独身女性のマンション購入に関するリスクと考え方
独身の女性の方でマンションの購入を検討している方は多いかと思います。もしも独身女性のままだった場合の、終の住処としてのマンションは魅力的とも言えるでしょう。ここではそんな独身女性のマンション購入に関するリスクや考え方についてご紹介します。
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独身女性のマンション購入に関する年収と頭金
独身女性の方でマンションの購入を考えたとしても、どうしても付きまとうのがそのリスクです。「もしもその後、結婚することになったらマンションはどうすれば良いのか?」「将来のことが不安なのにマンションを購入しても大丈夫なのか?」「今の年収からマンションを購入することなどできるのか?」それらの様々な不安に対して一つ一つ考えていきましょう。
独身女性はマンションを購入しても大丈夫!?
独身の女性の方がマンションを購入しても本当に大丈夫なのか。これに対する回答は、多くの場合が「大丈夫」という結論になります。なぜならマンションは独身女性にとって「財産」になり得る要素を多く持っているからです。
そこで一般的な不安の一つである、「結婚したらどうなるのか」と言う問題ですが、もしも独身女性の方が、マンション購入後に結婚をしたのなら、旦那さんになる方とそこに住めばいいというのが簡単な回答です。
せっかくマンションを購入したのですから「そこに住む」というのが当然とも言えるでしょう。でも、もしも購入したマンションが手狭だったら?旦那さんがそのマンションを気に入ってくれなかったら?離れた場所に転勤になってしまったら?その場合も答えは簡単、「賃貸にまわす」もしくは「売却する」のどちらかです。
賃貸にまわすことができれば、ローンを組んでいたとしてもその分を家賃収入で補えます。もちろん家賃収入が上回れば毎月家賃収入を得ることも可能になるのです。このように、出口を用意しておけばマンション購入というのはそこまでのリスクにはなりません。
裏を返せば、上記のような出口を使えるような条件のマンションを購入すべきということです。つまり、独身女性がマンションを購入する時に注意する点は、
・結婚なども視野に入れた間取りを検討する
・借りたいと思う人がたくさんいそうな条件の物件にする
・少しでも高く売れる条件の物件にする
これらの点に注意すれば、独身女性でもマンション購入しても大丈夫と言えるでしょう。
独身女性がマンションを購入する上での年収と頭金
独身女性の方がマンションを購入する際に気になるのは、どれくらいの頭金を用意すれば良いか。またどれくらいの年収があれば安心してマンションを購入することができるか、でしょう。まず頭金ですが、こちらは独身女性の4割超が1,000万円以上の頭金を用意しているというデータがあります。
中には全額をキャッシュで購入という方もいらっしゃるようです。ではそれくらい頭金がなければ独身女性はマンションを購入できないのか、と言うと決してそうではありません。
例えば住宅金融支援機構のフラット系の融資を利用した場合、年収350万、返済期間25年とした場合、約2,000万円の融資が可能です。(条件によります)その場合の毎月返済額は、約8.7万円となります。(金利2.2%で計算)頭金を500万円用意できるとしたら、2,500万円の物件まで購入対象になるということです。この数字を見て少し現実味が増したという独身女性の方も多いのではないでしょうか。
独身女性のマンション購入リスクについて
ローン返済が独身女性のマンション購入リスク
上記のように、条件さえ合えば独身女性の方でも十分にマンション購入は可能ですが、その際のリスクについて少し紹介しておきます。まず当然ながら、「ローンの返済」というのが最大のリスクとも言えるでしょう。融資を受けるわけですから、それは毎月返済しなくてはなりません。
これはマンション購入時の頭金の割合にもよってきますが、長期によってローンの支払いが発生することになります。今後なにか不測の事態がおこり、収入が減少したとしてもそれは変わりません。
貯蓄が減りやすい独身女性のマンション購入リスク
このような独身女性のマンション購入に対するローンの返済というのは貯金にも影響を与えます。もしも収入が減少した場合に、収入に対するローンの返済割合は上昇します。つまり今まで貯蓄に回していた分が、ローンの返済にまわるということになります。
将来的な資金計画を立てていた独身女性の方はこの時点で計画の修正を迫られるでしょう。しかし住居に対する支払があるというのは、賃貸でも変わりません。やはり将来的に財産になるマンション購入は、独身女性にとって検討すべき魅力的な選択と言えます。