タイミングが大事!柔軟剤の正しい使い方
洗剤と一緒に使うことで衣類を柔らかく仕上げることができる柔軟剤ですが、正しい使い方をしないと柔軟剤の効果を得られないだけでなく、洗剤の洗浄力にも影響を及ぼす場合もあります。お互いの効果を発揮する為にも、間違った使い方をしないように注意する必要があります。
ここではそんな柔軟剤の正しい使い方について紹介していきます。
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柔軟剤を使うことによるメリット
柔軟剤を使用することによって以下の効果を得ることができます。
- 衣類をふんわり柔らかく仕上げる
- 衣類に香り付けできる
- 静電気を防止する
- 嫌な臭いを消臭・防臭することができる
- 菌の繁殖を抑える
- 洗濯シワを軽減する
- 洗濯物のからみを軽減する
柔軟剤には柔らか仕上げや香り付け以外にも様々な効果があるのでチェックしておきましょう。
柔軟剤がデメリットになる場合も
柔軟剤を使用すると繊維をコーティングすることになるので、吸水性が低下することになります。タオルやハンカチなどに柔軟剤を使用する場合はある程度注意が必要もしれません。
それだけでなく、使用する柔軟剤によっては成分によって肌への刺激を強くなってしまう場合があります。赤ちゃんの衣類に使用する場合や肌が弱い人は注意してください。
柔軟剤入り洗剤を使用するのもアリ
洗剤と柔軟剤は別々のタイミングで使用する必要がありますが、柔軟剤入り洗剤なら洗濯の開始時に投入するだけで済む手軽さがあります。
本来の柔軟剤よりも効果が薄いと感じる人もいるようですが、洗浄と同時に衣類に柔軟剤の効果を発揮することができます。
ドラム式洗濯機は柔軟剤シートを使ってもOK
ドラム式洗濯機のような乾燥機付き洗濯機や乾燥機がある場合は、柔軟剤シートを使ってもOKです。
乾燥を開始する時に柔軟剤シートを入れるだけで柔軟剤と同じ効果を得ることができるのが特徴です。
柔軟剤シートは洗濯以外にも様々な使い方があるおもしろいアイテムなのでぜひチェックしてみてください。
柔軟剤を投入するタイミング
柔軟剤を使用する場合は投入するタイミングが非常に重要です。
洗剤と一緒に柔軟剤を投入してしまうとお互いの成分が効果を消し合ってしまい、汚れが落ちづらく柔軟効果も得られなくなってしまいます。
洗剤をしっかりすすいで汚れや洗剤の成分が残っていないきれいな水になった時に投入することによって、柔軟剤の効果が十分に発揮されることを覚えておきましょう。
柔軟剤の正しい使い方
柔軟剤は使用する洗濯機のタイプによって使い方に違いがあります。柔軟剤本来の効果を発揮する為にも、洗濯機に合わせた使い方をしてみてください。
全自動洗濯機で使用する場合
全自動洗濯機には柔軟剤投入口があるので利用するようにしてください。
1.洗濯機に洗濯物を入れる
洗濯槽の容量の7割~8割を上限に洗濯物を入れます。
洗濯物を入れすぎると洗濯中の衣類の動きが鈍くなりますし、洗剤や柔軟剤がうまく行き渡らずムラになってしまう可能性があります。
ホックや飾りなど衣類に引っかかるものが付いている場合はネットに入れるようにしてください。
2.計量して洗剤を投入する
洗濯物の量や水の量によって適切な量を投入してください。
洗剤投入口がある場合は利用し、ない場合は注水中に投入するなどムラが出ないようにしてください。
3.柔軟剤を柔軟剤投入口にセットする
洗濯が始まる前に柔軟剤を柔軟剤投入口へセットしてください。
すすぎ2回目に自動的に柔軟剤が投入されます。
ドラム式洗濯機で使用する場合
ドラム式洗濯機には洗剤・柔軟剤の投入口があるので利用するようにしてください。
1.洗濯機に洗濯物を入れる
洗濯槽の容量の7割~8割を上限に洗濯物を入れます。
洗濯物を入れすぎると洗濯中の衣類の動きが鈍くなりますし、洗剤や柔軟剤がうまく行き渡らずムラになってしまう可能性があります。
ホックや飾りなど衣類に引っかかるものが付いている場合はネットに入れるようにしてください。
2.計量して洗剤を投入口にセットする
洗濯物の量や水の量によって適切な量を投入口へセットしてください。
3.柔軟剤を柔軟剤投入口にセットする
