絶対に刺されたくない！蚊の予防と駆除退治方法
日本には30種類ほどの蚊が生息されていると言われています。蚊といえば夏のイメージですが、実は1年を通して活動している蚊もいます。しかし、夏場はより蚊が多くなる季節なのでより注意が必要です。蚊は、伝染病などを媒介することでも知られています。
人間にとっては害虫である蚊は、幼虫と成虫とで生活場所が異なっており、予防・駆除にはそれぞれの対策が必要となってきます。蚊に刺されないためには、まず蚊を発生させないようにしましょう。特に蚊の幼虫「ボウフラ」は、少量の水たまりでも羽化してしまいます。
幼虫がいれば幼虫駆除剤を使用し、蚊の成虫には種類豊富な殺虫剤の中から使用用途や環境に合ったタイプの殺虫剤を選んで使用しましょう。ここでは、絶対に刺されたくない！蚊の予防と駆除退治方法をそれぞれ詳しくご紹介します。
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蚊を発生させない予防方法
蚊に刺されないためには、まずは蚊を発生させないことが一番大切です。日本にはおよそ30種類もの蚊が生息しているとされていますが、私達の生活圏に生息しているのは主に3種類と言われています。
頭痛や関節痛・発疹などがあり、出血して重症化する恐れのある伝染病である「デング熱」などを媒介するヒトスジシマカ、通称「ヤブ蚊」は外で生活している蚊です。主に夜に活動するアカイエカ、一年を通して活動をしているチカイエカの3種類です。
蚊は、1回に数十個から200個くらいの卵を水たまりに産みます。幼虫のボウウラ・さなぎは水たまりなどで1～2週間くらい生息をし、その後成虫となった蚊は日陰などに生息して寿命は1か月くらいとされています。
幼虫であるボウフラは、空き缶、ペットボトル、バケツ、側溝、古タイヤ、植木鉢の鉢受け等、少しの水があればそこで羽化してしまいます。ベランダや庭先、家の周りの水たまりをなくし、溝の掃除をし、ボウフラの棲みかを無くすことを心がけましょう。
また、普段から雨水などが容器にたまらないように、容器を逆さまにして置くなどの工夫が必要です。また網戸やカーテンを必ず使用して、屋外にいる蚊の屋内への侵入を防ぐことも大事な予防方法のうちの1つです。
蚊の駆除退治方法
蚊の成虫の駆除には、蚊取り線香、電動の蚊取りベープ、吸引式捕虫器、スプレー殺虫剤などが一般的に使用されています。どのタイプも蚊の駆除効果に優れていますが、使用場所に合わせて選ぶ必要があります。
昔から日本の家庭で使われている蚊取り線香は、ピレスロイドを主成分とし、線香が燃焼する時の熱によって有効成分が揮散し、煙と一緒に広がり、蚊を駆除します。屋外や外出時の蚊の駆除に向いています。
また、蚊取り線香と同じ有効成分であるピレスロイド系成分を、電気の熱で揮発させる装置である電動の蚊取りベープなどは、蚊取り線香よりも持続時間が長くい上に、煙が出ないので屋内での使用に向いています。蚊が気になる玄関などに設置しておけば蚊を駆除してくれます。
吸引式捕虫器は、主にライトで蚊を誘引してファンで静かに吸引して駆除します。昼間は太陽光などの影響によりあまり効果はありませんが、夜のうちに蚊を駆除したい人や、屋外の蚊を駆除したい人に向いています。日本脳炎を媒介するとしても知られているアカイエカは夜に活動するので、アカイエカの駆除に最適です。
スプレー殺虫剤は、屋外や屋内な度で使用できるタイプのものがあります。速効性に優れており、残効性の高いものも多く販売されています。色々な部屋で使いたい人におすすめです。また、スプレータイプのものは気づいたときに手軽に殺虫うできるので、夏だけでなく1年を通して活動するチカイエカなどにも向いています。
蚊の幼虫「ボウフラ」の駆除方法
ヤブカ類は植木鉢や空き缶、竹の切り株などのちょっとした水溜りでも十分発生が可能なので、水が溜まるようなものは廃棄し、発生源の除去が大切です。また、アカイエカの発生源となる下水溝やどぶ川は清掃し、雑草が生えていれば除去して水の流れを良くするようにしましょう。
万が一、蚊の幼虫「ボウフラ」が生息してしまったり、発生原因の除去が不可能な場所においては、幼虫駆除剤を使用するのが効果的です。ボウフラの発生しやすい場所である雨水ます、排水溝、植木鉢の受け皿、水鉢、お墓の花立てなど、少量でも水が溜まりやすい箇所に適量散布するだけで、蚊の幼虫であるボウフラを簡単に駆除できます。
粉状や粒状のタイプの幼虫駆除剤は速効性のあるものよりも、残効性に優れたものが多いのが特徴です。一方、速効性を求めるならば、液体タイプの幼虫駆除剤がおすすめです。ボウフラの発生場所である水たまりに適量散布するだけで、液剤だからすばやく拡散し、駆除できます。
蚊を駆除する際の注意点
蚊を駆除する際にいくつかの注意点に気をつけて行うようにしましょう。自宅や庭先などに蚊が大量発生している場合は、近くに蚊の発生源（ボウフラの生息している水たまりなど）が存在していると思って間違いありません。まずは、蚊の幼虫であるボウフラの発生源をしっかりと取り除くことが大切です。
人によって刺されるとただ痒いというだけではなく、赤く腫れ上がってしまうこともあります。場合によっては熱が出たり蕁麻疹といった症状が出たりする人もいます。また蚊を媒介としたデング熱などの伝染病に感染する恐れもあるので、駆除の際には肌を露出しないことも大事なポイントです。
