台所や洗面所に発生!コバエの予防と駆除退治方法
コバエは、ショウジョウバエなどの小さなハエの総称で、「コバエ」という名前のハエは存在しません。コバエと呼ばれるものの中には、ショウジョウバエ、キノコバエ、ノミバエ、チョウバエなどが含まれ、それぞれのハエによって発生場所は異なります。
また、コバエは人体に影響を及ぼすような害はないものの、卵は一見では全くわかりませんので、もし食品に産卵されても気付かずにそのまま食べてしまうケースもあり、とても不衛生な虫です。まずコバエを駆除するには、コバエを発生させないことが大切です。そのための1番の対策は、コバエのわきやすい環境を作らないことが重要です。
ここでは、台所や洗面所に発生!コバエの予防と駆除退治方法についてそれぞれ詳しく解説していきたいと思います。
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コバエを発生させない予防方法
見た目が不快ということだけでなく、植物や糞尿などにたかるため、食品工場や飲食店において深刻な被害をもたらすコバエ。家庭でも、ちらつくコバエはとても気になります。まずコバエを駆除するには、コバエを発生させないことが大切です。そのための1番の対策は、コバエのわきやすい環境を作らないことが重要です。
例えば、三角コーナーにふたをする、残ったご飯は密封できるゴミ箱へ処分するなど、生ごみを露出しないことが効果的とされています。また、汚れているものはきちんと清掃して、生ゴミを早めに捨てて、洗面所や台所・トイレのヌメリや汚れを取り除き清潔に保つことが大切です。
特に、排水口まわりなどゴミが溜まりやすい場所はこまめに掃除するといった、誘引源を極力減らしましょう。せっかく駆除しても餌があればまたコバエは発生してしまいます。この悪循環を繰り返さないためにも、日ごろの対策を心がけましょう。
コバエの駆除退治方法
コバエは、ショウジョウバエなどの小さなハエの総称で、「コバエ」という名前のハエは存在しません。コバエと呼ばれるものの中には、ショウジョウバエ、キノコバエ、ノミバエ、チョウバエなどが含まれ、それぞれのハエの種類によって発生場所は異なります。
コバエを駆除するには、まずコバエの種類を見分けることがポイントです。小さいハエも種類によって好みが違うため、発生場所が異なりまます。また、コバエは屋外から入ってきている場合と、屋内で発生している場合とで対策が異なります。コバエを駆除退治する方法は以下の2つのポイントに分けて行うと良いです。
- 幼虫の駆除方法
- 成虫の駆除方法
ここでは、この2つの方法について詳しく解説していきます。
コバエの幼虫の駆除方法
コバエの幼虫は、人の泌尿生殖器、消化器、眼瞼などに迷入してハエ症を引き起こすことが知られています。屋内でコバエが発生している場合は、発生源対策が最も重要となります。まず、コバエの幼虫の生息場所や、腐敗物などを特定します。
発生原因が廃棄できるものは捨てます。浄化槽内や側溝内などの場合は、清掃をして発生源となる腐敗物を取り除きます。そしてそこに安全性の高いコバエ幼虫駆除剤(IGR)を散布して殺虫します。配管奥や隙間など、薬剤の散布が難しいところには、泡状の薬剤が効果的です。
コバエの成虫の駆除方法
室内で飛んでいるコバエ成虫は交尾・産卵し、新たに幼虫が発生してしまいます。そのため幼虫駆除すると同時に、成虫駆除も重要となります。成虫には蒸散タイプ・コバエ捕獲器・スプレータイプの殺虫剤を使用しましょう。
またお風呂場や洗面所など発生している成虫には蒸散タイプの殺虫剤を使用。洗面所やキッチンなどにはコバエホイホイなどの捕獲器が有効。一匹のコバエにはスプレー殺虫剤を使用するのが効果的です。
コバエは吸入口が小さいので、通常のハエに効果のあるタイプでは効かない可能性があるので、コバエ用の殺虫剤を使用するようにしましょう。
屋外から屋内に侵入してきてしまう場合には、まず侵入を防ぐことも大切です。窓やドアはできるだけ開放せず、窓にはなるべく目の細かいメッシュ状の網戸を取り付けましょう。玄関などの出入口付近や、廊下などに薬剤を蒸散する殺虫器を取り付けておくと、外から飛んで入ってくるコバエを駆除することができ、コバエ侵入の防止対策になります。
コバエを駆除する際の注意点
成虫をいくら駆除しても発生源を取り除かなければ、完璧な退治は無理です。こまめに掃除をして発生源を取り除き、コバエの幼虫・成虫ともに駆除しましょう。また、コバエ類は発生源の特定が難しい害虫なので、駆除しても発生してしまうなど、発生原因が分からない場合は、害虫駆除業者へ相談するのもおすすめです。
観葉植物などには発生してしまった場合は、土の上に置くタイプの殺虫剤や水に溶かして使う殺虫剤をなど、観葉植物に使用できる殺虫剤を使用して、土の中にいるコバエを駆除するようにしましょう。通常の殺虫剤を使用してしまうと、観葉植物が変色したり枯れてしまったりする恐れがあります。
土の上に置いて使用する殺虫剤は、ペットや小さな子供が口に入れて誤飲の危険性があるので注意して使用するようにしましょう。