赤ちゃんや妊婦への影響は？殺虫剤の使用方法と注意点
蚊やゴキブリなどの害虫に対して殺虫効果のある殺虫剤。最近では、強力な効き目のある殺虫剤もたくさん市販されています。
そんな殺虫剤を使用する際に「人体への影響はないの？」と心配になる人も多いと思います。
家庭用殺虫剤は薬事法に基づき、厚生労働省の審査の元で人体への安全性を確認して、製造販売されているので心配はありません。
殺虫剤の多くは、ピレスロイド系という成分を含んでいます。もともとは天然成分由来なので人体への影響は極めて低いです。
そのため、体内に成分が入ったとしても、神経系などには作用せず、速やかに代謝されて体外に排出されます。正しい使用法で使っている分には、問題はありません。
しかし、殺虫剤にはそれぞれ注意書きが書いてあるので、しっかりと読んでから正しい使用方法で使用しなくてはいけません。
ここでは、赤ちゃんや妊婦への影響は？殺虫剤の使用方法と注意点を詳しくご紹介します。
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殺虫剤の人体への影響は？
一般的に市販されている殺虫剤の多くは、ピレスロイド系という成分を含んでいます。
このピレスロイド系の成分は、もともとは天然成分由来なので人体への影響は極めて低いです。
そのため、体内に成分が入ったとしても、神経系などには作用せず、速やかに代謝されて体外に排出されます。正しい使用法で使っている分には、問題はありません。
ただし、人体に直接かけたり、大量に吸い込んでしまうとアレルギー反応が出てしまう場合があるので注意が必要です。
また、皮膚に薬剤が触れないように注意しましょう。狭い空間などで使用する場合には換気をしっかりと行い、殺虫剤が付着したと思われる床や壁は念のため拭き掃除をしてください。
殺虫剤の注意書きをよく読んで、正しい使用容量や使用方法をきちんと守って、いくつかの注意点を気をつけて使用すれば問題ありません。
赤ちゃんや妊婦がいる家庭は？
ほとんどの殺虫剤は、正しい使用容量と使用方法を守って使うのであれば、赤ちゃんや妊婦がいる家庭で使用しても大丈夫です。
しかし、アメリカの大学では、農薬として使われるほか、ハエや蚊、ゴキブリの殺虫剤、ペット用ノミとり首輪等に使われている有機リン系殺虫剤に母体内で曝露した子どもは、そうでない子どもに比べてIQが低くなるという研究結果が発表されています。
そのためにも、念の為に赤ちゃんや妊婦を殺虫剤を使用する部屋から移動させたり、それでも心配な方は殺虫成分の含まない凍殺タイプの殺虫剤の使用がおすすめです。
薬剤によって花やのどの粘膜に影響が出てしまう人や、殺虫後のダニの死骸などによってアレルギー反応を起こしてしまう人もいるので、使用後は、30分以上の換気や隅々まで掃除をすることをおすすめします。
また、赤ちゃんが間違って飲み込んでしまったりなどをした場合は、中毒症状などの影響が出ることもありますので、赤ちゃんがいる家庭では十分な注意が必要です。
殺虫剤の正しい使用方法と注意点
市販されている殺虫剤は基本的には安全ですが、正しい使用方法や容量を守らなければ健康に悪影響が出る恐れがあります。
特に小さな子供やペットのいる家庭では、誤飲などの恐れがあります。小さな子供やペットなどの手の届かない場所に保管しましょう。
殺虫剤の正しい使用方法
殺虫剤の詳しい使用方法は、商品によって異なるので、必ず確認を行ってください。
それぞれの殺虫剤の注意書きをよく読んで、適切な使用量（スプレータイプなら30秒ほどなど）を守ることが大切です。
また、皮膚に触れないように噴射したり、吸引しないようにマスクなどを装着してから使用しましょう。
殺虫剤を使用する時の注意点
殺虫剤を使用する時の注意点は以下の通りです。
- しっかり換気を行う
- 使用後は清掃を行う
- 殺虫成分を含まないものを使用する
赤ちゃんや妊婦のいる家庭に限らずに、殺虫剤の注意書きを読んでから使用することが大切です。
しっかり換気を行う
一般的な家庭用殺虫剤に使用されているピレスロイド系という植物由来の化学薬品は、体質によってはアレルギーの発症を促す恐れがあります。
そのため、殺虫剤を使用した後は、しっかりと30分以上の換気を行いましょう。
使用後は清掃を行う
殺虫剤を使用した後は、見えないダニや害虫の死骸がそのまま残っていたり殺虫剤が床や壁などに付着している恐れがあります。
殺虫剤は、床や壁などに府付着するとべたつきや汚れの原因になります。また、ダニの死骸もアレルギー発症の原因になるので、隅々まで掃除を行いましょう。
殺虫成分を含まないものを使用する
それでも心配という人には、殺虫成分を含まないものを使用することをおすすめします。
凍殺スプレーなどは殺虫成分が入っていないので、キッチンや食品まわり、寝室など殺虫剤を使用したくない部屋、赤ちゃんや妊婦のいる家庭でも安心して使用することができます。
ただし、凍殺スプレーは皮膚についた場合などは、凍傷を起こす可能性が高いので、くれぐれも使用の際には人体に向けて噴射しないように注意が必要です。
