食器用でも!中性洗剤の上手な活用法
中性洗剤(食器用洗剤)の便利さについて注目してみました。現代で販売されている食器用洗剤はほとんどが中性洗剤です。中性洗剤は油汚れだけでなく、他にも様々な汚れを落とす万能な洗剤なので、家中の掃除に用いる事が出来ると評判になっています。
このページでは中性洗剤の特徴や魅力をお伝えすると共に、どんな掃除に使用できるのかを紹介していきます。使用する際の注意点もお伝えしていますので是非最後までご覧ください。
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中性洗剤とは
中性洗剤とは液性が中性のものを指します。液性は以下の大きく5つに分類することができます。
- 酸性
- 弱酸性
- 中性
- 弱アルカリ性
- アルカリ性
液性はph(ペーハー)と呼ばれる0~14の数値で表すことができます。0に近いほど酸性、14に近いほどアルカリ性となり、中性の数値は6~8となります。
0に近いほど、または14に近いほど洗浄力は強くなりますが、どんな汚れかによって使い分けるのが重要なポイントとなります。
中性洗剤の成分
中性洗剤に限らず、どの洗剤にも界面活性剤が使用されています。
中性洗剤の場合は界面活性剤を主成分としており、酸性やアルカリ性の洗剤に比べて肌への刺激が少ない洗剤となります。
しかし、洗浄力が強いわけではないので、食器や浴室、トイレ等の簡単な汚れに使用しやすいのが中性洗剤の特徴となっています。
界面活性剤とは?
分子内に親水性と親油性を持っている物質であり、水と油のように混ざり合わないものを混ぜ合わせる働きを持ち、その作用によって汚れを浮かせて落とす役割を持っているのが界面活性剤です。
食器用洗剤だけでなく洗濯洗剤やシャンプー等、幅広く利用されています。
中性洗剤の特徴
中性洗剤は刺激が少ない洗剤とされており、肌への刺激が少ないので食器用洗剤に非常に向いている洗剤であると言えます。
しかし洗浄力が強いわけではないので、軽めの汚れに使用する分には問題ありませんが頑固な汚れには向いていない洗剤です。
また、中性洗剤は金属・プラスチック・ゴム系・陶器・石材など、多様な素材に使用する事が出来る魅力もあります。例えば、サッシの溝部分や浴室の排水口、フローリング掃除や網戸など使用できる範囲は広く、中性洗剤1本で家中の掃除に活用することもできます。
家具や畳拭きにまで使用できるので非常に汎用性が高い万能な洗剤と言えます。
食器用中性洗剤を掃除で活用する場合のポイントや注意点
どこの掃除をするかによって原液か水で薄めて使用するのかが変わってくるので注意して下さい。床や家具など原液で使用してしまうと、変色やシミの原因になる事もあるので気をつけましょう。
また、食器用洗剤は泡立つように作られているため、洗剤の量が多いと泡がたくさんできてしまいます。掃除する場所にもよりますが、水で薄めて使用する時は数滴だけ使用するようにしましょう。
酸性やアルカリ性洗剤と違って成分的に混ぜ合わせてはいけないものはありませんが、塩素系の洗剤と混ぜて使用しないようにしましょう。洗浄力が落ちてしまう可能性があります。
食器用中性洗剤の活用方法
中性食器用洗剤の活用方法を紹介していきます。
中性洗剤1本で家中の掃除をする事ができるので、年末の大掃除にも活躍させる事ができます。ぜひチェックしてください。
トイレ掃除
トイレ掃除に中性洗剤を使用する場合は便器は原液を使用し、床や壁などは薄めた洗剤を使用しましょう。便器は直接原液を使用するのですが、たくさん使いすぎると泡立ってしまい掃除がしずらくなるので、2~3滴ほどだけたらしてトイレブラシで汚れを落としていきます。
また勢いよくブラッシングしてしまっても泡立って流しにくくなるので、汚れている箇所以外は撫でるように磨いてください。便座や壁などは薄めたものを霧吹きで吹きかけ、雑巾で拭く方法がおすすめです。
キッチン掃除
キッチン周りは中性洗剤が特に活躍できる場所になっています。油汚れに強いのでコンロの周りや魚焼き器の中など全体的に掃除する事ができます。食器を洗う時のようにスポンジに洗剤をつけて、少し泡立ててから使用すると油をしっかり吸着して汚れを落としやすくなります。