洗濯が始まる前に柔軟剤を柔軟剤投入口へセットしてください。
すすぎ2回目に自動的に柔軟剤が投入されます。
二槽式洗濯機で使用する場合
二槽式洗濯機には柔軟剤の投入口がないので手動で投入します。タイミングに注意してください。
1.洗濯機に洗濯物を入れる
洗濯槽の容量の7割~8割を上限に洗濯物を入れます。
洗濯物を入れすぎると洗濯中の衣類の動きが鈍くなりますし、洗剤や柔軟剤がうまく行き渡らずムラになってしまう可能性があります。
ホックや飾りなど衣類に引っかかるものが付いている場合はネットに入れるようにしてください。
2.計量して洗剤を投入する
洗濯物の量や水の量によって適切な量を投入してください。
注水のタイミングで投入するなど洗剤にムラが出ないようにしてください。
3.すすぎの水がきれいになったら柔軟剤を投入する
2回目以降などすすぎの水がきれいになったら柔軟剤を投入してください。
2分~3分洗濯機を回して脱水してください。
手洗いで使用する場合
手洗いが必要な衣類の場合は以下の方法で柔軟剤を使用してください。
1.すすぎ3回目に柔軟剤を入れる
洗濯物を洗い終わったら、すすぎ3回目の水に柔軟剤を投入してください。
2.衣類を軽く押す
衣類を軽く押しして柔軟剤を浸透させるようにしてください。
3.軽く脱水する
柔軟剤の効果を得やすいように軽く脱水してください。
念入りに脱水してしまうと十分な柔軟剤の効果を得られない可能性があります。
柔軟剤の使い方の注意点
上記の手順に加えて柔軟剤を使用する上での注意点を紹介していきます。
柔軟剤の用量を守る
柔軟剤の使用量はパッケージに記載されている通りの適切な量を使うようにしてください。
少ないと柔軟剤の効果が薄れてしまいますし、多すぎると衣類の吸水性が低下したり風合いも変わってしまいます。
近年では香りを強く付ける為に柔軟剤を多めに使用する人が増えています。中には柔軟剤の香りが苦手な人もいるので、そういった人に配慮することも大切です。
柔軟剤を洗剤と一緒に投入しない
上述していますが洗剤と柔軟剤を一緒に投入してしまうと、お互いの効果を消し合ってしまいます。
汚れが落ちづらくなりますし柔軟剤の効果が得られないので一緒に投入するのはやめるようにしましょう。
すすぎ1回で使用しない
すすぎが1回だと衣類や水に汚れが残っていたり、洗剤の成分が残っている場合があります。
この場合でも柔軟剤の効果が発揮しづらくなってしまうので、すすぎ2回目以降に使用するようにしてください。
脱水をかけすぎない
脱水をすると水に溶けた柔軟剤の成分を外へ排出してしまうことになるので、柔軟剤の効果を十分に得たい場合は脱水の時間はなるべく短くするようにしてください。
柔軟剤同士をブレンドしない
香りを頼む為に柔軟剤をブレンドして使用する人もいるようですが基本的にはしないことをおすすめします。
柔軟剤はその製品のバランスを考えて香料などが調合されています。ブレンドすることによってバランスが崩れてしまう場合もあるので、メーカーが推奨している製品以外をブレンドするのは避けた方が無難です。
洗濯物を詰めすぎない
洗濯機に洗濯物を詰めすぎると汚れが落ちづらくなるのはもちろんですが、柔軟剤の成分が衣類に行き渡らない可能性があります。
柔軟剤の使用に注意が必要な衣類
衣類に中には柔軟剤を使用する場合に注意が必要なものや使用しない方がいい素材もあります。主に「吸水性が重要な衣類」は柔軟剤を使用しないほうが良いケースもありますので注意しましょう。
マイクロファイバー
マイクロファイバーに柔軟剤を使うと繊維を傷めてしまう可能性や耐久性を低下させてしまう場合があります。
タオルやハンカチ
一見柔軟剤を使用しても問題なさそうなタオルやハンカチですが、柔軟剤を使用することによって少なからず吸水性が低下してしまいます。
使用する場合は使用量を少なめにしたり、柔軟剤の使用頻度を下げるようにしたほうがいいかもしれません。
布おむつ
赤ちゃんの使用する布おむつですが、柔軟剤を使用することによって吸水性が低下してしまう可能性があります。
柔らかく仕上げたい気持ちはあるとは思いますが、布おむつへの使用は控えたほうがいいかもしれません。
また、柔軟剤の成分が赤ちゃんの肌への刺激になる可能性があるので注意してください。