差は非常に大きいと感じることが出来るでしょう。
保温弁当箱は予熱が大事
このように保温弁当箱といっても、常にアツアツのごはんが食べられるというわけではありません。保温というからには温めているわけではないので限界がありますが、保温弁当箱の保温効果を最大限に発揮させる方法があります。それが「予熱」です。
「予熱」とは、ごはんを詰めるまえに熱湯でお弁当箱を温めておくことです。やり方としては、熱湯を保温ケースとなる魔法瓶の内側と、ごはんを詰める弁当箱の両方にあらかじめ入れておきしっかり温めます。
これによってお弁当箱と保温ケースが温められ、より保温効果を高めます。実際にこれを行うことで、同じような環境下で同じ温度で入れたごはんが5度前後温かく食べることが出来るでしょう。
保温弁当箱を使う時の注意点
お昼時になっても、温かいごはんやスープを美味しく食べることができる保温弁当箱ですが、使用する際には注意しておかなくてはならない点もいくつかあります。せっかくのお弁当タイムを台無しにしないためにも、これらの注意点はしっかりとおさえておきましょう。
食材によっては傷んでしまう
保温弁当箱を使う時にまず注意しなくてはならないのが、食材が痛まないようにすることです。お弁当は基本的に、ごはんもおかずも詰めてから冷ます必要があります。これは食中毒を避けるためです。
前の項目でも解説した通り、保温弁当箱によって保温された食材はおよそ40度前後になっていることが多いのですが、これは細菌が最も増殖しやすく活発に活動する温度となってしまいます。
ごはんであればそこまで大きな問題にはなりませんが、おかずなどの場合は食材によってかなり痛むこともあるので、基本的には保温可能スペースに入れるのはごはんだけにしましょう。
メーカーによっては炊き込みご飯やおにぎりなども避けるべき、だとしているところもあるので注意が必要となります。
夏場でも使えるのか
これらのことを考慮した場合、ただでさえお弁当の中身が傷みやすい夏場に保温弁当箱を使用してもよいのかと不安になる人もいるでしょう。その不安に対して、保温弁当箱で有名なサーモスは、一年中使用しても問題ないとしています。
ごはんやスープは出来たてでアツアツのものを入れすぐにフタをする。おかずはよく冷ましてからフタをし、痛みやすいものは極力使わないということに気を付ければ夏でも問題なく使用できるでしょう。
おすすめ保温弁当箱人気ランキング
ここまで保温弁当箱について解説してきましたが、近年の人気もあり非常に多くの保温機能が付いた弁当箱が販売されています。ここではそんな保温弁当箱について、特に人気のあるものを、おすすめの保温弁当箱の人気ランキングとしてまとめてみました。
第1位:【サーモス】ホットランチ ステンレスランチジャー JBC-801
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保温弁当箱で人気ランキング第一位となったのはこちらです。サーモスの「ホットランチステンレスジャーJBC-801」です。ごはん容器、スープ容器、おかず容器の三段設計です。
スー プ容器の上に断熱フタを使用したごはん容器を置くことでしっかりと保温効果を高めるだけでなく、外側は熱を伝えない真空断熱層となっています。ステンレス 素材を用いた高い保温力で、お昼時に温かいお弁当を楽しむことが出来るでしょう。痛みやすいおかず容器部分は常温となるように工夫されています。
第2位:【象印】ステンレスランチジャー お・べ・ん・と SL-GG18-BD
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続いてランキング2位となったのは、象印の「ステンレスランチジャーお・べ・ん・とSL-GG18-BD」です。なんといってもご飯茶わん3杯分を詰めることができる大容量となっている点が男性に人気となっています。
また容器はAg+抗菌加工がなされているので清潔にお使いいただくことができます。また内容器はクリンベル加工、本体内側はフッ素コートになっています。汚れが付きにくく、本体の丸洗いも可能です。
第3位:【サーモス】ホットランチ 真空断熱フードコンテナー JBM-500
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続いて第3位となっているのが、ふたたびサーモスから「ホットランチ 真空断熱フードコンテナー JBM-500」です。こちらはこれまでとは違い一段の弁当箱となっています。
本体はステンレス魔法瓶構造となっており丸洗いも可能です。アツアツのスープ類、シチューなどはもちろんのことながら、冷たいデザートを持ち運ぶのにも適した万能タイプの保温弁当箱となっています。