最強の対策方法!ゴキブリの予防と駆除退治方法
5月頃から9月中旬までが活動期とされるゴキブリ。ゴキブリは、高温多湿で汚い場所に好んで繁殖するので病原菌もたくさん付着しています。多くの場合、ゴキブリはエサを求めて、外から屋内へ侵入してきます。ゴキブリを発生させないためには、まずその屋外から屋内への侵入を予防することが最も大切です。
それでもどうしてもゴキブリが発生してしまった場合には、しっかりと確実にゴキブリを駆除しましょう。駆除した後は、正しい処理方法と掃除をすれば安心して日常生活が送れます。現在では、色々な予防・駆除の殺虫剤が販売されています。ここでは、最強の対策方法!ゴキブリの予防と駆除退治方法をそれぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。
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ゴキブリを発生させない予防方法
まずはゴキブリが発生しないように、以下の点を注意する事が大切です。
- 屋内への侵入を防ぐ
- 屋内を清潔に保つ
- 家の除湿や換気を行う
- 設置型タイプの殺虫剤を活用
ゴキブリは、多くの場合は外からエサを求めて屋内に侵入してきます。イヤなゴキブリが出てしまう前に、まずゴキブリを発生させないことがとても重要です。ここでは、ゴキブリを発生させない4つの予防方法についてそれぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。
屋内への侵入を防ぐ
ほとんどのゴキブリは、外から家に侵入してきます。まず、ゴキブリを屋内に入れない事が、とても大事なポイントです。一旦ゴキブリが屋内に入り込んで、繁殖してしまうと駆除が大変です。特に帰宅時や洗濯物の取り込みの際に衣服について侵入する事が多いため、注意が必要です。
洗濯物を取り込む時には、しっかりと洗濯物をはたいてから屋内に入れましょう。また、ゴキブリは昼間よりも日没後の暗い時間帯の方が活発になる習性があります。ゴキブリを侵入させないためにも、明るい時間のうちに洗濯物は取り込むようにしましょう。
帰宅時など、玄関を開けた時に一緒に侵入してくる場合もあるので、玄関周りや、ベランダなど出入りする場所に忌避効果のある殺虫剤を事前に散布しておけば、ゴキブリの屋内への侵入を防ぐのにとても効果的です。窓もしっかりと網戸をするなど隙間を作らないように心がけてください。
屋内を清潔に保つ
ゴキブリが家に侵入してくるのは、食べ物を求めてくることも大きな理由の1つです。ゴキブリのエサとなるものを極力減らし、清潔を保つことはゴキブリの侵入を予防します。日頃から屋内を清潔に保ちましょう。特にキッチン周りやごみ箱周辺を清潔に保つことが大事です。ゴキブリは雑食性で、いろいろなものを食べます。
野外に暮らしているときはきのこや植物、動物のフンなどを食べています。家の中では、人間の食べるものは何でも食べると思って間違いありません。また、海苔、紙、皮革、人間が落とした髪の毛や皮脂などもエサにしてしまいます。その他にも玉ねぎやビールなどを好みます。
まず、ゴキブリを侵入させず、また繁殖させないためにも、生ごみなどゴキブリの餌となるものが多いキッチン周りや、ごみ箱を常に清潔に保つことが大切となります。とはいえ、落ちている髪の毛でも食べてしまうゴキブリに対して、家の中からエサをまったくなくすことが難しいことも事実です。
しかし、部屋を清潔にしておくことによって、エサが無いので侵入してしまっても、繁殖を防ぐこともできるので有効な予防方法です。
家の除湿や換気を行う
ゴキブリは、暗くて暖かくて狭い場所、また湿度の高い場所を好みます。よく、キッチンのシンク裏などに密集して繁殖しているのはそのためです。キッチン周りだけでなく、湿度の高い場所に生息するため、家の中の除湿や換気をこまめに行うこともポイントの1つです。
また、ゴキブリはダニも食べるため、ダニが繁殖しやすい高温多湿にすると、ゴキブリもそのダニを求めて家の中に入ってしまいます。ダニを繁殖させないように、しっかりと換気扇をつけて換気したり、エアコンのドライ機能などを活用して部屋の除湿と気温を下げるようにしておきましょう。
また、キッチンなどの換気扇を回しておくと、換気をしながら換気扇からのゴキブリの侵入を防ぐこともできます。
設置型タイプの殺虫剤を活用
玄関やベランダに設置型の殺虫剤を置いておくと、ゴキブリの侵入予防にとても有効な予防方法です。設置型の殺虫剤は、ゴキブリを吸い寄せて食べさせ、体に毒が回ることによって退治するベイト剤(毒餌剤)のものが最も効果的です。設置型のものは残効性にも優れており、外で駆除してゴキブリの屋内への侵入を予防してくれます。
ベイト剤には2種類あり、そのうちの1つである非連鎖系ベイト剤は、それを食べたゴキブリ以外には効果はありませんが即効性があり、その代表的なものに「ホウ酸だんご」があります。2つめのベイト剤は、食べたゴキブリ以外にも影響を及ぼす連鎖系ベイト剤です。