シンクも同様の洗い方でキレイになるので一度試してみてくださいね。また油がはねてベトベトになった壁には水で薄めたものを霧吹きでふきかけて掃除するのがおすすめです。
フローリング掃除
フローリング掃除をするときは必ず薄めて使うようにしてください。原液のまま使用すると変色やシミになってしまう可能性があるので気を付けましょう。全面的に掃除をする場合はバケツ1杯の水に中性洗剤を2~3滴たらして薄めていき、その中に雑巾を入れて含ませて水拭きしていく方法がおすすめです。
汚れてしまった部分だけを掃除したい場合は薄めて霧吹きに入れて置くと便利です。霧吹きにいれて薄める場合は1滴くらいで充分なので、入れすぎないように注意してください。
お風呂掃除
お風呂場汚れは皮脂(酸性)や水垢(アルカリ性)がメインなのですが、中性洗剤は両方中和させて汚れを落としてくれるのでお風呂場掃除にとても向いています。
お風呂場は薄めて掃除するのがおすすめですが、他の場所よりも少し多目に洗剤を使用して下さい。お風呂場洗剤と違い食器用洗剤は泡立ちがあるので、大体スプーン1杯分ほどあれば浴槽や排水口、床や蛇口など洗う事が出来るのでコスパ的にもおすすめです。
少し大きめの桶に水を張りスプーン1杯分ほどの中性洗剤を入れます。桶がなければ浴槽に少しだけ水を張っても良いですし、前日の残り湯を使用しても大丈夫です。中性洗剤を薄めた水にスポンジをひたして掃除をしていきます。少し汚れが落ちにくい箇所には原液を使って掃除してみましょう。
食器以外にも活用できるおすすめ中性食器用洗剤
ここでは食器洗いだけでなく、キッチンやお風呂掃除等でも活用できるおすすめの中性食器用洗剤を紹介していきます。
きつめの汚れには酸性やアルカリ性(塩素系)の洗剤が向いていますが、簡単な汚れならこれ1本で済ますことができるのでぜひチェックしてみてください。
花王 / キュキュット
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食器用洗剤で特に有名であり、種類が豊富なのが特徴です。
除菌機能があるものやスプレータイプ等、自分の目的や使いやすい種類を選びやすいです。
無香料・無香性の種類がないので匂いが苦手な人にはおすすめできませんが、洗浄力がしっかりとしており安定した人気がある中性食器用洗剤なので、どれにすればいいか迷っている人におすすめできます。
補足ですが、数量限定で無香性の泡スプレーが展開されていたので、どうしても匂いが苦手な人はぜひチェックしてみてください。
>>花王の口コミ評判とおすすめ食器用洗剤について詳しくはコチラ
ライオン / CHARMY Magica(チャーミー マジカ)
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洗浄力が高いことで非常に人気が高い中性食器用洗剤です。ナノ洗浄によって油汚れをサラサラ落とすことができる特徴があります。
除菌もできるので、食器だけでなくトイレやお風呂等の掃除にも活用しやすいメリットを持っています。
無香性のマジカもあるので、クセなく様々な場所に使用しやすいのもポイントです。
>>ライオンの口コミ評判とおすすめ食器用洗剤について詳しくはコチラ
サラヤ / ヤシノミ洗剤
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ヤシノミ由来の洗浄成分を使用しており、無香料・無着色の無色透明な中性食器用洗剤です。
必要以上の洗浄成分を配合していないので肌への刺激がしっかりと考えられており、排水は微生物に分解されるエコな食器用洗剤としても非常に有名です。野菜洗いに使用することもできます。
ポンプ式なので食器洗いの時だけでなく、いろいろな掃除で活用する際も使いやすいのが魅力となっています。
詰め替え用の種類も充実しているので、肌への刺激やエコ、コスパが気になる人にぜひおすすめしたい中性食器用洗剤です。