巣を張らせない！クモの予防と駆除退治方法
クモは、毒グモを除いて、家に出没するクモはほとんどの種が無害で、蚊やハエ、ゴキブリなどを駆除してくれる益虫でもあります。しかし、その姿や形などを不快としたりクモの巣によって外観を損ねるという点からクモを駆除する必要がある場合もあります。
また近年、セアカゴケグモやハイイロゴケグモなどの毒性を持つ外来種のクモが全国各地で多数発生しています。クモを見つけた時には、直接触ったり、駆除の際には皮膚に触れないように注意をして行うことが大切です。
クモの中には自ら出す糸で巣を作って餌となる害虫を捕捉するタイプから、巣を作らずに徘徊して害虫を捕捉するタイプまでさまざまです。ここでは、巣を張らせない！クモの予防と駆除退治方法を詳しくご紹介します。
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クモの巣を作らせない予防方法
クモの巣を作らせない予防方法をご紹介しましょう。
- 殺虫剤を事前に散布する
- クモの嫌うものを置いておく
上記の2種類の方法があります。残効性や忌避効果のある殺虫剤を、クモを良く見かける場所や屋内への侵入口などに事前に散布しておけば、クモが嫌がってその場所へは近よらなくなり、クモの巣を予防できます。大体2週間から1ヶ月の間効果が持続するものが多いので、2週間から3週間に1回殺虫剤を散布するようにしてください。
また、雨が降ると効果が薄れてしまうため、雨が降った場合はその都度殺虫剤を散布しましょう。
クモは餌となる他の害虫が生息しやすいところに、巣を張ります。ユスリカ・蛾などの虫が多数飛んでくる街頭や蛍光灯や、ベンチの下、柱、玄関先などに殺虫剤を散布しておくことが効果的です。また、餌となる害虫を殺虫剤や防虫仕様のライトや蛍光灯などで駆除しておくことも、クモの巣張り予防には必要です。
また、クモが嫌うとされているコーヒー豆やペパーミントなどを設置しておくのも効果があるとされています。
クモの駆除退治方法
クモの駆除方法や効果的な殺虫剤について解説します。クモは蚊やハエ、ゴキブリなどを駆除してくれる益虫でもあります。しかし、その姿や形などを不快としたりクモの巣によって外観を損ねるという点からクモを駆除する必要がある場合もあります。
そういった場合は、スプレータイプの殺虫剤を直接散布しましょう。クモを見つけた場合は、直接スプレータイプの殺虫剤を噴霧してください。クモの巣が張っていたら、クモの巣をはたきなどできれいに取り除いてから、クモの巣の張っていた場所に噴射しましょう。
また、倉庫内等に大量発生してしまった場合は噴霧器で空間噴霧処理しましょう。屋外に生息しているクモに対しては、発生源が広いので直接駆除をすることは難しいです。事前に屋内への侵入口にスプレーして侵入を防ぎ、クモを見つけた時には直接殺虫剤をスプレーするのが効果的です。
また、こまめに掃除をして部屋をきれいな状態に保っておけばクモの餌となる虫もいなくなるので、必然的にクモもいなくなります。
クモを駆除する際の注意点
クモを駆除する際のいくつかの注意点について詳しく説明します。
- 直接手や肌に触れないようにする
- むやみやたらに駆除しない
日本に生息するクモのほとんどは毒性が無く、安全な益虫ですが、最近は、セアカゴケグモやハイイロゴケグモなどの毒性を持つ外来種のクモが全国各地で多数発生しています。クモを見つけた時には、直接触ったり、駆除の際には皮膚に触れないように注意をして行いましょう。
セアカゴケグモなどの毒グモは、攻撃性はなく、素手で触らなければ咬まれることはまずありません。しかし、セアカゴケグモやハイイロゴケグモなどの神経毒をもつ毒グモに咬まれると、激しい痛みとともに、局所の腫れ、めまい、嘔吐などの症状が現れます。
経過はさまざまで、そのまま治まることもあれば、重症化することもあります。特に小児や高齢者は症状が重くなる恐れがあるので注意が必要です。万が一かまれてしまった場合は、すぐに病院へ行く必要があります。
セアカゴケグモやベンチの下、側溝のふたや裏側、ガードレールの支柱、墓石など、日当たりがよく昆虫や小動物等の餌が豊富なところになどの適当な隙間がある場所に、巣を張り生息しています。
クモは特別薬剤に強いわけではありませんが、殺虫剤を直接散布しても、数時間生き残る可能性があるので、あわせて注意が必要です。
クモの中には自ら出す糸で巣を作って餌となる害虫を捕捉するタイプから、巣を作らずに徘徊して害虫を捕捉するタイプまでさまざまです。クモは、毒グモを除いて、家に出没するクモはほとんどの種が無害で、蚊やハエ、ゴキブリなどの害虫（農業害虫・衛生害虫）を捕食して退治してくれる益虫です。
しかし、その姿形からくる印象や不吉なイメージなどから嫌う人が多くいますが、むしろ人間にとっては都合のいい益虫です。とくに害虫が発生しやすい夏などの季節は、蚊も餌として食べてくれるので、見つけてもそ駆除せずにそのままにしておいた方が、薬剤を使って蚊を駆除するよりも安全です。
また、アシダカグモは家の中に2から3匹いれば、半年でその家のゴキブリが全滅するとも言われています。良く家の中で見かける巣を張らずに徘徊して餌を捕獲するハエトリグモはその名の通りハエを食べてくれます。
クモは、毒グモでない限り上記であげた無害のクモは、体に触れたりしても人体に影響を及ぼす事は無く、害虫などを駆除してくれる益虫だということをしっかりと理解した上で、むやみやたらに駆除するのではなく、必要に応じて駆除するようにしましょう。
