使いすぎると臭い?柔軟剤の香りに対する周囲の評判
近年、香り付きの柔軟剤の人気が非常に高く、メーカーからも様々な香りを楽しむことができる柔軟剤が展開されています。
香水代わりに柔軟剤を使っている人が多いですが、中には柔軟剤が苦手な人もいます。
体調を崩してしまう人やアレルギー反応が出てしまう人などもおり、社会問題ともいえるトラブルは増加傾向にあります。
ここではそんな柔軟剤の香りに対する周囲の評判について紹介していきます。
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実は臭い?!柔軟剤の香りについて
最近は香り付き柔軟剤がブームということもあり、いい香りの柔軟剤の種類が非常に豊富になっています。
香水代わりに柔軟剤を利用している人も増えており、中には柔軟剤を使用する量を規定量よりも増やして香りを強めている人もいます。
しかし、中には柔軟剤の香りが苦手という人もおり、中には「臭い」と思ってしまう人もいます。
特に人気の高いダウニーの柔軟剤は特徴のある甘い香りがあるので、それが苦手という人も少なくないようです。
特に店舗の中や電車の中などの閉鎖された空間では、柔軟剤の香りが平気な人にとっては問題ありませんが、苦手な人にとっては悪臭のように感じてしまう人もいます。
自分ではそんなに香りが強くないつもりでも、香りの感じ方にはもちろん個人差があるので、柔軟剤の香りについては公共の場では配慮する必要があります。
神奈川県が2011年に、国内外の柔軟剤15点を洗濯に使用する時の濃度に薄めて香りの強さと調べたところ、ほとんどの商品が、香りの強さを示す臭気指数が県が定める住宅地での工場排水の規制値程度だったとされています。
スメルハラスメントや香害という言葉が出てくるほど、柔軟剤の香りが苦手な人がいることを理解しておきましょう。
柔軟剤の香りのトラブルの増加
全国消費生活情報ネットワーク・システムである「PIO-NET」によると、寄せられた相談は柔軟剤の香りに関する相談件数が2008年では14件でしたが、2012年では65件と急増しています。
柔軟剤の相談件数187件のうち、危害とされる情報は115件であり、実に61%にも上る数値となっています。
以前の柔軟剤は、部屋干しの臭いや汗の臭い対策など、香りが弱めの柔軟剤が主流となっていました。
しかし、2000年代に入ってからダウニーなどの香りが強い柔軟剤がブームとなったのを皮切りに、国内メーカーからも香りをメインとした柔軟剤が増えておりそれが原因を考えられています。
事例としては、柔軟剤を使用して部屋干ししたタオルを使用したところ咳が止まらなくなり、メーカーから診察を受けるように促され、原因不明と診断され複数の薬を処方してもらったというものや、隣人の洗濯物の香りで頭痛や吐き気を催したというものもあります。
国民生活センターからの呼びかけ
国民生活センターが会見にて「柔軟剤のにおいについては、においの強さの感じ方には個人差がある。使用量が過度にならないよう、配慮する必要性がある。」という消費者に向けて異例の呼びかけを行っています。
この他にも柔軟剤を展開しているメーカーに向けて、消費者が柔軟剤の過度な使用を控えるように啓発活動を行う要望も出しています。
業界団体の調査では、柔軟剤を利用している人の4人に1人未満が規定量の2倍以上の柔軟剤を使用しているという結果が出ています。
知らないところで大きな問題になっていることをご存知でしたか?
柔軟剤の香りの影響
柔軟剤は通り過ぎたりするとふわっとしたいい香りではありますが、それによって体調を崩してしまう人もいます。
どんな影響があるのか紹介していきます。
気分や体調が悪くなる人
柔軟剤の香りによって、のどや鼻、頭などが痛くなる人もいます。
気分が悪くなって吐き気を催してしまう人もいるほどなので、柔軟剤の使用には配慮が必要です。
特に電車の中や飲食店などではその影響はさらに大きくなります。
TPOを考えて柔軟剤を使用する必要がありそうですね。
喘息などの化学物質過敏症
柔軟剤の香りは喘息の人にとっては非常に迷惑なもののようです。
発作の引き金になる場合もありますし、咳が止まらなくなってしまう人もいるようです。
喘息だけでなく、化学物質過敏症にとって柔軟剤の香りは症状が出る引き金になることは理解しておきましょう。
柔軟剤の香りの対策法
柔軟剤の香りは感じ方に個人差がある分、使用する場合は配慮が必要になります。
以下で使用者ができる対策を紹介していきます。
柔軟剤を使用する量を控えめにする
柔軟剤を使用する時は規定されている量を使用するのはもちろんですが、TPOに合わせて使用する量を調整することをおすすめします。
電車など密度が高い空間や、飲食する場所では使用する量を少なめにするか、できるなら使用しないという選択肢もあります。
最近では規定よりも多い量の柔軟剤を使用する人が多いですが、できるだけ規定された量を守って使用するようにしましょう。
無香料の柔軟剤を使用する
1番良い対策が無香料の柔軟剤を使用することです。
香りがしないので誰に迷惑をかけることもありませんし、柔軟剤のやわらか仕上げや静電気防止などの柔軟剤の効果をしっかりと得ることができます。
無香料でなくても、気にならない程度のほんのりとした香りの柔軟剤もありますので、TPOに合わせて香り付きの柔軟剤と使い分けてもいいかもしれませんね。
柔軟剤ではなくファブリックミストを使用する
スプレータイプのアイテムで、香り付けや抗菌効果、消臭効果が特徴となっているのがファブリックミストです。
非常にやわらかい香りですし、吹きかける量で調整できるのでTPOによって使い方を変えることができます。
やわらかい香りで調整しやすいファブリックミストですが、使いすぎると香りが強くなってしまうので使用量には十分注意してください。
香りが強くないおすすめの柔軟剤
柔軟剤が苦手な人でも気にならない無香料や香りが弱い柔軟剤を紹介していきます。
ベビーファーファ おむつ肌着用柔軟剤
現在の価格はコチラ |
柔軟剤で非常に有名なブランドであるファーファが展開しているのが「ベビーファーファ おむつ肌着用柔軟剤」です。ベビーファーファとなっていますが、一般的な衣類に問題なく使用することができます。
液体自体に若干の香りはありますが、洗濯で使用するとしっかりと無香料になっています。
柔軟剤効果も申し分ないおすすめの無香料の柔軟剤です。
ダウニー(Downy) フリー&ジェントル
現在の価格はコチラ |
香り付き柔軟剤で抜群の人気を誇るダウニーが展開している無香料の柔軟剤が「ダウニー(Downy) フリー&ジェントル」です。
ダウニーの柔軟剤では珍しく無香料の柔軟剤になっており、TPO関係なく匂いを気にせずに使用することができます。
柔軟剤としての効果ももちろんあるのでぜひ使ってみていただきたい商品です。