連鎖系ベイト剤には色々な商品があり、主に市販されているものでは「コンバット」「ブラックキャップ」「コンバットハンター」などがあります。これらの連鎖系ベイト剤も、時間はかかりますが、殺虫効果に優れており外からの侵入を予防するのにとても効果的です。
ゴキブリの駆除退治方法
屋内に侵入してしまったゴキブリの駆除退治方法は、基本的にスプレータイプの殺虫剤で駆除を行います。スプレータイプのものは、即効性・確実性・使い勝手という点からもとても優れている方法です。その際は、ゴキブリが家具の裏や隙間に逃げ込まないように、必ず仕留める事がとても重要です。
すぐに手に取れる場所殺虫剤がないと、逃がしてしまうことも多いので、キッチンなど遭遇しやすい場所に置いて奥のおすすめです。また駆除し終わった際は、死体をビニールに包んで、素早く屋外に捨てましょう。ゴキブリのメスは死ぬ間際に産卵することがあります。
この落ちた卵を見逃がすと、ひと月以内に20匹近いゴキブリが生まれてしまいます。死骸や周囲をよく見て、卵を見落としていないか確認しましょう。燻煙剤で卵を駆除することはできません。ゴキブリの卵は非常に硬く、煙を広範囲にまき散らすタイプの殺虫剤(くん煙剤)を通さないので中の卵は死にません。
死んだゴキブリのお尻に卵がついたままになっている可能性があるので、ごみ袋は口が開かないように厳重にふさいでから処分します。ゴキブリが出現した近くに卵がある可能性もあるので、その周辺一帯を、洗剤をつけた雑巾できれいに拭き掃除するとより効果的です。
ゴキブリが頻繁に発生する場合
頻繁に発生する場合は、ゴキブリが屋内で繁殖している可能性があります。その場合は、よく発生する場所に設置型タイプの殺虫剤もしくは部屋全体の殺虫ができるくん煙タイプもしくはくん蒸の殺虫剤を使用するのが有効です。大部分のゴキブリは普段隠れているため、隙間に潜みどこにいるのかわかりません。
隠れているゴキブリもすべて駆除したいのであれば、燻煙タイプのものがおすすめです。また、マンションなどの集合住宅では、煙の出ないくん蒸タイプのものが良いでしょう。また、くん煙・くん蒸タイプのものは、処理後の掃除や死骸処理など手間がかかります。その分即効性もありますが、面倒だという人は設置型のベイト剤を使用するのがおすすめです。
ゴキブリの隠れ場所となるキッチンやトイレ、テレビの下などにベイト剤を設置しておけば、時間はかかりますが確実に毒餌を食べたゴキブリや毒を吸引したゴキブリを退治できます。
ゴキブリを駆除する際の注意点
しっかりと予防をしていてもゴキブリが発生してしまった場合は、確実に駆除することが最も重要ですが、駆除する場所・環境によっても注意が必要です。ゴキブリを駆除する際には以下のような点に注意して行いましょう。
- キッチン周りで発生
- 妊婦や赤ちゃんがいる家庭
食べ物や食器、調理器具など口にするものが多く保管してあるキッチンや、妊婦や赤ちゃんなど小さな子供のいる家庭では、殺虫剤の使用方法、選び方には特に注意が必要です。通常の殺虫剤ではなく、殺虫成分の入っていない安心な殺虫スプレーを使うことをおすすめします。
キッチン周りでゴキブリが発生した場合
隠れる場所が多くて高温で多湿、また生ごみなどゴキブリの好むものが多いキッチン周りには、ゴキブリが多く出現してしまいます。まずゴキブリを駆除することが大切ですが、食品を扱う場所のため、通常の殺虫成分が含まれたスプレータイプの殺虫剤の使用を控えたほうが良いでしょう。
通常の化学殺虫剤の含まれている殺虫剤を使用する代わりに、化学殺虫成分の含まれていない凍殺タイプの殺虫剤を使用するのがおすすめです。凍殺タイプの殺虫剤は、化学殺虫成分を使用していないので、食品周りなどのキッチンで使用しても安心です。また、スプレーした後も、ベタつき、あと残りが無いのも特徴です。
ただし、凍殺スプレーで処理した場合も、ゴキブリの死骸は、しっかりと密封して、処理した周辺はきれいにアルコールなどを用いて拭き掃除は必要です。ゴキブリ自体に病原菌が多く付着している場合があるからです。
妊婦や赤ちゃんがいる家庭で発生した場合
妊婦や赤ちゃんがいる家庭でゴキブリが発生した場合は、通常の殺虫成分の含まれたスプレータイプの殺虫剤を使用しても特に問題はありません。ただし、殺虫剤を使用する部屋からは事前に赤ちゃんや妊婦は移動して、皮膚に付着しないように、吸引することのないように十分な注意が必要です。
またスプレー使用後はしっかりと30分以上の換気をする事もとても大切です。しっかりと換気をしないと、殺虫成分が部屋の空気中に残っているので、赤ちゃんや妊婦が吸引してしまうことになります。また、殺虫成分がかかった床や壁はきれいに拭き掃除を行いましょう。
それでも、寝室や赤ちゃんや妊婦の過ごす部屋で殺虫成分を使用するのがどうしても心配な時には、凍殺タイプの殺虫剤を使用するのもおすすめです。凍殺タイプの殺虫剤には化学殺虫成分が含まれていないので、どの部屋でも安心して使用することができます。マイナス85度前後の冷たい冷気で、数秒で凍殺できるので、あとはきちんと死骸を処理して拭き掃除をするだけ大丈夫です。