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簡単にできる!シロアリの予防と駆除退治方法

シロアリの予防と駆除方法

日本で家屋に棲みつき、家の柱や土台を食べるなどして被害を与えるシロアリは、自然界では枯れた木や落ち葉を食べるため、森の土壌を栄養豊富な土に変えるという益虫しての役割も大きく、豊かな自然を守るためにも地球にとっては必要な存在でもあります。

主に、日本の家屋で問題になることが多いシロアリは、ヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリ・ダイコクシロアリの4種類です。この3種の中でも最も加害の激しい種類で、建造物や生立木に大きな被害を与えるイエシロアリは、西日本列島を中心に生息していましたが近年では飛び地的に東京や茨城などでも被害が報告されています。

シロアリ防除にはシロアリを退治する駆除と、被害を未然に防ぐための処理である予防の2つに分けられます。ここでは、簡単にできる!シロアリの予防と駆除退治方法について詳しくご紹介していきたいと思います。

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シロアリの予防方法

シロアリの予防方法

日本の家屋に棲みついて、柱や土台を食べて被害をだすシロアリ。シロアリの中でもヤマトシロアリやイエシロアリは、5月から7月頃に発生します。アメリカカンザイシロアリは6月から9月頃が発生とされていますが、場合によっては1年中発生することもあるので注意が必要です。

シロアリは一度発生すると、駆除作業がとても大変です。シロアリ被害に合わないためには、まずシロアリを発生させないための予防がとても大切です。シロアリは湿気の多い環境を好んで棲み着く習性があるので、まずシロアリ予防には、掃除をする時などには全ての窓を開けて風通しを良くするなどをして、家に湿気を溜めないよう心がけましょう。

また、家の周囲や庭に不要な木材が置いてあったり、雨漏りによって壁や床、柱に水が染みると木材に水分が入り、その木材がシロアリの温床となり巣を作る恐れがあります。雨漏りしている個所などは補修し、水回りも掃除をして日頃から湿気を溜めないようにしましょう。

シロアリ予防には、液体もしくは粉状のアレスリン(合成ピレスロイド)・イミダクロプリド(ネオニコチノイド)・シプロコナゾール(トリアゾール)等の成分が配合された殺虫剤を、シロアリが発生する前にあらかじめ散布するのも効果的です。

ただし、殺虫剤の効果はいずれも短く設定されており、最大でも効果は5年ほどしか持続しません。殺虫剤を使用する際には、5年以内に再処理しないとシロアリ発生の危険性があります。

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シロアリを駆除退治方法と注意点

シロアリを駆除退治方法と注意点

シロアリを駆除は、基本的には薬剤(殺虫剤)を用いて駆除します。シロアリは殺虫剤を吹き付ければ容易に致死しますが、集団で生息しているため、見えていないところにも数多くのシロアリが生息しております。そのため、専門の知識がないと、完全に駆除するのが難しい場合があります。

シロアリ駆除に使う薬剤には、神経の刺激伝達物質の分解酵素(コリンエステラーゼ)を阻害しシロアリを退治するカーバメート系、速効性に優れており痙攣・麻痺作用を引き起こし、シロアリを退治するピレスロイド系、正常な刺激伝達が遮断されることで伝達異常を起こし、シロアリを興奮状態に陥らせ退治する成分のネオニコチノイド系などが含まれています。

そのほかにも、低薬量で極めて高い殺虫効果を発揮し、忌避性がなく緩やかに作用するため高いドミノ効果が期待できるフェニルピラゾール系、シロアリの呼吸障害を引き起こすことで退治するフェニルピロール系なども効果があると認められています。

速効性のある殺虫剤や、忌避効果にも優れた殺虫剤、また速効性はあまり無くても巣まで持ち運んで駆除する殺虫剤など色々なタイプの殺虫剤があるので、用途に合わせたタイプのものを選ぶことも大切です。ここでは、シロアリを駆除退治する方法と、いくつかの注意点について詳しくご紹介したいと思います。

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まずは巣を探し出す

シロアリを駆除する際には、まず巣を探し出すことが大切です。ヤマトシロアリは数千~数万匹の比較的小さな巣を作り、家屋の被害部分に巣があることが多いのが特徴です。また、イエシロアリは土の中に塊になった本巣と呼ばれる巣を作り、そこから蟻道を伸ばして道の途中でも枝分かれのようになった分巣と呼ばれる言わば支店のような巣を作ります。

イエシロアリの本巣は、大きいものでは1m以上にもなり、分巣を作るために辿る蟻道として家の木材に穴をあけています。そのため、分巣を含めた巣全体としては最大半径100mもの大きさになるものもあります。途中の分巣だけを駆除しても、大元の本巣を駆除しなければ完璧な駆除とはなりません。

シロアリは、単体で生息しているのではないので、一匹だけ駆除しても全く意味がありません。シロアリの繁殖を止めるためには、巣を駆除しないと根本的なシロアリの駆除は出来ません。軒下や壁中にある巣を駆除しましょう。特に水回りにシロアリの巣が多く見られるので、しっかりと確認をすることも大切です。

羽アリには殺虫剤を使用しない

羽アリが発生した場合は殺虫剤を使用せずに、掃除機を使用して駆除するのがおすすめです。羽アリは殺虫剤を警戒して、広範囲に飛散してしまう可能性があるので殺虫剤を使用しないようにしましょう。掃除機に吸い込まれた羽アリは、掃除機の中で殆んど死んでしまうので、薬剤を撒くよりも後処理も簡単で手軽にできます。

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